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更新日 : 2023年08月21日

更新日 : 2023年08月21日

天窓の雨漏り|修理・交換・撤去のポイントを事例と併せてご紹介

天窓の雨漏りはどうしたら?修理か交換か?事例を紹介

 天窓(トップライト)からの雨漏りにお困りの方も多いと思われます。
 また、そうした状態では雨が降るたびにご不安だと思われます

 天窓はその名前が示す通り、天を向いて設置された窓です。その為、構造上雨漏りの問題が多い為、街の屋根やさんにも多くの相談が寄せられています。高い位置にあるため、緊急の応急処置も難しく、雨が予報されるたびに不安を感じるといった声も多く聞かれます。

 雨漏りの問題は迅速に解決したいとけど天窓の修理は可能?修理にかかる費用はどの程度?雨漏りしない天窓は存在するの?
 こうした疑問にお答えするために、天窓から雨漏りする一般的なケースや修理事例、費用の目安などをご紹介させて頂きます。

天窓の寿命はどれくらい? 天窓の耐用年数

 天窓(トップライト)の耐用年数は通常約25年から30年程度と言われています。実際に、「天窓から雨漏りが発生してしまったため、点検をお願いしたい」というお問い合わせを頂き、お伺いさせて頂きますとその多くは、築20年を超えた住宅でした。
 最初は頑丈に設置された天窓でも、時間の経過とともに、10年~20年が経過すると、部品が劣化し、雨漏りの原因となることがあります。

天窓から室内への雨漏りの様子

 ここで皆様が悩まれる問題は、「雨漏りを引き起こした天窓をどうしようか?」ということです。
 「簡単に修繕できる?」「取り替えるにはどれくらい費用がかかる?」「天窓は便利なものでだけど雨漏りのリスクがあるなら撤去してしまおうか?」
 こうしたお悩みが多いと思われます。

 そこで、天窓からの発生した雨漏りの一般的なケースを基に修理や交換がどのような場合に可能なのか、以下に紹介します。

天窓工事についてもっと詳しく 天窓の雨漏り、修理?交換?

パッキン・コーキングの劣化
ガラスの割れ
防水シート・エプロンの劣化
枠の歪み・腐食

 長年愛用してきた天窓であれば、出来れば部分修理などを行い、変わらぬデザインで長く使用していきたいと思われる方も多いでしょう。
 費用も少なければなお嬉しいと思われます。
 上記4つの「一般的な天窓の雨漏り原因」を基に、どんな場合であれば修理対応が可能なのかを解説致します。

パッキン・コーキングの劣化

 ⇒部分的な補修であれば可能

 パッキン・コーキングの劣化は、天窓が雨漏りを引き起こす1番の原因です。この場合、天窓の内側(ガラスのはめられている箇所)から雨水が浸水してしまうケースが多いです。被害が軽微であれば補修による対応が可能です。
 経年劣化により天窓の枠とガラス間のパッキンや、枠の繋ぎ目に施されたコーキング(シーリング)が隙間を作ってしまう事が原因です。

パッキンの緩みやコーキングが切れた状態

 コーキング材の寿命はそれ程長くは持ちません。天窓の様な紫外線を浴びやすい場所では、時間が経つにつれて弾性を失っていきます。約20年ほど経過した天窓の点検をさせて頂きますと、ほとんどのお住まいでガラス周りのシーリングやコーキング材に割れ・切れが発生していることが確認されます。

 こうした場合、コーキングの打ち直しを行う事で雨漏りの症状を抑える事が可能です。また、枠を留める釘に緩みが発生している事も多い為、一緒に補修してもらう事をおすすめ致します。
 ただし、注意点として設置から20年程度経過している天窓は耐用年数が近く他の部品も劣化が進行している状態である為、あくまで応急処置的な対応となります。

