屋根リフォームで相見積を考えている方へ、相見積りの必要性と失敗しない正しい活用法
屋根の工事や補修、屋根リフォームなどを行う場合、複数の業者からお見積もりを取ることを相見積もりと言います。さまざまな業者からお見積もりを取ることによって、金額や条件を比較し、ご自身にとって最適なものを選ぶためです。相見積もりにはメリットも、デメリットもありますが、基本的に行うべきものなのです。
【動画で確認「相見積りの必要性」】
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屋根の工事や補修、屋根リフォームなどを行う場合、複数の業者からお見積もりを取ることを相見積もりと言います。さまざまな業者からお見積もりを取ることによって、金額や条件を比較し、ご自身にとって最適なものを選ぶためです。
食材や家電を購入する際、ほとんどの方が折込みチラシやインターネットで価格やその性能などを比較するのではないでしょうか。基本的にはこれと同じことです。屋根工事などのリフォームでも一般的に行われていますし、さまざまなサイトにも「屋根リフォームでは相見積もりを取って、複数の業者を比較・検討しましょう」と掲載されています。
複数の業者を比較し、検討できるというのは大きなメリットですよね。だいたいの相場も分かりますし、訪問してきた業者の印象をうかがい知ることもできます。
相見積もりをするのが一般的と言っても、お客様の中には「お見積もりしてもらったのに、お断りしてしまうのは失礼なのでは」と考えられる方もおられると思います。それが業者のお仕事とはいえ、確かに何となく申し訳なく思ってしまうことも事実です。こういったことがとても負担になってしまうという方もおられるでしょう。慣れれば何ということはないのですが、一生のうちにそう何回も屋根リフォームをするわけではありません。慣れるほど、その機会がないというのが実状なのです。
そういったことを踏まえた上でまずは相見積もりのメリットとデメリットを見ていきたいと思います。デメリットを知った上で、相見積もりの重要性をご理解いただければ、幸いです。
よく「相場を知ることによって、適正な価格かどうかを判断するため」それが相見積もりの必要性だと語られます。しかし相見積もりはそれだけではありません。
屋根リフォームにおいて最も重要な信頼できる業者かどうかを調べることができる機会でもあります。お家で最も重要な部分である屋根だからこそ「地域密着」の「優良業者」に頼まなくてはなりません。お見積もりを頼んだ業者が優良かどうかをサイトに掲載されている実績や施工事例、お客様からの評価だけでなく、実際に体験できる機会と考えてください。相見積もりは価格を比較するためだけのものではないのです。
屋根工事の種類によっては相見積もりに向かないものもあります
屋根は天災の影響を極めて受けやすい部分です。『地震などで瓦がずれた・落下した』、『台風などの強風で棟板金が剥がれた』、『雨漏りが発生した』などは相見積もりに向かない工事です。
これらはいずれも緊急性の高いものであり、すぐにでも補修しなければなりません。
複数の業者が点検を行い、お見積もりが出揃うまではどうしても時間がかかってしまいます。それまで良好な天候が続くという保証はどこにもないからです。
相見積もりが可能なのは雨漏りが発生しておらず、屋根としての機能を保っていることが条件となります。
相見積もりのメリットの詳細を見ていきましょう
1. 金額が比較できるので、相場が分かる
同条件で複数の業者にお見積もりを頼んだ場合でも、金額はそれなりに差がでてきます。しかし、金額が倍近く違うということはありえません。やたらと安かったり、高かったりする業者は優良業者ではない可能性が高いのです。高いのは単に暴利をむさぼっているだけかもしれませんが、安いのには安いだけの理由が必ずあります。そして、それはお客様にとって不利に働くことが多いことを忘れないでください。
2. 業者同士で競争心理が働く
優良業者どうしで相見積もりになった場合、「私達の方が納得のいく価格でお客様に絶対のご満足のいく工事ができる!」というプライドを持っています。金額面でも、サービスでも期待できるということです。このような優良業者が複数、お見積もりに来てくれたなら、お客様にとってとても有意義なものになるでしょう。その屋根リフォームはとても満足できるものになるはずです。
3. 比較・検討する時間を持てる
中には契約を急がせる業者もいるでしょう。そういった業者には「他の業者からもお見積もりを頼んでおり、まだ貰っていません」ということを理由に待ってもらうこともできます。
「お見積もりが出揃ってから、家族全員で検討したい」と伝えるのも有効です。
契約したいという気持ちは分かるのですが、「お家のことですから、ご家族全員でじっくりお考えください」という言葉がほしいものです。
4. 点検や調査に来た際に業者の様子をじっくりと観察できる
相見積もりで最大のメリットとなるのがこれです。点検や調査に来た業者がどんな対応をするのか見ることができるのです。
お家や敷地の広さによりますが、屋根にのぼって各部分をデジカメなどで撮影しながら、1時間近くをかけて見てくれる業者もいます。
