野田市木間ケ瀬にて天窓のシーリングが劣化し雨漏りが発生 シーリングの打ち替え工事を実施
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
野田市木間ケ瀬のお客様より「天窓から雨漏りが発生しているので修繕を考えている」とお問い合わせをいただき調査に伺いました。 調査に向かいお客様にお話をお伺いすると、雨漏りは1年半程前から発生していたが、雨風が強いタイミングで漏れてくる事が多く通常の雨量だと雨漏りがしないことから直すのを後回しにしてしまったとの事でした。しかし、雨漏りの影響により壁紙に雨染みや剥がれの症状もでてきた事から雨漏り対策を行わなければいけないと決心し私達「街の屋根やさん」へ問い合わせをいただきました。 天窓を確認すると、天窓は陸屋根の壁際に据え付けられておりました。サイズは幅5m×奥行き1mとかなり大きな天窓が設置されています。アルミフレームと採光用のガラスで構成されている天窓です。継ぎ目にはシーリングが施されており築年数の経過と共に劣化の症状が多く出ていました。壁際と天窓の取り合い部のシーリングは、接着面の剥離が見られ調査時に濡れている事が確認できました。外壁のクラックや屋上防水の劣化による雨漏りの可能性も疑いましたが、外壁や防水層に雨漏りに繋がりそうな劣化は見られませんでしたので、雨漏りの発生位置や調査時に発見したシーリングの劣化症状を踏まえ天窓のシーリングの劣化による雨漏りと判断し、シーリングの打ち替え工事のご提案を行い工事をお任せいただきました。
担当:白井
ビフォーアフター
現地調査
現地調査の様子です。先ずは雨漏りが発生している室内にご案内いただき状況の説明を行っていただきました。雨漏りは主に雨風が強い日に発生し壁際の取り合い付近から水がたれてくる事が多いとの事でした。雨量が多い日には床に水溜まりが出来てしまうこともあったそうです。1年以上雨漏りを放置してしまい水を吸った壁紙には、剥がれや割れ等の劣化の症状が出てしまっていました。壁際以外にも天井に染みが出ておりましたので複数箇所から雨水が浸入していると考えられました。
続いて雨漏りが発生していると思われる天窓の確認を行いました。こちらの天窓は採光を目的として設置されている為、窓は開閉しない作りになっています。こちらの建物は施設として利用されているので写真のような大きな天窓が使用されていました。
壁際からの浸水が一番多いという事でしたので、壁際から調査を進めて行きました。天窓と壁際の取り合い部分は、取り付けの際にどうしても隙間が出来てしまいますのでシーリングにより雨水の浸入を防ぐ為の防水処理が行われています。シーリングには防水の他に、緩衝材としての役割があり建物が動いた際に衝撃を緩和し建物へ負荷が掛からないようにする働きがあります。
壁際のシーリングには、割れや接着面の剥離の症状が複数箇所見受けられました。水下側の接地面が剥離しており隙間が出来ている状態になっておりましたので、雨が吹付けた場合には雨水が浸入してしまう可能性は大いに考えられます。
こちらの天窓を一目見た時に継ぎ目が多いなと感じました。アルミフレームは、多くのパーツに分割されており継ぎ目には全てシーリングが充填されておりました。継ぎ目が多いということはその分、水の浸入リスクが高くなってしまいますので注意が必要です。
天窓の設置から年数が経過しこれまでメンテナンスはして来なかったので紫外線等の影響を受けシーリング表面にはひび割れが多く発生しており劣化が進行している印象を受けました。天窓と接している外壁や防水層を確認しても雨漏りに繋がりそうな劣化症状は確認できませんてしたので今回は、劣化した天窓のシーリング打ち替え工事をご提案させていただきました。
シーリング打ち替え工事
既存シーリング材撤去
工事の様子です。先ずは剥離や表面の割れが見られた既存シーリング材の撤去を行います。既存シーリングの上から重ね打ちする打ち増しと言う方法もありますが、今回はシール厚の確保や接着の事も考慮し打ち替えでの対応となりますので、古いシーリングは全て取り除きます。壁際のシーリングは2面接着となっており、目地底にシーリングの接着を防ぐボンドブレーカーが設置されておりました。打ち替えの際は、既存と同様に2面接着にて行いますのでボンドブレーカーは再利用します。
右の写真は撤去完了後の廃材になりますが、写真を見ただけでもシーリングが施されていた部分の多さがお分かりいただけると思います。
プライマー塗布
既存シーリングの撤去が完了したら、目地の細かなゴミ等を清掃しマスキングテープにて目地周りの養生を行います。養生を行うことで、シーリングが施工場所以外に付着することを防ぎ尚且ラインがしっかりと出ますので見栄えの良い仕上がりとなります。養生が完了しましたら、シーリング材専用のプライマーをシーリングが付着する面に塗ります。シーリングの性能を発揮させるには部材との十分な接着が必要不可欠ですので、プライマーを塗り部材との密着性を高める必要があります。
シール充填
今回の施工に使用するシーリング材は、シーカ・ハマタイト株式会社のsc-MS1ND-LMと言う1液性の変性シリコン系シーリングを使用します。プライマーはアルミやコンクリートに適したNo.40を使用します。施工する場所によりシーリングやプライマーの種類は異なりますので正しく選定しなければいけません。
プライマー塗布後は乾燥するまでしばらく時間を置きます。乾燥確認後シーリング材をコーキングガンと言われる専用の道具を使用し目地に充填を行いますが、この際目地とシーリング材の間に空気が入らないように注意して作業を行う必要があります。空気が入り込んでしまうと、シーリングに膨れが生じ空気の膨張に伴い穴が空いてしまうこともあります。そうなると防水性の面で問題が出てきてしまいます。
シーリング充填後は、ヘラを使い仕上げを行います。ヘラで押さえる事で、部材との密着性の向上や表面の仕上がりが綺麗になります。
施工完了
お客様お立ち会いの元、やり残しや気になる部分が無いかを確認し施工完了となります。施工完了から何度か雨が強い日がありましたが雨漏りが再発している様子は無く、これからは雨が降っても雨漏りの心配がなくなったとお喜び頂けました。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行っております。雨漏りや屋根のトラブルでお困りの際はお気軽にご相談下さい。
記事内に記載されている金額は2022年02月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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野田市ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
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