野田市にてスレート瓦の破損・雨漏りをスーパーガルテクトでの屋根カバー工法で改善
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
【スレート瓦の落下調査】
今回のご相談内容は瓦の落下です。
多くのお住まいで使用されているスレート・カラーベスト・コロニアル屋根材はスレート瓦とも呼ばれますが、粘土を焼いた通常の和瓦・陶器瓦とは異なり、セメントと繊維質を固めて塗膜保護された屋根材になります。
スレートは5~6㎜程度の厚みですので、飛来物による衝撃や施工時に打ち付けた釘によるひび割れが拡大し、割れてしまうこともあります😱💦 今回は台風等の自然災害に結びつかないため、施工時のひび割れや経年劣化が原因の可能性があります!基本的には屋根材が割れて落下したからといって雨漏りを起こすとは限りません。これは屋根材の種類に関わらず、屋根材の下に葺かれた防水紙(ルーフィングシート)によって雨水の浸入を防いでいるためです。
今回雨漏りを起こしてしまったのは防水紙が経年劣化したためと思われます。防水紙の種類によって異なりますが、短いもので20年前後の耐用年数と言われています。2度目のメンテナンスを行う際には、防水紙の経年劣化を考慮した補修方法を検討された方が良いかもしれませんね!😉
👆早速スレート屋根の様子を見てみましょう。
塗装歴はあるようですが、既に塗膜が劣化し褪色(色褪せ)が見られます!軒先のスレートが落下してしまったようですが、実は補修が非常に難しい部分なのです。スレートに限らず屋根材は軒から棟に向かって重ね葺きされているため、軒先のスレートを葺き直す為には棟から剥がしていく必要があります。屋根材を剥がす過程で割れる可能性も高い為、葺き替えやカバー工法での補修が適切かもしれません。
割れていない部分を確認してみると、塗装歴があるもののタスペーサーが取り付けられておらず縁切りが不十分な印象を受けました。屋根材間の隙間を塗料で塞いでしまうと【毛細管現象】を起こし雨漏りを誘発させてしまいます!その為、必ずヘラや皮スキを使って塗膜を切っていくか、縁切り専用部材のタスペーサーを差し込んでいく必要があります。
前回は恐らく皮スキで縁切りを行ったようですが、塗料が再度密着してしまった部分があったのでしょう。今回の雨漏りが毛細管現象によるものでないとしても雨漏りの原因となりえますので、塗装後の屋根の状態はチェックしておきましょう😃👍✨
もう一つ気になる経年劣化として棟板金の釘浮きが挙げられます。板金は貫板と呼ばれる木材を下地に取り付けられています。10年程度はトラブルなく使用できますが、強風で板金が動くことにより、打ち込まれた釘に抜けや浮きが見られるようになります。単純に釘が浮いているだけでしたら再固定で問題ありませんが、貫板が劣化している場合は交換が必要になります💦
落下したスレートの場所や屋根材の劣化、棟板金補修の必要性を考慮した上で、今回は屋根カバーで費用を抑えながらの全体補修をご提案させて頂きました!
同時に窯業系サイディングの無料点検を実施致しました。屋根と同時期に塗り替えを行ったようですのでチョーキング現象も見られました💦
屋根工事を行う場合は足場仮設が必要になるケースが多い為、その機会に外壁メンテナンスもご提案し長期的なトータルコストの軽減を図るのですが、今回は緩勾配屋根の為足場をかけずに施工しますので、破損もなく目地の劣化も軽微な外壁は見送り、今回は屋根補修のみと致しました!
【屋根カバー工法】
屋根カバー工法とは、既存屋根材を撤去せずに上に新たな屋根材を被せて行う補修方法です。撤去材も少ないため費用を抑えることが可能です!😉
まずは棟板金と貫板を撤去し、新たな防水紙を葺いていきます。使用した防水紙「タディスセルフ」は粘着性のあるシートで、屋根材にしっかり密着しますのでタッカー等で穴を開ける必要もありません。風による捲れもなく雨水の浸入も防ぎますので雨漏りのリスクを抑えることが出来ます✨
防水紙は屋根材同様に軒から棟に向かって隙間のないように重ね葺いていきます!
続いては屋根材を葺きます。カバー工法は既存屋根材を残したままですので、重量が大幅に増加しないよう軽量な金属屋根材を使用していきます✊
IG工業のスーパーガルテクト
今回使用したのはアイジー工業のスーパーガルテクト(Sシェイドブラウン)です!
これまでのガルテクトから性能がグレードアップしたスーパーガルテクトは、保証期間も延長され、沿岸地域での保証制限は海岸線より5㎞以遠から、なんと500m以遠へと大幅に拡大しました😳 その寿命は従来の3倍とも言われています!この屋根材を軒から葺き、錆びにくいステンレス製のビスで留めていきます。施工時に雪止めも設置し、今後の降雪対策もバッチリです。表面のちぢみ塗装は、より一層立体感のある屋根に仕上がります。非常に高耐久な屋根材ですが、重さは5㎏/㎡、スレート瓦は約20㎏/㎡ですので瓦屋根(約60㎏/㎡)よりも遥かに軽量に仕上がります。またカバー工法にすることで、金属屋根材で気になる雨音や断熱性能はスレート瓦でカバー出来ています。長所を活かし短所を補う工法ですので、石綿(アスベスト)スレートを使用しているお住まいや、雨漏りにお悩みの方はぜひご検討ください。
スーパーガルテクトは裏面に断熱材と小屋裏の湿気を通しにくいアルミライナー紙を一体化させていますので、長期に渡って内外からのダメージを防ぐことが出来ます。遮熱性ポリエステル樹脂で太陽光を反射していますが、更に耐久性を向上させたフッ素樹脂塗膜へ変更することも可能です。
他面との継ぎ目は屋根材で施工することが出来ませんので、スレート同様棟板金で覆っていきます。貫板には腐食しにくいプラスチック樹脂製を使用し、劣化を起こしにくい状態に仕上げます。貫板に合わせて棟板金を取り付け、側面にビスを打ち付けていきます。
継ぎ目から雨水が入り込まないようにシーリング材で塞いでいきます。シーリング材は使用材料によっては5年程度で劣化し始めてしまいますので、屋根材に関わらず頻繁な補修が必要になってしまいます。今回はプラスチック樹脂製のシーリング材を使用していますが、全く腐食しないというものではありませんので、雨水が入らないようにしっかりと打設しました。
工事を終えて
スーパーガルテクトによる屋根カバー工法が完了しました。今回の屋根カバー工事の施工保証は10年になります。今後の塗装推奨時期は20年になりますので、スレートに葺き替えるよりも1回分のメンテナンスを省くことが出来ます。施工後30年以降も著しい錆や穴あきがなければ塗装メンテナンスが可能です。今回はどの住宅とも相性の良いブラウンですが、他にブラック・グリーン・ブルー・チャコール(フッ素の場合はブラックかブラウンの2色)とカラーバリエーションも豊富です。お住まいの雰囲気に合わせて最適な色を選びましょう。
屋根材の破損や雨漏りにお悩みの方、屋根メンテナンスをご検討中の方は街の屋根やさんへご相談ください。点検・お見積りは無料にて承っております。またご希望の予算や仕上がりに合わせて適切な屋根材をご提案させて頂きますので、お気軽にお申し付けください。
記事内に記載されている金額は2023年12月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 屋根の落下
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネットで検索
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐに問合せをして、費用の事など相談しました。
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 対応が早かった為
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 分かりやすく、丁寧に説明して頂きました
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