江東区|屋根塗装工事を実施時に錆びた棟板金も交換メンテナンス!
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
築13年のスレート屋根です。屋根の変色が気になり、劣化をしていないか気になったという事でお問い合わせを頂いております。。
近年、「屋根材は何ですか?」と伺うとスムーズに「スレートです。」とお答えして頂くことが増えました。
それほど、スレート屋根材の使用率とメンテナンスについて知ろうという方が増え、嬉しい限りです。屋根は住宅にとって雨漏りを防ぐ最も重要な部位だと思います。
使用している屋根材の種類によって、当然特徴も補修方法も違いますので理解をした上でメンテナンスをして頂ければ思います。
ちなみにスレートには「カラーベスト」や「コロニアル」と呼ばれる屋根材も含まれますが、それらは多く普及された商品名ですので素材自体は変わりません。
【点検の様子】
まずスレートと呼ばれる屋根材は主成分の多くはセメントです。およそ5㎜程度の厚さですが、雨や風に耐え雨漏りを防ぐほどの強度を持っています。
スレート屋根の特徴
・軽量:1㎡あたり20㎏、これは瓦の約1/3程になります。
・豊富なカラーバリエーション:製品自体にもバリエーションが多いのですが、塗装が出来るので更に選択肢が広がります。
・デザイン性:シンプルな為、和洋どちらにも合わせることができます。
・比較的安価:瓦などと比べると施工自体も簡単な事も影響しています。
以上の点を踏まえて、新築時に指定しなければほとんどの住宅がスレート屋根で葺かれている事でしょう。
スレート屋根のメンテナンス方法は、築年数や屋根の状態によって変わります。
まず、新築から10年頃を経過したところで、屋根塗装が必要になります。主成分がセメントの為、塗膜で水分の吸収を抑えることが屋根の耐久性に繋がるからです。
塗膜の劣化サインは、苔や藻の発生・屋根材の浮きや反り・屋根材自体が吸水しボロボロになっていないか等です。
20年後のメンテナンス時に、屋根材に破損や浮き・反り等の問題が無ければ、再度塗装メンテナンスが可能です。
補修工事の中でも塗装が最も費用を抑えられますので、出来る限りこの状態で維持したい所です。
しかし、雨風にさらされ徐々に劣化する屋根材はそうもいきません。割れが酷い場合、雨漏りを起こしてしまった場合は屋根塗装ではどうにもできません。
そこで屋根カバー工法や屋根葺き替え工事が必要となります。
塗装メンテナンスの目的は、雨漏りを起こしにくい屋根、割れにくい屋根、見栄えを損ねない屋根に維持する事です!
塗装が屋根の寿命を決めると言っても過言ではありませんので、しっかりと理解しておきましょう。
屋根塗装の際にもう一点、補修しておきたいのは棟板金です。丈夫な鋼板ですが下地は木材の事ケースが多く、雨水の浸入によって腐食することが考えられます。
また鋼板である限りは必ずいずれは錆びます。錆びるとどうなるか?
