柏市高田にてリフレアルーフⅡ型(グレー)を使用した屋根カバー工事を実施
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
柏市高田の工場にて大波スレートの屋根カバー工事を実施致しましたので工事の様子をご紹介しております。こちらの法人様は以前にも、雹により被害を受けてしまった屋根のメンテナンスをご依頼頂いたお客様で「今回は別の工場建屋の屋根から雨漏りが発生している為、屋根全体のメンテナンスを行いたい」とご相談を頂きました。雨漏りが発生している建屋は、製品の検査を行う場所となっており完成品に雨水が垂れてしまうと錆の発生や品質の低下を招いてしまうとお困りになられておりました。 現地調査を行いましたが高さのある建物でしたので屋根に登ることが出来ずドローンを使用した調査を行いました。大波スレート自体には、目視で確認できるような大きな割れ等の破損は確認できませんでしたが工場を建設してから年数が経過しており雨漏りにも悩まされている点から、屋根全体のメンテナンスを行いたいとのご希望もございましたので屋根カバー工事のご提案を行いご検討の末、工事をお任せ頂く運びとなりました。 今回使用する屋根材は前回の施工と同じく大波スレートにカバー工法が可能なリフレアルーフⅡ型を使用し工事を行いました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法
- 施工期間:2週間
- 施工費用:詳しくはお問い合わせ下さい
- 平米数:650㎡
- 使用材料:リフレアルーフⅡ型(グレー)
- 保証年数:屋根カバー工事10年
現地調査
現地調査の様子になります。屋根のメンテナンスを検討している建物は、製品の仕上げ加工や検査等を行っている建物で屋根までの高さが12m程あり、建物の奥行きは40m程と大きな建物となっております。屋根からの雨漏りにより加工に使用する大型の機械や、製品への影響を懸念しメンテナンスを検討されていました。
屋根までの高さが12mあり、足場無しでは屋根に登る事が出来ませんでしたのでドローンを使用し屋根全体の調査を行いました。屋根には大波スレートが使用されております。大波スレートはセメントと繊維を混ぜ込んだもので作られており名前の通り波型に形成されたスレート屋根になります。耐久性に優れ安価な建材であるメリットがある反面、土埃が付きやすかったり年代によってはアスベストが含まれているデメリットがある建材となっております。
雨漏りが発生している箇所付近を確認してみると、大波スレートや明り取りに破損等の症状は見られませんでしたが全体的に苔や藻の発生が目立ち劣化が進行している印象を受けました。
調査時に撮影した写真をご確認いただき、屋根の状況説明を行わせて頂きました。明確な雨漏りの原因になる劣化症状は確認できませんでしたが、築年数や雨漏りを考えると屋根全体のメンテナンスを行ってしまいたいとのご希望もありましたの大波スレートに対する屋根カバー工事をご提案させて頂きました。ご検討の末工事をお任せ頂く事となりました。屋根カバー工事の費用は、60㎡の切妻屋根を金属屋根でカバーした場合698,000円(税別)より承っております。屋根の形状や状況に応じて施工金額が異なりますので予めご了承頂きたいと思います。
大波スレートカバー工事
荷揚げ
荷揚げの様子です。今回の施工では建物の高さがあり梯子やユニックでの荷揚げが難しい状況でしたので小型のラフタークレーンの手配を行い荷揚げを行いました。敷地内のスペースを当日お借りすることが出来ましたので敷地内より荷揚げを行い、お客様のご協力もあり難なく荷揚げを行うことが出来ました。施工を進めやすいように配慮をしていただけるお客様でしたので大変助かりました。
リフレアルーフ設置
屋根材の設置を行う前に、既存の大波スレートの固定を行っているフックボルトの頭の切断を行います。切断前の状態ですと新たな屋根材を被せた際に、ボルトに長さがあるため邪魔になり屋根材を被せる事が出来ませんので設置時に邪魔にならない高さまで切断を行う必要があります。
屋根材設置前の下処理が完了しましたので、屋根材の設置を行います。今回の施工に使用する屋根材は月星商事のリフレアルーフⅡ型という屋根材で大波スレート改修工事に適した商材となります。リフレアルーフの場合は土台フレームの設置が不要で専用ビスを使用し鉄骨に直接施工が出来るので工期の短縮や施工費用の削減に繋がります。また、カバー工事を行った際に既存スレートの溝部分に空間が出来ますので断熱効果も見込める屋根材になります。
リフレアルーフの設置は、既存屋根材と新規屋根材の山となる部分を合わせる形で設置を行います。水上側は、板金に立ち上がりを設け雨水が吹き込んだ際に水が屋根材の下に回り込むのを防ぎます。
こちらが屋根材の固定に使用する専用のネジになります。屋根改修工事(重ね葺き)に適したネジになっており重ね葺きを行った際でも下地の鉄骨に固定できるように長めのネジになっています。また、ネジの頭にはネジ穴からの雨水の浸入を防ぐパッキンが取り付けてありますので固定、雨水の浸入防止共に安心できます。