コーキングを打ち直す様子

施工事例:雨漏りが発生した天窓の修理

施工前

矢印

施工後

工事費用 約6.5万円(足場別途) 築年数 築19年 施工期間 3日間

ガラスの取り合いのシーリングが傷んでいる様子 2階の天窓から雨漏りしている様子

 雨漏りが発生した天窓は2階の屋根に設置されており、室内のクロスの剥がれといった被害も確認出来ます。

天窓のガラス枠を固定している釘が抜けかけている様子 天窓のガラス枠をビスで固定している様子

 抜けかけていた釘は、錆に強いステンレス製のビスへ交換しました。

ガラス周りのシーリングを撤去している様子 シーリングを充填している様子

 劣化したガラス周りコーキングを撤去、打ち直しによる止水処理をしました。施工完了後、お客様より雨漏りが発生しないとご報告いただき、安心しました。

ガラスの割れ

 ⇒稀に補修(ガラス交換)可能ですが、それ以外の場合交換推奨です

 台風や強風による飛来物の落下や、網入りガラスの網の気温差による膨張などで、ガラスにひびが入ってしまうケースがあります。屋根上に設置されている為、雨漏りに直結してしまうケースです。
 修理方法としてガラス交換を想像される方も多いと思われますが、実は天窓のガラス交換は困難な場合が多いです。外壁に設置されている窓と比較して雨が打ち付けられる場所でもある為、非常に強固な造りとなっています。その為、ガラスのみの着脱が非常に難しいです。

ガラスのヒビやガラスの割れ

 一部のメーカーや商品によっては、窓ガラスを入れ替えるためのユニットが提供されていることもあります。分からない場合は、修理業者に相談してみましょう。そ場合であれば比較的簡単に窓ガラスの交換が行えます。
 もしユニットが利用できない場合は、窓ガラスを交換するには窓枠ごと一度取り外す必要があります。その為、天窓ごと新しくすることを検討されることをおすすめいたします。

ガラスを交換している様子

防水シート・エプロンの劣化

 ⇒修理可能な場合もあります、交換もご検討ください

 天窓は、建物の屋根に開けられた穴に取り付けられる仕組みです。そのため、取り付ける際には雨水が侵入しないように工夫が凝らされます。
 特に、天窓の周りには雨が屋根を流れる際に天窓内部に入らないように、防水シートや防水テープが使用され立ち上がる様に施工されています。また、もし瓦屋根の場合は、天窓の下には「エプロン」と呼ばれる金属板が敷かれます。これは、天窓を通った雨水が瓦の上を滑って流れるように導く役割を果たします。

 しかし、どの様な素材であっても必ず劣化致しますので、

パッキン・コーキングの劣化
防水シート・テープの破れ
エプロンに発生した錆による穴あき

 上記の様な劣化によって、雨漏りが発生してしまいます。

  防水紙が劣化している様子 錆でエプロンに穴が空いている様子 エプロンの破れや剥がれの様子

 天窓を修理する際にはまず屋根材を取り外し、防水シートや下地となる野地板を補修・補強した後、屋根材を元に戻します。
 具体的な状態によっては枠や水切りの修理も行えますが、修理費用が高額になる場合は、天窓全体を交換することもご検討ください。

  天窓周りの防水シートやエプロンは修理が可能

枠の歪み・腐食

 ⇒天窓の交換をおすすめします

 経年劣化により、天窓の枠やその周囲の水切りに浮き・歪みが発生する事で雨漏りが起こることがあります。
 この場合、雨漏りが天窓の外側から発生する為、室内壁に雨のしみが生じ、クロスが剥がれてしまうこともあります。

枠の歪みや腐食

 「ちょっとした雨漏りだから...」と見守っていると、天窓の枠を構成する木材や周囲の防水シート、さらには野地板まで腐食が広がってしまいその修理規模も大きくなってしまいます。
 今後も引き続き天窓を使いたいとお考えであれば、新しい製品に交換されることをおすすめします。全体を新しく交換することで、当然雨漏りの問題は解決され、最新の天窓製品なら性能も向上している為、快適に使用できるはずです。

 天窓を交換する際には、周囲の屋根材を一時的に取り外す必要があります。もしご自宅の屋根が20年以上経過している場合には、屋根全体のリフォームも同時に検討してみるのもおすすめです。

天窓交換の様子 屋根のメンテナンスサイクル

施工事例:雨漏りが発生した天窓の交換

施工前

矢印

施工後

工事費用 約59万円(足場別途) 築年数 築26年 施工期間 3日間

天窓からの雨漏りの様子 シーリングが劣化している様子

 玄関への採光が出来る天窓を大変気に入っているご様子でしたが、雨漏り修理に屋根全体の工事が必要だとの思い込みから、雨漏りを我慢していたとのことです。

新しい天窓の取り付け工事の様子 新しい天窓に交換が完了した様子

 天窓周辺のみの工事で交換ができる事をご説明させて頂き、日本ベルックス社「スカイビューシリーズ」という雨感知機能が付いている天窓へ交換工事をさせて頂きました


〇新築から10年以内に雨漏りが発生した場合

 新築から数年しか経過していないのに雨漏りが発生してしまった。
 こうした場合、防水シートが正しく施工されなかったなど、施工自体に問題があった場合があります。(施工不良)
 瑕疵担保責任が発生する可能性もありますんどえ、住宅を建てられたハウスメーカーなどに相談してみましょう。

