北区赤羽南にてパラペットに設置されている笠木板金から雨漏りが発生している為、笠木の交換工事を行ないました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
長雨が続いた日に、北区にお住まいのT様より「ここ最近の雨の影響で室内への雨漏りが発生しているので、点検、お見積りを依頼したい」とお問い合わせを頂きました。 現地に伺い雨漏り箇所の確認、原因の特定を行ないましたが目視での特定が出来ずお客様にご相談すると「原因が分かった上でしっかりと工事して欲しい」とのご要望の御座いましたので、散水検査をご提案し、散水を行ない原因特定をしてからの工事のご提案となりました。 散水検査の結果、パラペット上部に設置されている笠木からの雨漏りである事が分かりましたので、笠木板金の交換の工事提案をさせて頂きご検討の末、弊社をご用命頂きまして工事を行う事となりました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:その他の工事 笠木板金交換
- 施工期間:1日間
- 築年数:築18年
- 施工費用:詳しくはお問い合わせ下さい
- 平米数:笠木板金5M
- 使用材料:GL鋼板製笠木板金(ナチュラルグレー)
- 保証年数:お付けしておりません
- ハウスメーカー:ハウスメーカー不明
北区赤羽南にお住まいのお客様より雨漏りが発生しているので、現地調査の依頼をしたいとお問い合わせを頂きました。お問い合わせの内容は「3階建ての住宅、3階の部屋に設置されている照明のスイッチの隅に雨染みが出来てしまっている」との内容でした。お電話だけでは、状況が掴みきれない部分のありますので、現地にお伺いをさせて頂き調査を行ないます。
現地調査
現地調査にお伺いをさせて頂きました。問題の雨染みを確認させて頂くと3階のベランダに繋がっている部屋の壁際に設置されている照明スイッチより水が垂れた様な跡が確認できました。お客様にお話を聞くと、雨の降り方によって漏れる時と漏れない時があるようでしたので、日頃から雨が当たりやすい場所からの浸水は考えにくいと感じました。
雨漏りが発生しているスイッチは、ベランダの電灯につながるスイッチでしたので、線を伝っている可能性も考えて、電灯や外壁の確認を行ないました。
外壁に設置されている電灯を確認しましたが水が入ってしまう様な箇所は下側から見た限りでは見当たりませんでした。サッシ周りには小さなクラックがあり浸水の可能性も疑いましたが、サッシ付近の壁紙には染みは無く可能性でいうと低いものと思われます。
屋上はパラペットになっていて、天辺には笠木が設置されていました。笠木と外壁の取り合い部は、外壁に埋め込まれていて板金が立ち上がっていたので水の入り口はなくこの時点では、雨漏りをしている箇所の特定ができませんでしたので、散水調査のご提案をさせて頂き、雨漏り箇所の特定をしっかりと行なってから工事のご提案をさせて頂きたいと思います。
散水調査
後日、散水調査を行うために再度お伺いをさせていただきました。電気のスイッチ付近からの雨漏りでしたので、念の為に電気専門の職人同行での調査を行ないました。水が垂れてくるのが分かりやすいように照明スイッチのカバーを取り外して頂きました。中の電気配線には水が伝った跡がありましたので、外部から浸水した水が配線を伝い照明スイッチの際から排水されていることが分かりました。
水の出口が見やすくなったので、外壁に散水を行なっていきます。
雨水が出てきている電気スイッチと繋がっている電灯付近を重点的に散水を行ないました。10分ほど散水し様子を確認しましたが室内に水が伝ってきている様子はありませんでした。外壁部分の疑わしいと思われる場所を各所散水を行ないましたが、変化がありませんでした。
雨漏りをしている部屋には、ダウンライトが設置されておりダウンライトを取り外せば屋根裏が見れると職人が機転を利かせてくれたおかげで、屋根裏の様子を見ることが出来ました。屋根裏を覗くと、パラペットの外壁側付近の木材に、黒ずみが確認できました。雨漏りは2.3ヶ月前に1度発生はしていたが、頻繁に発生しないことから放置してしまったようでしたが、部屋の内部に水が垂れて来ないだけで小屋裏には浸水が続いており木材に劣化が進んでしまっておりました。
