各種屋根材の初期費用と維持費用を合わせたコスト比較
各種屋根材の初期費用と維持費用を合わせたコスト比較
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お住まいのご購入、そして住み続けるための維持管理、人間が生活していく上で基本となる「衣食住」はいずれもお金がかかります。
それに加えて、お子様がいるご家庭では「学」にもお金が必要です。
生活を豊かさを考えるなら、趣味にもお金をかけたいですし、生活の足としてお車を所有しなければならない方もいるでしょう。
そうなると、いずれの分野でも節約ということになるのですが、我慢を強いられるものであっては続けることは難しく、いずれは破綻してしまうでしょう。
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ここでは「住」の部分、屋根は何を選べばお得なのかを徹底的に検討していきます。
一般的に流通している屋根材、瓦(釉薬瓦・いぶし瓦・無釉薬瓦)、セメント瓦、コンクリート瓦、スレート(コロニアル・カラーベスト)、金属(ガルバリウム)、自然石粒仕上げ屋根材、アスファルトシングル、ハイブリッド瓦でそれぞれを比較してみましょう。
コストを比較する各屋根材それぞれの特徴
粘土を整形し、焼成した屋根材。表面の処理の仕方によって釉薬瓦・無釉薬瓦(いぶし瓦・素焼き瓦)に大別される。
表面に釉薬を施し、焼成した瓦。表面がガラス質に覆われてツルツルしている。陶器と同じ仕上げなので陶器瓦とも呼ばれる。
粘土を整形し、そのまま焼成した屋根材。この後、燻す薫化工程を経たものが燻し瓦で、表面に炭素膜が形成され、ギングロと呼ばれる光沢を抑えた黒色となる。そのままのものは素焼き瓦と呼ばれ、自然の風合いを生かした赤っぽい色となる。
その名の通り、セメントを主成分とした瓦。塗装によって着色されていることがほとんどだが、釉薬を施されたものもある。瓦の端部がすっきりしている。
実際にはコンクリートではなく、モルタルを主成分とした瓦。スラリー層と呼ばれる無機質着色材の上にさらに塗装されている。瓦の端部がゴツゴツしている。
本来は天然の粘板岩を薄く加工した屋根材のことだったが、セメントを主成分に繊維を混ぜ込んだ人造スレートの大流行をきっかけにスレートと言えば、人工のものを指すようになった。現在、最も流通している屋根材。
かつてはトタンと呼ばれる亜鉛めっき鋼板が主流だったが、現在ではアルミ・亜鉛めっき鋼板を加工した屋根材が大半を占める。
アルミ・亜鉛めっき鋼板を屋根材に加工したもの。トタンよりも長寿命。
アルミ・亜鉛めっきにマグネシウムを加えたものがSGL鋼板でガルバリウムの3倍の耐久性を実現。めっき成分はガルバリウムとほぼ変わらないものの、マグネシウムを2%含むものに変更された。
ジンカリウム鋼板、またはガルバリウム鋼板の表面に天然石を付着させて覆った金属屋根材。表面の天然石のおかげで金属屋根材には見えない。自然石粒とめっき鋼板の組み合わせなので、ハイブリッド屋根材に分類される場合もある。
アスファルトを染み込ませ、防水性を持たせた繊維を彩色焼成砂、または天然石を付着させて覆った屋根材。シート状なので折り曲げたり、曲面に使用することも可能。
まずはイニシャルコスト(初期費用)を知ろう
イニシャルコスト(初期費用)とは文字通り、新設するときに必要となる費用です。お住まいを新築する時、または屋根リフォームで屋根を一新する時の費用になります。
屋根リフォーム時にはこれまでの屋根を解体し、それを処分する廃材処理費も必要になることを覚えておいてください。
※屋根を新設する時にかかる費用 低額の順に掲載
ホームセンターで手に入るお手軽DIY用と建材メーカーが製造・輸入販売しているものによって、価格も耐用年数も大きく異なります。
カラーラインナップも豊富でデザインも素敵なものが多いので選びたくなりますが、値段だけで選ぶと危険です。
初期費用はそれなりにかかるが、耐用年数が非常に長い。必要になることはないだろうが、屋根カバー工法による重ね葺きにも対応可能。
30年以上の耐用年数を誇る上、独自の工法によってメンテナンスをほぼフリーになった。屋根カバー工法はほぼ不可能だが、金属屋根材への葺き替えもできる。
屋根材が重いのでそれを支えるお住まいも耐えられるように造られている。
屋根材自体の寿命も長い。屋根カバー工法はほぼ不可能だが、屋根吹き替えならばどんな屋根材にも対応可能。しかも、軽い屋根材にすれば耐震性が大幅にアップする。
従来のガルバリウム鋼板屋根材とほぼ同価格(製品よっては値下げ)でトータルで3倍という耐久性を実現。
屋根塗装を行えば従来のガルバリウム鋼板よりも寿命をさらに延ばせる。屋根カバー工法にも対応。
SGL鋼板が登場した現在はやや劣ってしまう感は否めないが、屋根塗装で寿命を延ばせるし、屋根カバー工法にも対応している。
もともと同素材を重ね張りすることを前提でつくられているところがメリット。その前に屋根塗装という選択も可能。
漆喰補修も必要な上に定期的な屋根塗装が必要なところが最大のネック。屋根カバー工法もほぼ不可能。
ただし、重いのでお住まいは瓦屋根と同等に頑健に作られている。屋根葺き替えなどの屋根リフォームを早めに行えば、コストパフォーマンスは高くなる。
屋根材選びのポイントとリフォーム時の注意点
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屋根材を比較的、自由に選べる屋根リフォームですが、実はこれまでに使われていた屋根材によって次に使える屋根材が制限されることをご存知ですか。
瓦などの重い屋根材が使われていた場合、お住まいもそれを支えるような造りになっており、柱の本数や耐力壁の設置数(大地震の際、崩壊しないように支える壁)が違います。
重かった屋根を軽いものに変えるのは耐震性からもお勧めですが、その逆は厳禁です。
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基本的にどんな屋根材も使用できます。
滅多におられないでしょうが、セメント瓦・コンクリート瓦から粘土瓦に葺き替えるのはお勧めできません。

屋根の材料費と工事費だけじゃない
屋根材によってお住まい全体の材料費と工事費も変わります
屋根が重くなればなるほど、それを支える柱や耐力壁も必要となります。つまり、それだけ材料費も施工費も増えるので、お住まい全体の価格アップに繋がるわけです。
現在、屋根の主流がスレートになった理由は屋根材としてスレートが安価、それほど重くないのでお住まいの柱の本数や耐力壁の設置数も減らすことができるので、全体的にお安く仕上げることができるからです。
費者の方もそれを選択したので、それが主流となりました。
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屋根材選びのポイントとリフォーム時の注意点
お住まいを維持するという視点だけでなく、各屋根材のデメリットを解消するという目的で屋根リフォームを行えば、様々な問題が解消でき、コストパフォーマンスもアップします。
現在の屋根のメリット・デメリットを考慮した上で屋根リフォームをご検討ください。
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