更新日:2017年1月15日
最近ではあまり目にすることも少なくなりましたが、昔の住居兼商業施設などではデザイン性の高さから多くのお住まいに採用されていました。
パペラットがあることで、外観に看板を設置したり生活感などを隠すことができるなどのメリットがあったようです。
現在でも陸屋根や屋上を取り囲むように設置された低い壁(これもパペラットになります)は見かけますね。これは落下防止や雨水の浸入を防ぐために現在でも見かけます。
しかし、現在の新築では住居兼商業施設のような木造建ての建物でパペラットを見ることは少なくなりました。
雨漏りなどが発生しやすいというのも理由のひとつに挙げられます。
屋根との取り合いから水分を吸い上げてしまった、パペラットの笠木からの浸水により木部が腐食してしまい屋内への雨漏りが始まってしまったといった例は多くございます。
パペラットの補修は屋根のリフォームというよりも、どちらかと言えば板金工事に分類されます。
あまりにも腐食が激しい場合などは、今後のメンテナンスサイクルを考慮したうえでパペラットの解体も検討する場合もございます。
補修を行う場合は笠木の補強を行い、外壁用のルーフィングシートを設置し、ガルバリウム鋼板などの軽く腐食に強い金属板金で加工していきます。
パペラットの立ち上がり、屋根の谷部分は雨漏りのしやすい個所とも言えます。
ある程度、散水検査やサーモアイカメラによる水分の通り道などを予測できたとしても、木材の劣化状態は屋根やパペラットを開けてみなければわからないといったこともあります。
そのため、雨漏り修理を行う際には場合によっては、どうしても追加工事の必要性などが出てきてしまいます。
特にお住まいの屋根の形状が特殊であったり、増設を繰り返したお住まい、築年数が経過した木造住宅の場合は判断が難しくなってくる場合もございます
こうした、少し複雑な屋根の作りの場合、雨漏りが発生し修理を依頼したが雨漏りを繰り返しているといったご相談は多く伺います。
また、屋根の知識がない業者によりパペラットと屋根の立ち上がり部分をモルタルに塗りたくってしまい水分が逃げず、木材を腐食させてしまい雨漏りを進行させてしまったなどの被害も報告されています。
お住まいの数だけ、雨漏りの原因はあると言えますが業者の施工ミスにより発生する雨漏りもございますので、雨漏り修理の場合は、雨漏りに対する実績や保障の有無などをしっかりとご確認ください。
当店では
パペラットが原因による雨漏りの修理も承っておりますのでお気軽に0120-989-742までご相談ください。