雨染みの位置関係を考えると、笠木からの吹込みによる浸水の可能性が非常に高くなってきましたので、笠木付近に重点的に水を撒いていきます。
笠木付近に吹き込みを想定し散水を行なっていると、写真の赤丸で囲んでいる柱と壁の取り合い付近から水が垂れて来ました。雨染みと同じ位置から水が垂れてきましたので、笠木と外壁の隙間に雨が吹き込む事による雨漏りで間違いないと確信しました。
浸水した箇所にそって、電気の配線も設置されていたので浸水した水がこちらの配線を伝い電気スイッチまで運ばれて室内へ運ばれたものだと判断いたしました。
笠木板金からの雨漏りと分かりましたので、笠木の板金交換工事のご提案をさせて頂きましてご検討頂いた上で、工事のご用命を頂くことが出来ました。
笠木板金交換工事
今回室内への雨漏りの原因は右から2番目の笠木板金でしたが、吹込みによる浸水を考えると他の部分も同じ症状が出てしまう可能性が高い点、部分交換だと見栄えが異なってしまうことを考え笠木板金は5箇所全て交換いたします。
既存の笠木の撤去を行ないます。こちらの笠木は一部外壁に埋まっているのでそこの部分は、壁際に沿って撤去を行ない新たに設置する板金の妨げにならないようにします。
既存板金の撤去が完了しました。既存下地を確認すると、雨漏りしていた部分だけではなく全体的に木材の腐食、劣化の症状が確認できました。やはり、吹込みが考えられる木材の縁の部分や、壁際との取り合い付近の腐食が目立ちます。既存下地の劣化は想像以上でしたが、このような事もあろうかと職人が下地補強も想定し準備を行なってくれていましたので、しっかりと下地の補強を行ない施工を進めます。
劣化した下地に、重ね張りする形で新たなコンパネを設置します。コンパネを重ねたらビスによって構造材に止めていきます。既存下地に打っても劣化があるため効きが悪くなっている部分のありますので、構造材に打ち付ける必要があります。下地補強がおわりましたら、元々は設置されていませんでしたが、粘着式のルーフィングをコンパネに被せます。こうすることで、壁際等から板金裏に水が回っても木材に染み込む事を防いでくれます。
板金の設置を行なっていきます。既存の板金は側面からの釘打ちと部分的に脳天打ちと言われる真上から釘を打ってしまう打ち方で止まっていました。真上から打つと穴が開きますのでそこからの浸水リスクが高まりますので、基本的には側面から止めます。板金を被せ壁際との位置の調整を行ない、パッキンの付いたビスを側面から下地のコンパネに打ち付け固定を行ないます。側面から打つことで真上から打つよりも水が入りにくくなり、またパッキンが付いたビスを使用していますので、より安心です。
板金を設置しビスで固定が完了しました。しかし、このままでは壁際との取り合い部、板金を加工した角の部分から水が入ってしまう可能性が考えられますのでシーリング処理を行なっていきます。シーリングを行う箇所をマスキングテープで養生を行うことで、周囲を汚さずにキレイに仕上げることが出来ます。
施工完了
シーリング処理が完了し、これにて全ての作業が完了致しました。板金の色は既存がグレー系の色でしたので、お客様ご希望のナチュラルグレーにて施工を行わせて頂きました。既存色に近いので外壁の色と合っていて違和感のない仕上がりになっています。
雨漏りの場所をしっかりと特定してからの工事を行ないましたので、お客様には安心して工事をお任せいただき、工事の仕上がりにも大変満足頂いております。
私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルス感染症の感染対策を引き続き徹底して行なっております。屋根でお困りの際は、1度ご相談を頂けましたらお力になれることも多いと思いますのでお気軽にお問い合わせを頂けると幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年08月27日時点での費用となります。
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