【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

【点検の様子】

　

集合住宅のオーナー様が気にしていたの屋根の苔です。繁殖している部分と繁殖していない部分が屋根の面によって分かれていました。棟板金には釘が浮いていますので、これは塗装前に打ち込んでおきます。

 

　

屋根材は化粧スレート（カラーベスト・コロニアル）でアーバニーという製品です。天然スレートをランダムに積んだように見せるデザインがされており、意匠性が非常に高い製品です。下屋の谷板金の部分に隣接するところにひびが入っています。。

 

　

この集合住宅、珍しい造りをしており、屋根は1つで共有されているのですが、それぞれが戸建てのように独立しているのです。それぞれが共有ではない外壁を持っています。テラスハウスは共有している建物で、タウンハウスはそれぞれが戸建てで、お庭などを共有している建物です。分類的にはその中間の建物にあたります。それぞれの区画の間に入ると立体感に溢れたシンメトリーな写真が取れます。

 

　

外壁は色褪せており、シーリングも汚れてきています。外壁塗装もしておいた方がいいので、オーナー様にご提案してみましたが、次回のメンテナンスということになりました。

 

【施工の様子～屋根塗装】

　

まずは足場の仮設からです。仮設が終わりましたら、メッシュシートで多います。街の屋根やさんでは施工している会社が私達であると分かるようにシートを掲げています。工事中のお困り事や屋根や外壁に対する質問がございましたら、こちらの番号にお電話ください。スタッフがすぐにご対応いたします。

 

　

次は高圧洗浄です。この苔や藻で汚れた屋根を高圧洗浄で洗い流していきます。最大で150kgf/㎠以上の水圧をかけることが可能ですから、しつこい汚れなども落とすことが可能です。

 

　

高圧洗浄で苔や藻、汚れがすっかり落とされました。切妻屋根の両面とも綺麗になりましたがこうなると、塗膜の色褪せがはっきりと分かります。ちょうど屋根塗装をするのによい時期だったのではないでしょうか。

 

　

下塗りにはファイン浸透シーラーを信用します。弱溶剤の2液型の下塗り材で、この後に行う中塗りと上塗りの塗料の密着力をアップします。密着力が高くなることで、耐用年数も長くなります。また、スレートに浸透して、強くする働きもあります。

 

　

仕上げの2工程となる中塗りと上塗りにはファインシリコンベストを使用しました。まずは雪止めやアーバニーの切り込み部分など細かい部分を塗装していきます。色はニューワインです。

 

　

アーバニーは切り込みが入ったデザインなので、刷毛でその部分を塗っていきます。切り込みの下の部分も塗り残さないようにします。刷毛で塗った後はローラーの出番です。塗れる面積が一気に広がります。

 

　

アーバニーは非常に優れたデザインでとてもおしゃれな屋根材なのですが、塗装においては普通のスレートと較べるとかなり厄介です。切り込みによって凸凹が多くなるので、通常のスレートを塗っている感覚で塗装してしまうと塗り残してしまう部分も出てきます。上塗りでもローラーと刷毛を併用し、塗り残しを見つけた場合は随時、修正していきます。

 

【竣工、屋根塗装】

屋根塗装が完了しました。これまで黒かった屋根がワイン色となってイメージチェンジもできました。これでご入居されている方々も屋根が汚れているとは思わないでしょう。オーナー様にも「いい色になった」とご満足いただけて幸いです。

　記事内に記載されている金額は2020年08月26日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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