屋根リフォームをご検討する際、気になることの一つとして工事日数があるのではないでしょうか。
 工事中は普段の生活と異なることが多く、いろいろとご不便を感じることも多くなるでしょう。「施工スタッフなどが出入りをする」、「今日は『洗濯物を干さないでほしい』と言われた」など、いつもと勝手が違うので不安なことも多いですよね。

 最初に工事の日程がある程度分かっていれば、「予定が立てやすい」という声もよくお伺いしています。
 街の屋根やさんでは屋根リフォームが始まる前に全体の工程表と工期などのスケジュールをご説明し、その工程表もお渡ししております。点検や調査の際にお聞きくだされば、その場でお答えしますし、概算をお出し致します。

 2m以上の高所作業には原則として足場の仮設が必要になります。一般的な大きさのお家や建物であれば、足場の仮設（搬入含む）は一日で終わります。同じように、解体・撤去（搬出）も1日あれば充分です。

 これまでの屋根を解体・撤去し、新しい屋根へ葺き替えるのには、工程として既存の屋根の撤去、清掃、防水紙や谷板金・瓦桟などの下葺き、新しい屋根材の設置があります。
 屋根の形状によって必要な工事日数も変わります。もちろん、シンプルな形状の屋根の方が工事の進みも早いです。

 野地板の増し張りをしたり、劣化があって交換するしたりする場合は1～2日程度の日数がプラスされます。

 屋根カバー工法はスレート（カラーベスト・コロニアル）屋根や金属屋根の上に新たな屋根を被せる工事です。屋根葺き替えに較べると屋根材の解体と撤去、清掃する手間が短縮されるため、工期も短くなります。屋根の形状や大きさにもよりますが、早ければ1日、ちょっと大きめや複雑な形状でも6日で完成可能です。

 スレート（カラーベスト・コロニアル）屋根などの頂点や角に取り付けられているのが棟板金で、強風で飛散などの被害を受けやすい部分です。この棟板金の交換工事ですが一般的な大きさの屋根であれば1日で終了します。屋根が大きい場合でも2日見ていただければ大丈夫です。

 瓦屋根の場合、歪んだ棟を補修する棟瓦の取り直し工事があります。歪んだり、崩れそうになっている棟瓦を解体して、新たに漆喰を使って積み直します。棟に詰まれている平瓦の段数や施工する長さにもよりますが、30坪前後の2階建てのお家の場合、1～3日で工事が可能です。

 耐用年数が長い粘土瓦の屋根や天然スレートの屋根の場合、現在使用している屋根材を撤去して保存し、補修と下葺きを行った上で粘土瓦や天然スレートを戻す工法もあります。
 この工法は瓦や天然スレートを再使用するため、屋根から下ろしたり、屋根の上に戻したりするのにかなり手間がかかります。そのため、ほぼ同様の工事である屋根葺き替えよりも日数がかかってしまうのです。屋根葺き替えよりも1～3日程、工期が長くかかる可能性があります。