防水紙の立ち上がりが不足している様子

天窓の撤去も可能

 新しくお住まいを建てる際、天窓を設置してはみたけれど「あまり使用していない」「メンテナンスが面倒」「雨漏りのリスクを減らしたい」こうした理由から天窓の撤去を選択される方もいらっしゃいます。

天窓を撤去している様子

 天窓は、撤去する事も可能です。また、撤去後に出来た穴をふさぐ事はもちろん、天窓本体を残した状態で上から板金を被せる方法も可能です。近い将来屋根全体の改修をご検討されている場合、後者であれば費用も抑える事が出来ますので、お気軽にご相談下さい。

天窓を撤去し穴を塞いでいる様子 天窓の上から板金を被せている様子

 ただし、天窓は自然の光や風を取り込めることや、開放感を得られる点など多くのメリットがあります。撤去をする前に良くご検討ください。
 (建築基準で定められた採光量の関係上、天窓の撤去が不可能な場合があります。)

天窓からの採光の様子

施工事例:雨漏りが発生した天窓の撤去

施工前

矢印

施工後

工事費用 約11万円(足場別途)

撤去前の天窓の様子 天窓を撤去した跡の穴

 雨漏りが繰り返し発生している天窓についてお問合せを頂きました。調査にお伺いさせて頂いたときには既に黒い板金によって天窓が覆われている状態であり、お客様より撤去のご要望を頂きました。

天窓を撤去した跡の穴をベニヤでふさいでいる様子 ベニヤの上から防水シートを敷いた様子

 天窓を撤去した場所には新規に野地板を張り、さらに大きめの防水紙(ルーフィング)を被せる様に設置する事で雨水の浸水を防止します。

防水シートの上から屋根材を設置する様子 工事完了後の様子

 同様の屋根材をご用意する事が難しかったため、なるべく見た目が悪くならない様に選定した屋根材で塞ぎました。
 悩みの種であった天窓からの雨漏りが無くなったことで大変お喜び頂けました。

新しい天窓は高機能

 天窓の交換が可能であっても、雨漏りのリスクの高さや使用感の悪さからもう天窓を使いたくないと思われる方もいらっしゃるかもしれません。

天窓からの雨漏り例

 しかし、最新の天窓は性能が驚くほど向上しており、窓との接合部(取り合い)の施工方法もしっかり定められている為、昔よりも雨漏りに強くなっています。特に、既製品では無く、職人造り付けの天窓を長くご使用してきた方には、驚くような機能も存在しているでしょう。

最新式の天窓を施工している様子

 余談ですが、以前に天窓の製造販売をしていた会社のほとんどが撤退し、現在ではリクシル日本ベルックスの2社だけとなっています。
 天窓の交換をご検討されている方には、1981年以来の実績を持つ天窓専門の日本ベルックス(公式サイトリンク)の製品をおすすめしています。

天窓にこんなお悩みをお持ちではないですか?

開閉が面倒
換気などで開けているときに雨が心配
汚損に気づいても掃除が難しい
直射日光が差し込むと暑い

ソーラータイプや自動開閉機能付きの天窓

 日本ベルックス社製の最新型の天窓であれば、電動開閉が可能なタイプはもちろん、雨が降った際に自動で感知して閉じてくれる機能や、付属しているソーラーパネルによって電気配線を必要としないタイプもあります。

室内センサーで天窓が自動開閉するイメージ

 また、非常に便利なスマートフォンから操作ができるタイプも存在し、室内センサーによって室温・湿度を自動計測・制御してくれるオプションもあります。

太陽光で充電し電動で開閉できる日よけシェード

 天窓にご不便を感じている点や、あったら良いと考える機能などがございましたら、街の屋根やさんまでご相談下さい。生活タイプにマッチする天窓をご提案させて頂きます。

天窓製品について詳しく 雨漏りではなく結露の可能性も? 天窓からの水は雨漏りではなく結露の可能性もあります

 天窓から滴る水の原因は雨漏りだけでなく、結露も考えられます。結露は、部屋の中の湿気と、室内と外の温度差によって生じます。

換気をまめに行う
除湿機を活用する

 上記の様な対策をしてみましょう。
 また、断熱性能に優れた複層ガラス(二重ガラス)へ交換する事で結露を抑制出来ます。結露か雨漏りか判断が出来ないといった場合でもお気軽にご相談下さい。点検をさせて頂き、最適な施工方法をご提案させて頂きます。