変色はもちろんのこと、腐食し内部を露出させる可能性、外れて落下するリスクも抱えてしまいます。
問題が無いように見えても、しっかりと固定が出来ているのか確認をし、釘の浮きや抜け確認を行います。
一度外れて補強をし直したというG様邸ですが、そのような場合は一度下地貫板から取替工事を行った方が良いでしょう。
一度抜けた釘を打ち直しても、決して固定力が回復するわけではありません。
また外れる心配を抱えるよりは、一度のメンテナンスでまとめて取り替えてしまった方が、後々を考えても二度手間にならず良いでしょう。
先ほどメンテナンスの時期は説明いたしましたが、スレートの塗り替えが必要なサインを紹介します。
・苔や藻の発生→屋根がオレンジ色に見える住宅は苔が発生しています。塗膜が劣化し屋根が水を含んだ土の状態になってしまっています。
・色褪せ→全体的にぼやけた印象になってくると、塗料の耐久性が低下している証拠です。
・小さなひび割れ→ヒビ程度では雨漏りの原因とはなりません。この時点で補修をし表面保護をすることでそのまま寿命まで使用することも出来ます。
※大きなひび割れは、気付いていないだけで雨漏りを起こしていることもあります。一度小屋裏の確認をさせて頂く事もございます。
苔の発生や色あせは、立地・方角によっても差が出てしまいますので、一番状態が悪い所を基準にし補修内容を決めていきましょう。
【棟板金交換工事】
屋根塗装を行う前に棟板金の交換工事を行う事で、鋼板の表面保護をすることも出来ます。安全対策・水や塗料の飛散防止に足場仮設とメッシュシートの取付を行います。
棟板金と貫板を外し清掃、新たに貫板を設置していきます。
貫板に使用されている杉板は、日本で最も自生・植林されています。柔らかく加工がしやすく、日本の環境にもっとも適しているとも言われています。
しかし、木材が雨水を吸収するのは仕方のないことで、木材の腐食を不安視される方には、樹脂製の貫板でのご提案も可能です。
棟板金を設置し、工事は完了です。換気棟部分には防水性能が求められますので、しっかりと施工していく必要があります。
換気棟は、小屋裏の換気のために取り付けられています。棟部分に穴を開け熱の排出を行いますが、雨水の浸入をさせない優れものです。
軒天や妻換気と併用することで、更に高い効果を期待できます。小屋裏の熱を逃がすことで、室内温度上昇の抑制・湿気を逃がし快適な空間にすることが可能です。
取り付けるだけで電気代も掛からない換気設備になりますので、長期的にみても嬉しい機能です。ぜひ他の小屋裏換気との併用もご検討くださいませ。
【屋根塗装工事】
棟板金交換後に屋根塗装を行っていきます。まずは高圧洗浄で付着した苔を洗い流していきます。
オレンジ色に染まっていた屋根も洗浄で苔の根絶ちを行っておりますので、色味が無くなりました。
白く見えているのは屋根材の素地です。如何に塗膜の劣化と苔のコーティングがされていたのかが分かりますよね。
この状態が続くことで、更に苔が繁殖し、屋根材が雨水を滞留させてしまいます。スレートの浮きや反りの原因になり、割れへと発展してしまいますので塗装で保護していきます。
下塗りにはヤネ強化プライマーEPOです。下塗りの役割は、素材と塗料の密着性の向上と素材の吸い込み止めです。綺麗に仕上げる為には下塗り作業が非常に重要と言えます。
満遍なく塗っていき、しっかりと乾燥させます。
下塗り後にタスペーサーを設置し、毛細管現象防止の縁切り作業を行いました。
続いては中塗り、ヤネMシリコンです。塗料を選択するときには、下塗りと仕上げ塗料の相性がある為、同じメーカーの塗料が最適と言われています。
撥水性・防水・耐水性に優れている塗料の為、屋根表面をしっかりとガードし苔や藻の発生を抑えます。使用色はネオブラック、光沢性の高い艶でくすんだ屋根を蘇らせます。
上塗りを重ね乾燥させて工事は完了です。棟板金も交換することで、長期間に渡って問題の起きにくい屋根に仕上げることが出来ました。
塗り替えで綺麗になった以上に、塗装の保護が重要です。屋根を寿命まで使用できるようにメンテナンスをしていくのはお客様です。
塗料についてのご質問や、屋根の劣化点検依頼も街の屋根やさんが承っております。お気軽にご相談くださいませ。
記事内に記載されている金額は2018年10月31日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 賃貸戸建てで借用時からサンルームが破損していましたが、家族が増える関係で部屋の用途が変わった為、修理を自費で行うことにしました。
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネットでサンルームの交換で調べていた際に見つけました。
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- 金額により工事を行うか検討したかったので、すぐに問い合わせを行いました。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 価格とレビューを参考に問い合わせました。
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 丁寧に説明してもらったので、安心してお願いすることができました。
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 価格と工事の丁寧さ。
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 他社へは行っていません。インターネットで出てきた価格相場と比較しました。
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- 価格とレビュー。
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 担当していただいた方にとても丁寧に対応していただきました。
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- 丁寧に対応してもらえるのでおすすめです。
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