江戸川区篠崎町にてスーパーガルテクト(シェイドチャコール)を使用した屋根カバー工事を実施致しました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
江戸川区篠崎町にお住まいのM様邸にて行った屋根カバー工事の様子をご紹介しております。お問い合わせのきっかけは「雨が降る度に毎回発生するわけでは無いが、天井から水が垂れてきてしまい困っている」とご相談を頂き現地調査に伺いました。 建物は築12年が経過した木造2階建ての建物になっており、屋根にはスレートが使用されています。雨漏りが発生しているのは建物2階の天井になり、位置関係を考えても屋根からの雨漏りだと考えられえました。屋根の調査を行いますが、M様邸の屋根は8寸勾配の急勾配屋根でしたので安全面を考慮し屋根に上っての調査が行なえずドローンでの屋根調査を行いました。ドローンでの調査ではスレートの破損や飛散は確認できませんでしたが築10年を過ぎての雨漏りでしたので屋根材の劣化や防水紙の劣化による雨漏りが懸念されました。また、天井高の建物になっており屋根裏のスペースが狭いため結露による雨漏りの可能性も考えられました。 状況のご説明を行い、屋根の劣化に対するメンテナンスと結露の対策を同時に行なうため換気棟の設置を含めた屋根カバー工事のご提案をしたところご検討の末、工事をお任せいただく事となりました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法
- 施工期間:1週間(足場含む)
- 築年数:築12年
- 施工費用:詳しくはお問い合わせ下さい
- 平米数:57㎡
- 使用材料:スーパーガルテクト(シェイドチャコール)
- 保証年数:屋根カバー工事10年
現地調査
現地調査の様子になります。先ずは室内の状況確認を行いました。雨漏りは建物2階の天井より発生し、梁の部分から水が垂れていました。M様にお話を伺うと雨の度に雨漏りするわけでは無いが雨水が垂れて来る箇所は、毎回同じ部分から垂れてきている様でした。
雨漏り箇所付近に点検口が設けてありましたので屋根裏を覗くと、天井から野地板までが10cm未満になっており断熱材がピッタリと収まる程度のスペースしかありませんでした。屋根裏の木材を見ると水が伝った染みが見られましたが木材の腐食が進行している様子はありません。
屋根調査になります。M様邸の屋根は屋根勾配が8寸あり急勾配の屋根となっています。屋根からの落下等の危険を考え上っての調査は行えませんでしたので、梯子を掛けて見える範囲の調査を行い、後日ドローンでの調査を行なう事にしました。
スレートはノンアスベストスレートのコロニアルNEOが使用されていました。コロニアルNEOはアスベストが含まれていない屋根材となり、耐久性が低い事でひび割れや欠けが起こりやすい屋根材として近年問題となっております。現段階では、ひび割れや欠けの発生は見られませんでしたが先々この様な症状が発生してくる可能性がありますので注意が必要です。棟板金を見ると釘に浮きが見られます。棟板金の釘浮きや抜けは、主に温度変化による板金の膨張や収縮により発生します。板金の収縮以外にも貫板の劣化等の様々な要因があげられますが、板金の固定が弱まることで強風により板金が飛散し周囲の建物や人に当たってしまう二次災害や雨漏りの恐れが考えられまので定期的な点検・メンテナンスが欠かせません。
ドローンでの調査を行いました。雨漏りが発生している北面の屋根は、日当たりが悪い影響で苔や汚れが目立ちました。しかし、ドローンで見る限りでは雨漏りにつながる破損等の症状は確認出来ませんでした。
調査ではスレートの破損や飛散は確認できませんでしたが築10年を過ぎての雨漏りでしたので屋根材の劣化や防水紙の劣化による雨漏りが懸念されました。また、天井高の建物になっており屋根裏のスペースが狭いため結露による雨漏りの可能性も考えられました。
状況のご説明を行い、屋根の劣化に対するメンテナンスと結露の対策を同時に行なうため換気棟の設置を含めた屋根カバー工事のご提案を行いました。ご検討の末、工事をお任せいただく事となりました。
屋根カバー工事
今回の工事は屋根での高所作業となりますので足場の仮設を行ってからの作業となります。M様邸の屋根は8寸勾配と急勾配の屋根になっており、急勾配での作業には職人や資材の落下防止の為に屋根足場と呼ばれる急勾配施工用の足場が必要になります。
既存棟板金撤去
棟板金の撤去を行います。屋根カバー工事は既存の屋根に新たな屋根を重ね葺きする工事となります。先ずは、屋根を重ねる際に段差となってしまう既存棟板金、下地の貫板、雪止め金具の撤去を行います。棟板金と貫板は釘で固定されていますので釘抜き(バール等)を使い撤去します。板金の撤去後貫板を確認すると貫板表面には多少の黒ずみが発生しておりました。貫板は通常板金が被っていますので外部から確認することが出来ませんので知らず識らずの間に劣化が進行してしまいます。棟板金交換の目安は10~15年とも言われております。これまで棟板金交換を行なっていない場合には貫板の劣化も考えられますので交換を検討されてみてはいかがでしょうか。
防水紙敷設
既存棟板金、雪止め金具の撤去後は防水紙(ルーフィング)の敷設を行います。使用する防水紙は田島ルーフィングのタディスセルフという防水紙を使用します。タディスセルフは遅延粘着式ルーフィングになりますので貼り付け直後は強く粘着せずに貼り直す事が可能ですので施工性に優れた防水紙になります。貼り付け後2時間程で強力な粘着力と防水性を発揮しますのでカバー工事等の改修工事に最適な下葺き材です。
防水紙はロール状に巻かれていますので、転がしながら軒先から棟に向けて重ねて敷設し、防水紙の重ね幅は100㎜以上になるように貼り重ねを行います。
スーパーガルテクト設置
今回の屋根カバー工事で使用する屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトを使用します。色はシェイドチャコールをお選び頂きました。スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板という防錆性に優れた金属を使用し、断熱材が入った屋根材になります。表面には遮熱塗料により塗装が行われておりますので断熱材と遮熱塗料の相乗効果で優れた断熱性を発揮します。