反対に屋根にのぼらず、お家の周囲からちょっと見上げただけで10分もしないうちに終了してしまう業者もいます。
どちらが信用できるかと言えば、圧倒的に前者ですよね。業者が点検に訪れる際はできるだけ在宅時に来てもらいましょう。
続いて相見積もりのデメリットの詳細を見ていきましょう
1. 業者によってお見積もりの書き方が違うのでどう判断していいか分からない
シンプルなお見積もりもあれば、詳細なものもあり、中には見るのが辛くなるような大量の項目が並んでいるものもあります。
実測で屋根の面積を計測している場合はその数値が業者ごとに微妙に異なっている場合もあります。図面などではなく、手で屋根の面積を計測した場合、どうしても誤差が生じてしまいます。その数値の差が大きくなければ問題ありません。実測の場合、このような誤差が起こりえることを理解しておきましょう。
2. 現地調査をしっかりと行わない業者がいる
相見積もりということが分かるとやる気をなくし、点検や調査を適当に済ませてしまう業者もいます。モチベーションが低下し適当な仕事で良しとしてしまうのはプロとしては失格です。 逆に言えば、「相見積もりですか。負けないように頑張りますので、よろしくお願いします」という業者を見つけるチャンスでもあります。
3. どの業者に頼むのが正解なのか悩んでしまう
相見積もりをお願いしている業者が多すぎると、選択するのにも苦労します。「船頭多くして船山に登る」という諺と同じです。3社程度にしておくのが理想です。
4. 業者にお断りをしづらい
前述のようにお見積もりを依頼した業者にお断りをするのは気が引けるという方も多いのでしょう。屋根リフォームに限らず、相見積もりが一般的になった現在、業者も断られる可能性があることは分かっています。それほど引け目に感じることはないというのが実状です。
屋根はお家において最も重要な部分です。相見積もりをお願いするのであれば優良業者同士でしてもらった方が絶対にいいですよね。
しかし初めて屋根リフォームをお願いするとなるとどうやって業者を選んだらいいのか分からないという方も多いと思います。
地元に長く住んでいる方に評判の良い業者を教えてもらう、近隣の屋根リフォームを経験したことのある方に評判を聞くという方法もありますが、多くの情報を手に入れるという点でやはりホームページに勝るものはありません。
お見積りを頼むに値する地域密着の「優良業者」かどうかを確認する手がかりとなるその業者のホームページ。特に次の点に注意して見ていきましょう。
1. 施工事例やお客様の声といった実績がわかりますか
●施工事例
その業者は「自分が依頼したい屋根リフォームを行ったことがあるのか」、「どのような工程で行ったのか」はとても参考になります。他の部分が優れていても、自分が望む屋根リフォームの実績がないと、その技術があるのかどうか分かりませんよね。
施工事例はその業者のサービス力・提案力・問題解決力がわかる材料です。自分が行いたい屋根工事だけでなく、共通点のある施工事例も参考にしてください。工事現場が整理整頓されているなどの情報も伝わってくると思います。そういった現場の様子も業者を判断する基準になります。
さまざまな施工事例を見ておいて損はありません。必ずチェックしましょう。
●お客様の声
実際にその業者で屋根リフォームを行ったお客様の生の声、これを参考にしない手はありません。良かった点だけでなく、悪かった点も掲載されていれば、正直な業者と言えるのではないでしょうか。
お客様ごとに筆跡が違いますから、ご記入いただいた用紙の画像とともに掲載されていれば、かなり信頼できるでしょう。
お客様の声を見ていけば、貴方のお家と同じようなことでお悩みになっていた方を見つけることができるかもしれません。そのお悩みに業者がどのように対応し、どのように解決したのかはかなり参考になると思います。お客様の声はその業者への評価だけでなく、貴方のお家のお悩みを解決できる具体的な方法が掲載されているかもしれないのです。
2.リフォーム瑕疵保険への登録事業者ですか
瑕疵とは欠陥や不具合のことを指す言葉です。リフォーム後、契約と異なる工事がされていたり、工事完了後にすぐ不具合が発生した場合が瑕疵にあたり、これを保証してくれるのがリフォーム瑕疵保険です。
リフォーム瑕疵保険へ加入する事業者は保険法人へ事業者登録することが義務付けられています。
リフォーム完了後、工事箇所や対象となる部分に瑕疵が見つかった場合、その補修費用が登録事業者に支払われるので、その登録事業者が補修を行います。登録事業者が倒産したり、その他の理由で補修ができない場合でも、お客様が補修費用を直接、保険会社に請求することができます。いざという時もも安心ですよね。
業者の中には優良な経営をしていても、リフォーム瑕疵保険へ事業者登録しているところが多数あります。これは万が一の場合でもお客様にかけるご迷惑を最低限にするためです。
3.いざという時の保証内容はしっかりしていますか
施工してもらった部分の不具合に対して、一定の保証期間を設けることはほとんどの業者で行っています。
その保証、各部位ごとの保証書を発行しているでしょうか。一口に屋根といっても、細かく見てみると、さまざまな建材が使われていることが分かります。さまざまな工事を行った場合、各部位ごとに保証書を発行するのが普通です。