リフレアルーフの設置が完了となりました。元々の屋根には採光用に明り取りが設置されておりましたが今回の工事ではお客様のご希望により、明り取りの設置は行わず軒先から棟にかけて1本物の屋根材で仕上げました。明り取りを設置すると屋根が分割となりますが、明り取りを埋めてしまうことで屋根材を分割せずに施工が可能となりましたので軒先方向に継ぎ目が無く雨水が浸入してしまうリスクを低減刷ることが出来ました。
各所納め
ケラバ板金の設置です。ケラバとは切妻屋根の妻側(側面)の事を指し、ケラバ板金には屋根の側面から雨水の吹込みを防ぐ役割がありますこちらの建物は高さがあり風通しが良い事から強風による飛散等の対策としてケラバ補強金具の設置を行いました。補強金具は鉄骨に固定しておりますので強風の際でもバタついてしまう心配がいりません。
棟板金、ベンチレーター周りの雨押え板金設置を行います。屋根の面と面が変わる場所には屋根材だけでは埋められない隙間ができてしまいますので屋根材設置後に板金を被せ雨水が浸入しないようにします。この様な屋根の面が変わる位置を棟と言いこちらに設置されている板金を棟板金と呼びます。また、ベンチレーターの周りからの雨水浸入防止の為。雨押え板金を設置し端部はシーリング処理を行いました。
雪止め金具設置
雪止め金具の設置を行いました。既存の屋根には雪止め金具は取り付けられておりませんでしたが、今回金属製の屋根に変更となりますので表面が滑りやすくなり雪が降ると落雪の可能性が考えられました。高所からの雪の落下は通行人や車に当たってしまうと大きな事故に繋がる危険性がありましたので、2次被害防止の観点からも雪止めの設置を推奨しております。
雪止めにはメッキ加工が施されたアングルを使用し軒に添って設置を行いました。
施工完了
施工が完了となりました。完工後お客様にドローンで撮影した屋根の状態を確認していただき屋根の仕上がりに大変満足して頂くことが出来ました。今回の工事では10年間の施工保証をお付けしておりますのでアフターメンテナンスにもしっかりと対応させて頂きます。今後とも末永いお付き合いとなりますがどうぞ宜しくお願いいたします。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。お困りの際はお気軽にご相談頂けますと幸いです。
2023年6月15日追記
定期点検(1年目)
柏市高田の工場建屋にて2022年に大波スレートのカバー工事が竣工してから1年が経過しましたので1年点検にお伺い致しました。工事前はベンチレーターと大波スレートの取り合い部分から雨漏りが発生し、お困りになられておりました。竣工から1年が経過しご担当者の方からお話をお伺いすると工事完了後、台風や大雨が幾度かあった際に雨漏りの有無を確認していただきましたが雨風が強くても雨漏りが再発する様子はなく安心して仕事が出来ているとお話をお伺いすることが出来ました。こちらの建屋は、壁面からも部分的に雨漏りが生じておりましたので屋根工事の際に処理を行い様子を見ていただいておりましたが、その後雨漏りが再発することはなく工事の仕上がりに大変満足していただけている様子でした。
工場建屋は、軒までの高さが10m以上あり点検用の梯子等の据え付けもありませんでしたので屋根に上ることが難しい為、点検の当日はドローンを使用して点検を実施致しました。当日は天候にも恵まれ問題なくドローンの飛行を行うことが出来ました。
屋根全体の様子になります。屋根カバー工事を行ってから約1年が経過した屋根の状態ですが、目立った汚れの付着も無く竣工時と変わらない状態に感じました。また、リフレアルーフ表面の塗装に劣化の様子もありません。
棟板金や雨押え、雪止め金具等の各種役物の確認も行いましたが、位置がズレてしまっていたり変形してしまったりといった異常はありませんでした。
屋根工事と合わせてベンチレーターの塗装工事も行いましたので、こちらの点検も行いました。ベンチレーターの塗装を確認しましたが、塗装の剥がれや錆の発生は無く竣工後と同様に綺麗な状態が保たれておりました。鉄製の製品は、表面の塗装が劣化する事により鉄が空気中の水分と反応し錆の発生原因となります。錆は鉄を腐食させることで穴開き、耐久性の低下を招きますので定期的なメンテナンスが欠かせません。
屋根全体の確認が完了しました。施工が完了してから1年が経過しましたが特に問題のある箇所は見受けられませんでしたので1年目の点検は終了となります。今後は、隔年点検になり2年に1度点検にお伺いし状態の確認を行わせていただきます。引き続き末永いお付き合いとなりますが宜しくお願い致します。
屋根カバー工事の費用は、60㎡の切妻屋根を金属屋根でカバーした場合798,000円(税別)より承っております。屋根の形状や状況、使用材料に応じて施工金額が異なりますので予めご了承頂きたいと思います。詳しくは「街の屋根屋さん」へお気軽にご相談ください。
記事内に記載されている金額は2023年06月15日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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