柏市東中新宿にて台風で棟板金が飛散してしまったので火災保険を申請して復旧工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
柏市東中新宿にお建物を所有されておられるT様より「街の屋根やさん」へお問い合わせを頂きました。お話をお聞きすると棟板金が一昨年の台風により飛散してしまい、貫板がむき出しになってしまっていると、ご近隣の方から教えて頂いたのでこちらの復旧工事を行いたいという内容でした。この様な自然災害によるお建物の被災には火災保険が使用できますので保険使用での工事のご提案をさせて頂きました。 屋根の調査にお伺いをした際に、被災状況のご説明をし棟板金の交換工事のご提案をさせていただきました。建物はセカンドハウスとして使用していますので、なるべく費用を抑えての補修をご希望されておられましたので棟板金は全体ではなく部分交換のご提案をさせて頂きました。
担当:白井
ビフォーアフター
柏市東中新宿にお建物を所有されておられるお客様より、棟板金が一昨年の台風で飛散してしまっているのを最近になってご近所の方に教えて頂いたので、板金の飛散してしまった箇所の復旧工事を行いたいと私達「街の屋根やさん」までお問い合わせを頂きました。お話をお伺いすると、こちらの建物はセカンドハウスとして利用しており近年はコロナの影響であまり利用していない事から台風被害に気がつくのが遅くなってしまいました。棟板金が飛散してしまい貫板が見えてしまっている状態だと教えていただきましたので早急にご対応させて頂きます。
現地調査
現地調査前にお客様と日程の打ち合わせをさせて頂いた際に建物の周りが狭所となっており、もしかしたら梯子を掛けるスペースがないので屋根に登っての調査が難しい可能性があるとお教え頂けましたので、調査日当日はドローンを用意して調査にお伺いすることが出来ました。このように事前に建物周囲の状況をお教え頂けたので準備することが出来たので非常に助かりました。
現地にお伺いさせて頂きました。お建物は築40年程が経過した木造2階建てのお建物になっており祖父母の家を思い出させるお建物でした。建物正面に下屋根がありましたので建物正面から梯子を掛けるのは困難だと感じました。
写真で見ていただくと分かるように、建物の周りは狭所になっており庭側のベランダには波板が設置されておりましたので梯子が掛けられず屋根に登っての調査はできませんでしたので、ドローンでの調査をさせて頂きました。ドローンを飛ばすと屋根の右方向に伸びている棟の板金が部分的に飛散しているのが確認できました。
被災箇所に出来る限り寄って確認すると、板金が飛散してからしばらく時間が経過し雨ざらしになっていた為か。貫板の劣化が著しく部分的に割れて無くなってしまっている部分もありました。屋根の状況はドローンで確認できましたので、状況をお客様にご報告させて頂きまして保険を使用しての工事のご提案をさせて頂きました。実際に被災状況を確認すると、こんな状態だとは思わなかったと驚きの様子で早めに工事を行いたいと仰って頂きました。
足場仮設
火災保険の申請が終わり、保険が適用になりましたのでご契約を頂きまして工事を行なって参ります。
工事をするにあたり、梯子での昇降が出来ないため昇降用の部分足場を仮設しての工事となります。工事の着工前には事前にご近所の方々にご挨拶をさせて頂いてから施工を行うことで施工中のご近所トラブルの防止につながります。
既存棟板金撤去
今回台風で飛散した板金は2M程でしたが、今後の事も考え飛散した棟1本(6.3M)の交換を行います。棟板金は釘で固定されている為風の振動や金属の伸縮により徐々に釘が浮いてきてしまいます。このような浮きが多く出始めると板金を固定する力が弱くなりますので強風により飛散してしまうことがあります。
板金を撤去するのにまずは釘をバールとハンマーを使い抜いていきますが、場所によって釘が効いておらずにすぐに抜けてしまう場所がありました。釘を抜いてしまえば板金は被さっているだけなので簡単に撤去することが可能です。
棟板金の構造は、屋根に貫板と言う木製の板を設置しその上に板金を被せて貫板に釘で板金を固定する形になっておりますので、板金を撤去すると中には貫板が設置されています。棟板金撤去の際はこちらの貫板の新しく交換しますので撤去を行います。
撤去作業を進めながら撤去した貫板を確認すると、板金が飛散してしまった部分の貫板は雨ざらしでしたので劣化が著しく進行しボロボロになっていました。板金が飛散していなかった部分の確認もしましたが、こちらの貫板にも水分を吸ってしまい劣化してしまっている様な痕跡がありした。おそらく板金の継ぎ目から水が入り込んでしまっており木材の劣化が進行したと考えられます。そう考えると今回交換しない部分の貫板も心配になります。お客様にご報告しご判断を頂きたいと思います。
新規棟板金設置
ひとまず今回工事行う範囲の撤去が完了しましたので、新たな棟板金の設置を進めて行きます。これまで使用されていた貫板は木製でしたが新しく使用する貫板は樹脂製貫板を使用します。樹脂製を使用するメリットは、湿気による劣化が無く木材のように腐ったりすることが無いので耐用年数が長い点にあります。こちらの貫板はビスを使用し野地板にしっかりと固定を行います。
これから板金を貫板に被せますが、まず軒先側に設置する板金は雨水の吹込みを防止する為に端部加工が必要となります。板金設置の際は水の流れを考慮し軒先側から設置を行いますので初めに加工を行う必要があるのです。板金の加工は職人さんにより慣れた手付きでどんどん進みキレイに加工が完了となりました。
板金は既存色と近いブラックを使用しました。既存の板金には色褪せが見られましたので新たに設置する板金とは多少ですが色の差が出てきてしまいますので予めご了承を頂いております。
板金の固定はパッキン付きのビスを使用し、板金側面よりビスを打ち込み貫板に固定を行います。側面からのビス打ちとパッキンによりビス穴からの浸水も防ぐことが出来ます。
板金の設置が終わりましたので、最後に板金継ぎ目のシーリングを行なったら棟板金の交換工事が終了となります。板金のシーリングは、隙間からの浸水を防ぎ貫板の劣化の防止、屋根材の合わせ部分からの雨水の浸水を防いでくれる役割がありますので、しっかりと行わなければなりません。
棟板金交換完了
台風被害を受けて飛散してしまった隅棟1本の棟板金の交換工事が完了致しました。今回は棟板金の部分交換でしたので、シーリングは既存板金部分も行いまして、釘の浮きや抜けている場所もありましたのでそちらの処理もしっかりと行わせて頂きました。今回交換していない棟にも今回確認できた貫板の劣化の症状が出ている可能性もありますので、お客様とご相談し他の部分の工事も行うかどうかのお話を進めて参りたいと思います。
今回の施工状況のお写真をご確認頂き、しっかりと工事を行なって頂けたので安心したとお声を掛けて頂きました。仕上がりにもご納得頂けましたのでこれにて作業の方が完了となります。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を行いまして現地調査、工事にお伺いをさせていただいております。この様な状況下ではありますが、お困りの際はお気軽にお問い合わせを宜しくお願いいたします。
記事内に記載されている金額は2021年07月01日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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