松戸市上本郷にて、瓦棒葺き屋根のカバー工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
松戸市上本郷にお住まいのO様より「自宅兼店舗として利用している建物で雨漏りが発生し困っている」という内容でお問い合わせをいただきました。現地調査にお伺いさせていただきまして、状況の確認を行ってから状況に合った工事のご提案をさせていただいております。 建物は2階建てとなっており、雨漏りが発生しているのは2階の天井からだということでしたので屋根からの雨漏りが疑われました。屋根に上ると以前にも雨漏りが発生しその際に部分的な補修を行ったそうですが、補修方法に問題がありそこから雨漏りが発生しているという状況でした。雨漏り以外にも屋根材に劣化が見られましたので金額次第では、屋根全体のメンテナンスを行いたいとのご要望もありましたので、部分補修と屋根カバー工事のご提案をさせていただいたところ、ご検討の結果屋根カバー工事での施工のご依頼をいただきました。屋根カバー工事は、弊社での施行保証が10年付きますのでご安心して工事をお任せください。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法
- 施工期間:2日間
- 築年数:築30年
- 施工費用:詳しくはお問い合わせください
- 平米数:28㎡
- 使用材料:カバールーフ455
- 保証年数:屋根カバー工事 10年
現地調査
現地調査にお伺いさせていただき、雨漏りの状況を詳しく確認させていただきます。まず最初に雨漏りが発生している室内の様子を確認させていただくと、天井に2箇所雨漏りによるものと思われる染みが確認できました。左の写真は、塗り壁になっている部分にシミが出来てしまっており、色の違いが目立ってしまっています。お客様に雨漏りの状況を確認すると、大雨が降ったタイミングで水が垂れてくる事があるが、雨が降る度に毎回漏れる訳では無いという状況でした。こちらの状況も踏まえて、屋根の調査を行わせていただきます。
瓦棒葺き屋根
屋根は勾配が緩い設計でしたので、瓦棒葺き屋根になっておりました。瓦棒葺きの屋根は、屋根のつなぎ目が少なく雨漏りに強く、一寸勾配(5.9度)と呼ばれる緩い勾配の屋根にも施工可能です。勾配に使用出来る屋根材は、様々ありますので勾配に適した屋根材を使用することが大切になります。
合羽板金に補修の跡
屋根に上り、最初に目が止まったのは合羽板金と言われる瓦棒葺き屋根の凸の部分に被せてある板金が1部分新しくなっているのが分かります。この部分は以前の強風の際に板金が外れてしまい修理を行ったそうなのですが、補修した箇所を近くで確認すると交換した板金と屋根材の隙間がシーリングによって埋められていました。基本的にはこちらの隙間は、シーリング処理は行わなくて問題のない隙間になっております。逆に部分的に隙間を塞いでしまうと水上から流れてきた水がシーリングと板金の隙間から内部に入り込んでしまう懸念があります。雨漏りしている箇所との位置関係も合致しますので、こちらからの雨漏りが有力だと思われました。
屋根材にサビ・チョーキング
雨漏り箇所以外にも気になる点がいくつか見られました。まずは、屋根の一部で塗膜が剥がれてしまい素地が見えてしまっている部分がありました。素地が見えてしまうと、水分によってサビの発生に繋がってしまいます。右の写真では、チョーキングの発生が見られます。金属屋根は、基本的に表面が塗装されていますので長い間メンテナンスを行わないと塗膜の劣化が進行しチョーキングの発生に繋がってしまいます。
調査の結果、全体的に塗膜の劣化やサビ、雨漏りの症状がありました。すべての症状を改善出来るご提案として屋根カバー工事のご提案をさせていただきました。
屋根カバー工事
棟板金・貫板撤去
屋根カバー工事を行うに当たりまして、まずは棟板金と貫板の撤去を行います。棟板金の撤去を行わないと、屋根の出っ張りが残ったままになってしまいます。このままですと、新たな屋根材を被せる事が出来ませんので棟板金と貫板の撤去作業は欠かせない作業になります。しかし、葺き替えと比べると撤去する部材が少ないのでコストを抑える事が可能となります。
軒先面戸の設置
防水紙(ルーフィング)を設置する前に軒先に雨の吹込みを防止するための面戸の設置を行います。面戸を設置する前に芯材の先端を3cm程カットを行います。既存の軒先よりも軒の出幅が大きくなってしまうと雨樋に雨水が収まらなくなってしまうので気をつけなければ行けない点になります。
防水紙設置
軒先の板金設置が完了したので、防水紙の設置を行っていきます。使用する防水紙は、改質アスファルトルーフィングと呼ばれる物で耐久性の優れた下葺き材になっております。防水紙の設置の際は、軒先から棟にかけて行うことで万が一屋根材の裏に水が入り込んでも、防水紙の裏には入り込まないようになっています。
カバールーフ設置
屋根材の設置前に、切妻屋根の妻側にケラバ板金という水切り用の板金を設置しカバールーフの設置を行います。今回使用するのは455mm幅の物を使用します。カバールーフにも様々な幅があるので、調査の際に屋根材の幅もしっかりと計測しておく必要があります。また、ガルバリウム鋼板が使用された屋根材になりますので、錆びにくく耐久性の高い屋根材になっています。
全体的にカバールーフの設置が完了し、工事の終わりが見えてきました。カバールーフの固定は、既存の芯材にパッキン付きのビスを使用して行います。屋根材を真上からビス打ちで固定を行うので、パッキンが付いていないビスを使用してしまうと、ビスの隙間から雨水が侵入してしまう恐れがありますので必ずパッキンの付いたビスを使用しないといけません。
棟板金設置
屋根材が葺き終わりましたが、まだ施工完了ではありません。屋根が切妻屋根になっているので、屋根の天辺が屋根の合わせの部分となります。なので、現段階では屋根と屋根の間は隙間が開いてしまっている状態になります。この隙間を覆ってくれるのが棟板金になります。これまでは、棟板金の下地には木製の貫板が使用されていましたが、今回新しく設置する貫板は樹脂製の貫板を使用していきます。樹脂製の貫板を使用するメリットとしては、木製ですと湿気等の水分による劣化が考えられますが樹脂製だとその様な心配がいりませんので、耐久性に優れているという点が挙げられます。
施工完了
全ての工程が完了し、無事に屋根カバー工事が完工となりました。雨漏りでお困りになられていたお客様でしたが、今回屋根全体のカバー工事を行いましたので、もう雨漏りでお困りになることはなく安心してお過ごしいただけます。工事が完了しお客様も安心したご様子で、大変満足して頂けましたのでお力になることができ嬉しく思いました。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底し現地調査・工事を行っております。建物についてお悩みやご相談がございましたらお気軽にお問い合わせください。
記事内に記載されている金額は2021年10月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 雨もりをしたから
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- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
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