天窓工事の様子 お問合わせはこちら 天窓修理・交換にかかる費用

 続いて、天窓の雨漏り修理や交換に必要な費用の目安をご紹介致します。
 ※いずれのほとんどの場合で以下の価格に足場代(20万円前後)が発生します。

コーキングなど部分補修の費用
エプロン補修の費用
天窓周り防水シートなどの補修の費用

 被害状況によって費用も変動致します。また、瓦であれば剥がしたものを再利用する事ができますが、再利用が出来ない場合、新規の屋根材の費用も必要になります。

天窓交換の費用

 天窓の製品によっても変動致します。

天窓メンテナンスは屋根と一緒に

 天窓の雨漏り点検にお伺いさせて頂きますと、「数年前に屋根を葺き替えたばかりです...」とお話を頂くことがあります。せっかく葺き替えなどのリフォームをして屋根の性能を向上させたのに、天窓の手入れをしていなかったことで雨漏りが発生してしまうのは残念ですよね。
 天窓の修理や交換を行う際には、周囲の屋根材を取り外すことが多いため、最近リフォームされたばかりの新しい屋根材の場合ですと非常にもったいないと感じてしまいます。

屋根リフォーム+天窓メンテナンス

 屋根も20年程度で葺き替え・カバー工法・塗装などのリフォームを実施される方が多いです。その際、例え雨漏りなどの不具合が発生していなくても天窓を設置している屋根であれば必ず、天窓のメンテナンスを同時に行いましょう。
 その為、屋根塗装工事をご検討されている場合でも総合的に屋根の点検・施工が可能な業者へ依頼する事をおすすめ致します。

屋根リフォームの種類

 逆の考えとして、天窓に雨漏りが発生し、修理や交換が必要になった際には、屋根全体の点検も実施して、リフォームの可能性を検討する事をおすすめします。スレートなどの屋根材、下地に使われる防水紙、野地板なども同様におおよその耐用年数は20~30年程度です。
 天窓が故障したり不具合がある場合、屋根も劣化が進行していると思ってください。天窓を交換する際に足場を組む必要がある場合は、できるだけ一度に必要な工事をまとめて行うことで、費用と手間を節約することができます。

天窓のメンテナンスサイクルを考慮し屋根メンテナンスの際には必ず点検しましょう

 街の屋根やさんでは、天窓を含めた屋根の総合メンテナンスを承っております。
 雨漏りが発生してしまった際は、原因が不明であってもまずはご相談下さい。天窓・屋根などご要望を頂ければ、お住まいの隅々まで点検させて頂きます。
 天窓の修理・交換・撤去にお悩みの方もご相談下さい。お客様のご希望に合わせた最適な方法で対処させて頂きます。

お問い合わせはこちら じっくりと見落としがないようお住まい全体を調査いたします!

天窓の雨漏り|修理・交換・撤去のポイントを事例と併せてご紹介まとめ

  • ●天窓の耐用年数は25~30年程であり、耐用年数間近に雨漏りを起こす天窓が多く見られます
  • ●パッキン・コーキングの劣化は、天窓からの雨漏り原因として非常に多いケースです。軽微であれば部分修理が可能です
  • ●ガラスに問題がある場合、一部の製品では交換可能ですが、天窓交換が推奨されています
  • ●天窓周りの防水シート・エプロンの修理は可能です。しかし、工事の規模が大きくなってしまう場合、天窓交換もご検討ください
  • ●歪みや腐食が枠に生じている場合、天窓交換がおすすめです
  • ●天窓は、撤去する事も出来ます。しかし、天窓はメリットも多い為、じっくりとご検討ください
  • ●最新の天窓は、高性能で多くの機能が付いており雨漏りリスクも減少しています
  • ●天窓からの水が垂れてくる場合、雨漏りの他に結露の疑いもあります
  • ●天窓のメンテナンスサイクルも考慮し、屋根メンテナンスを行う際は点検を必ず実施しましょう

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