屋根材設置の際は防水紙と同様に軒先側から棟に向けて設置を行います。スーパーガルテクトは嵌合式の横葺き屋根材になりますので縦横の嵌合に加えビスによる固定を行いますので固定力が高く強風の際でも飛散の心配は要りません。また、M様邸は天窓が2箇所設置されておりましたので天窓周りに水切り板金設置の雨仕舞いも同時に行います。
スーパーガルテクトの設置が完了となりました。スーパーガルテクトの表面はツルツルした質感となっていますので屋根表面が滑りやすく雪が降った際には、屋根から雪が滑り落ちてしまい二次被害を招くケースもありますので万が一への備えとして雪止め金具の設置を推奨しております。
棟板金・換気棟設置
棟板金の設置を行います。今回の工事では下地材には樹脂製の貫板を使用しました。貫板はビスにより屋根へ固定を行います。
貫板には木製と樹脂製の物があり、どちらを使用しても問題はありませんが樹脂製の貫板は木製の物と比較すると腐食しにくく耐久性に優れているという利点があります。
貫板設置後は棟板金を貫板に被せ側面からビスで固定を行います。換気棟の設置をご希望のお客様でしたので、棟板金設置の際に換気用の棟の設置も併せて行いました。棟板金設置の際に生じた継ぎ目にはシーリングを施し雨水の浸入を防ぎます。
換気棟の設置により屋根裏に溜まった湿気や空気を屋外へ排出することが出来ますので、冬場の結露対策や夏場の暑さ対策に繋がります。
施工完了
屋根カバー工事が完了となりました。工事完了後お客様にドローンで撮影した屋根の状態を確認していただき屋根の仕上がりに大変満足して頂くことが出来ました。今回の工事では10年間の施工保証をお付けしておりますのでアフターメンテナンスにもしっかりと対応させて頂きます。今後とも末永いお付き合いとなりますがどうぞ宜しくお願いいたします。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。飛沫感染のリスクを防ぐ為必ずマスク着用でお伺いさせて頂き、お客様やスタッフの安全管理を徹底しておりますのでお困りの際はお気軽にご相談頂けますと幸いです。
屋根カバー工事の費用は、60㎡の切妻屋根を金属屋根でカバーした場合798,000円(税別)より承っております。屋根の形状や状況に応じて施工金額が異なりますので予めご了承頂きたいと思います。
2023年9月7日追記
定期点検(1年目)
江戸川区篠崎町にお住まいのM様邸にて行った屋根カバー工事が完工してから1年が経過致しましたので定期点検(1年目)にお伺い致しました。屋根カバー工事を行う前は、雨漏りが発生してしまいお困りになられておりましたが工事後は雨漏りが再発することはなく安心して過ごせているとお話をお伺いすることが出来ました。
定期点検では工事完了後に施工箇所に問題が生じていないかや自然災害による状況の変化が無いか等の確認を行う為に定期的にお伺いしております。屋根の確認は、梯子で屋根に上り目視での確認や屋根勾配や立地条件により屋根に上がれない場合にはドローンで確認を行う事もあります。M様邸の屋根は急勾配の屋根となっておりましたのでドローンを使用して点検を行いました。
点検の様子になります。屋根の状態ですが屋根カバー工事が完了してから1年と経過年数が浅い為、目立った汚れの付着も無く工事完了時と変わらぬ状態となっておりました。また、屋根材本体に凹みや傷等の破損も確認されず問題の無い状態です。
棟板金や換気棟の固定にはビスを使用しておりますので以前の釘止めと比べると緩みにくくなっており、今回の点検でもビスが緩んで浮いてしまっている様子は確認できませんでした。屋根工事後も訪問業者による棟板金への指摘がある場合がございますが見知らぬ業者は信用せずに私達「街の屋根やさん」へお気軽にご相談下さい。
屋根全体の確認が完了しました。施工が完了してから1年が経過しましたが特に問題のある箇所は見受けられませんでしたので1年目の点検は終了となります。今後は、隔年点検になり2年に1度点検にお伺いし状態の確認を行わせていただきます。引き続き末永いお付き合いとなりますが宜しくお願い致します。
記事内に記載されている金額は2023年09月08日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 雨漏りしていたので困っていました。
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネット
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- 最初この家を建ててもらった工務店に問合せをしましたが屋根工事を専門に扱っている業社さんがあると知り貴社に連絡しました。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 長期保証などアフターサービスが充実していたので問合せしました。
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 親身になって対応して頂き分かりやすく説明してもらいました。
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 原因が分からなかったのでていねいな説明をして頂ける会社
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 自宅を建てた施工会社
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- ていねいな説明で何度も訪問して頂き納得するまで工事の説明をして頂いた事
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 早く工事をして頂いて良かった
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- ていねいな説明 納得するまでお話しして下さる事
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