ネットで「屋根リフォーム」を検索しますと、『屋根リフォーム|地元の優良業者をご紹介』といった広告が表示されます。サイトを訪れ、ご自宅の住所や電話番号、お名前などを登録すれば、地元の複数の業者から一括でお見積もりが取れるというものなのですが、その実態はどのようなものなのでしょうか。
このようなサイトで一番の問題なのはその業者の顔が見えないということです。実際に紹介を受けてもその業者が本当に優良かどうかも分かりません。また、紹介を受けたとしても、ホームページを持っていない業者も存在します。数社、紹介してもらえば、その中に優良業者が含まれている可能性もあるのですが、それを判断をするのはかなり難しいと言わざるえません。
見積もり一括サイトの運営社は業者にお客様を紹介することで手数料を得ています。サイトの運営にはお金もかかりますし、人員も必要ですから、これはしょうがないことです。
さらにその業者がお客様と契約した場合、サイト運営社は成約料も業者から徴収します。
手数料と成約料を負担しているのは業者です。では、そのお金はどこから出ているのでしょうか。もう、お分かりですよね。手数料と成約料は結局、お客様から出ているのです。つまりは工事代金に上乗せされていることになります。どの業者もそれなりに広告宣伝費はかけていますし、これらの手数料や成約料をその代わりと考えれば悪いことではありません。必要経費だとも言えるでしょう。
ただ、見積もり一括サイトに「今ならご契約で最大○万円貰えるチャンス」などと掲載されていると、ちょっと考えてしまいます。これも結局はお客様から出ているお金だからです。こういった事実を知ってしまうと、かなり複雑な気分になられる方もおられるのではないでしょうか。
業者が作成したお見積もりを他の業者に見せてもよいものでしょうか。法律上、お客様が他の業者に見せるのは問題ありません。しかし、倫理やモラル的にはNGな行為で、お客様の為にならないことの方が多いのです。
まず、お見積もりですが、そこには業者のノウハウだったり、建材や人件費など、他の業者に知られたくない情報が詰まっています。それをライバルとなる業者に教えてしまうのは教えてもらった方も「同じことをされるのではないか」と不信感を抱きます。お客様が業者を信頼できないのではなく、業者の方がお客様を信用できなくなるのです。業者に不信感を抱かれて得することは何もないことは容易に想像できると思います。
また、業者に他の業者の詳細な情報が伝わってしまうと、競争による適正な相場が形成されなくなる恐れもあります。
業者が他の業者の価格を知っていることを悪用する可能性も出てきます。法律違反ですが、業者同士が裏で協定を結び、価格を操作する事だって可能になってしまうのです。業者が違っても同価格が提示され、それが不当に高いものであれば、ご自身はもちろんのこと、他のお客様のためにもなりません。
中には採算の取れない低価格を提示し、工事の途中で変更や追加を繰り返し、代金を上乗せしていく業者が出てこないとも限りません。
ただし、他の業者の価格を口答で伝えてお値引きなどを求めるのは正統な交渉の範疇です。「私は貴方に工事をお願いしたいので、B社と同じくらいの価格にしてほしい」と話し合うのは何も問題ありません。いずれにせよ、程度の問題ということになりますが、ちょっと気をつけておきたい部分です。
「屋根工事を頼んで良かった」という業者がいる方
「懇意にしている優良業者」がおられる方、相見積もりに拘る必要はありません
前回、屋根塗装などをしており、今回の屋根リフォームが最初ではないという方で「前回、頼んだ業者に大変よくしていただき、とても満足した」という方、「既に懇意にしている親切な業者がいる」という方は相見積もりを行う必要は無いかもしれません。
前回、頼んだ業者に再度、ご依頼するのが正解という可能性も高いのです。「一般的なことだから」と無理に相見積もりを頼んで、変に気疲れしてしまうのも問題です。
街の屋根やさんも初回はもちろんのこと、次回、それ以降、どんな時でも、どんな屋根工事でもお客様に常にご満足いただける業者を目指しております。もちろん、街の屋根やさんが最初という方も、2回目という方も、相見積もりは大歓迎です。じっくりと他の業者と比較してください。
「無料なのにとても詳しく調査してくれた驚いた」、「長い時間をかけて、他の業者が見てくれないところまで点検してくれた」、「お家だけじゃなく、駐車場や物置も見てくれるようリクエストしたら快く応じてくれた」など、お客様にとてもご好評をいただいているのが街の屋根やさんの無料点検です。
実際に屋根の上にのぼり、点検した箇所と問題のあった部分はデジカメで撮影します。お客様は危険な箇所に近付くことなく、さまざまな部分を画像で確認することができるのです。外壁などもしっかりと点検し、撮影もしますので、屋根だけじゃなく、お住まい全体の点検なります。屋根以外の部分に不具合があっても、気付くことができるので安心です。
ご相談やお見積もりも無料で行っておりますので、何でもお気軽にお尋ねください。街の屋根やさんの無料点検はこちらをご覧ください>>
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