更新日:2017年1月22日
お客様の窓口としてお電話での対応をさせていただいて、もうすぐ2年が経ちます。
入社した当初は、お客様が屋根のどのようなことをお困りかを聞いてもピンときませんでしたが、今ではざっくりしたご説明の中に特徴をお伝えいただければ、
屋根のどの部分を指しているかは、概ね検討がつくようになりました。
電話の窓口をしていると、お客様のお困りごとが多く見えてきます。そこで一番多くいただくご質問が
【屋根工事、屋根修理、雨漏り修理などの“概算”っていくらなの?」といった工事や修理に関する金額のご質問が多い印象を受けます。
実は一番多くいただくご質問ですが、一番困ってしまう質問なのです。
例えば、これから建売の新築を購入する場合は金額が公開され、その相場から営業担当者との交渉が始まるかと思います。
実際に既に建っている建物ですので、メーカーは建物にかかった原価や費用などを当然把握しています。
注文住宅の場合でも、これから建てる家になりますので仕様によって異なりますが概算を出すことは難しくないでしょう。
しかし、リフォームの場合は違います。
既に現地に建物が建っている状態で、建物になんらかの不具合が発生していることが予測できます。
例えば、
「スレート屋根で2階の天井から雨漏りがあるのだけど、修理の概算っていくら?」といったお問い合わせをいただいたとしても、修理の概算をお答えすることは難しいです。
まず、口頭ではどの部分が原因として雨が漏っているのかがわかりません。
屋根が原因かもしれませんし、外壁が原因かもしれません。1軒1軒お住まいの形状や立地条件は異なります。
雨漏りの原因はお住まいの種類だけあるといっても過言ではありません。
人間と同じで、同じ病気にかかったとしても個体差により病状は様々です。
流行りの風邪に感染したとして、Aさんにとっては少しゆっくり休んだだけで回復する症状でも、Bさんにとっては入院が必要になるケースだってあります。
お住まいも同じです。お住まいの条件によって、同じスレート屋根の雨漏りだったとしても修理方法はお住まいによって異なります。
そのため、まずはお住まいの状態を点検させてください。とお願いしています。
もちろん中には、概算だけ知りたかったからといい電話を切ってしまうお客様も多いのですが、お住まいに住み続けることになればいつかはリフォームが必要となります。
一度点検を行い、すぐにリフォームや修理が必要ではない場合でも、
“どのぐらいの時期に”“どのような工事を行い”“どのぐらいの金額がかかるのか”といったメンテナンス計画を立てることもお住まいを維持するうえでは重要なことです。
こうしたメンテナンス計画を立てるだけでも、当店では無料で点検・お見積りを承っておりますので、お気軽に0120-989-742までご相談ください。