【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

世田谷区上祖師谷にて、築16年になるお住まいの雨漏りの調査

　さっそく世田谷区祖師谷に向かい調査に伺いました！

　屋根を見てみますと、大変大きなシートで屋根の片側が覆われており、その上にシートを抑えるように板が敷かれています。
　どうやら瓦１、２枚分程度の穴では済まなそうです(>_<)

　

　屋根裏から見てみますと野地板が数枚外れた状態になっており、２メートル四方すっぽり穴が開いた状態になっていました。

　お客様のお話ですと台風で発生した強風で何か物が飛んできてスレート瓦が割れてしまったそうです。

　その割れたスレート板を撤去した際、傷んだ野地板と防水紙も撤去したとの事です。

　撤去した時には、すでに腐食は進んでいたとお伺いいたしました。

　

　スレートの状態も決していい状態とは言えず、全体的に塗膜が劣化・色褪せてしまっていてカビや苔も繁殖しています(>_<)

　屋根の上に上がって歩いてみると、部分的に足が沈み込む場所があり野地板が傷んでいることがわかります。

　スレート屋根というのは元々防水性が備わっているわけではありません！

　表面に塗料を塗って防水性を補うのですが、その塗膜が完全に劣化してしまい、されにスレート材も経年劣化と雨水によって傷んでしまっています。

　その為、破損した部分のスレート屋根と野地板の補修だけでは完全に雨漏りを補修したことにはなりません。

　以上の理由からお客様には屋根の葺き替え工事をおすすめいたしました。

屋根葺き替え工事の様子

　

　今回は屋根の勾配もきつくないですので、足場を設置しなくとも作業に入れます。

　葺き替え工事は、既存の屋根材を撤去し新たな屋根材を葺く工事です。

　まずは、既存の棟板金と屋根材を撤去していきます。

　破損した部分のみならず、全ての化粧スレートを撤去いたします。

　劣化してヨレヨレになった防水紙が出てきました。
これも全て撤去します！

　野地板が見えてきましたね！

　やはり部分的に腐食が進んでいます。

　このまま放置した場合、他の個所からも雨漏りが発生する可能性が高かったです。

　

　防水紙を撤去し、まだ痛みの少ない野地板を残して一旦清掃いたします。

　そのうえで、新しい野地板を増し張りしていきます。

　増し張りのメリットとしては、通常以上に強度を増すことができる点と全撤去する工程を減らせることです！

　また、撤去した廃材を処分する費用を安く済ませることにも繋がりますので、多くのメリットがあります(#^^#)

　野地板の増し張りが終わりましたら、下葺きと言って防水紙を丁寧に葺いていきます。

　使用する防水紙はTAJIMAのPカラーです。

　人気の高い下葺材で、実績も高く夏場の熱の影響を受けても変質しにくい優れた防水紙です。

　ずれたりしないように慎重に屋根の下側、つまり軒側から上に向かって設置していきます。

　

　下葺きが終わり、次は本葺き作業に入ります。

　新しい屋根材は同じスレート瓦の一種で、ケイミューのコロニアルクァッドです！

　この本葺きも下葺きと同様で、軒先から上（棟）へと葺いていきます。

　

　スレート材を葺き終えますと、次はケラバ水切り、雨押えなどの屋根用役物板金を設置していきます。

　そして最後は棟板金を取付けて完工となります。

竣工

　今回の雨漏りのように、建物の傷み具合は表から見ただけですと判断付かない場合があります。

　破損した部分だけを補修すれば大丈夫、と思いがちですが、原因である劣化したスレート材そのものの葺き替えを行わないと直せないというケースも少なくありません(>_<)

　その場合、思っていたよりも高額な補修工事となってしまい、維持していくにもかなりな負担になってしまいます。

　やはり定期的な点検を行い、酷くなる前に洗浄・塗装工事を行うことで屋根材の劣化を抑えて長期間維持されていく方が最終的に安く済むことになります！

　定期的な点検をして何か違和感を感じたら、その時点でご相談くださるのが一番です(#^^#)

　お気軽にご相談ください！

 

　記事内に記載されている金額は2023年11月27日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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