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ビフォーアフター

点検の様子～飛散した棟板金

　

棟板金が飛散したスレート屋根です。棟板金を固定していた貫板も一部を残してなくなっていることから、貫板が傷んだことで釘の固定力が不足し、飛散してしまったことが分かります。その貫板の老朽化と傷みを表すようにグレーに変色しています。

 

　

スレートが釘を起点に欠けています。こちらは貫板の下になる部分で、なおかつ棟板金に覆われてしまう部分なので、このくらいの欠損なら問題ないでしょう。貫板の下の色からもともとこちらのスレート屋根は黒かグレーだったことが分かります。

 

　

こちらの屋根、環境的に厳しいのか、かなり汚れています。黒くなっている部分は藻が生えた後、枯れた部分です。グレーの部分は藻が枯れた後にそれを栄養としてカビが生えて、それが枯れた跡です。円形に生えるのが特徴です。防水性や防汚性が低下しているので、屋根塗装しておいた方がいいでしょう。

 

施工の様子～棟板金交換と屋根塗装

　

棟板金の交換と屋根の防水性を取り戻し、防汚性を高めるために屋根塗装を行うことになりました。まずは足場の仮設です。足場仮設後は早速、これまでの棟板金と貫板を解体していきます。

 

　

貫板を設置して、その上に棟板金を取り付けていきます。今回は屋根塗装を行うということで、棟板金は黒のものにしました。こちらも塗装していきます。

 

　

棟板金を取り付けましたら、屋根塗装の工程に入ります。しつこい汚れや藻やカビですが、高圧洗浄の前には為すすべもありません。高圧の水流によってすべて削ぎ落されてしまいます。これだけでも、屋根は大分、綺麗になります。

 

　

シーラーを塗布していきます。こうして、高圧洗浄後の乾燥した屋根を見てみますと大分、色褪せていることが分かります。スレートにクラックを発見しましたので、シーリングで補修してしまいましょう。色褪せはしていますが、こちらのスレート屋根はこういったクラックが少なく、綺麗なものです。

 

　

仕上げは中塗りと上塗りの2回塗りです。2回塗りすると、これまでの塗膜の傷みもすっかりなくなります。こうして見てみると、まるで新築のようです。これで、これまでのような汚れやすいではなくなりました。

 

竣工～棟板金交換と屋根塗装

屋根がすっかり綺麗になりました。棟板金も新しいものへと交換しましたし、屋根塗装も行ったので防汚性も高まり、防水性も回復しました。当分は藻や苔、カビなども生えなくなりました。屋根が目立つ、よく見えるお家の場合、やはり屋根が綺麗に越したことはありません。

　記事内に記載されている金額は2020年08月25日時点での費用となります。
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