松戸市河原塚にて樹脂製貫板を使用した棟板金の部分交換工事を行いました
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
松戸市河原塚にお住まいのJ様邸にて棟板金交換工事を行いました。こちらのお客様は数日前に突然訪れてきた訪問業者より「屋根の棟板金が浮いているので早く修理をしたほうが良い」と指摘を受け屋根を確認しようとしましたが、道路からでは屋根の様子は分からなかった為、一度屋根の点検と問題が合った場合には修理のお見積りを頂きたいと私達「街の屋根やさん」までお問い合わせを頂きました。屋根の点検を行いお客様のご要望もお聞きした上で状況に応じた御提案をさせていただきました。 屋根は数年前に塗装工事を行なっているという事で、塗膜の確認もしましたがまだ塗膜の劣化の症状は軽く屋根全体のメンテナンスは必要ないと判断し、今回はお客様の気になっていた棟板金部分に隙間が開いている症状が確認できましたので、棟板金部分交換工事を御提案させて頂きました内容金額ともにご納得頂きまして工事を行うこととなりました。
担当:白井
ビフォーアフター
松戸市河原塚にお住まいのJ様の御宅にて、棟板金の部分交換工事が完工となりましたので点検時から完工までの流れをご紹介したいと思います。
お問い合わせのきっかけですが、訪問業者により屋根の棟板金が浮いているとご指摘を受け屋根の状態が心配になり弊社へ点検・お見積りのご相談を頂きました。屋根の状態は現地にお伺いをしないと状況が分かりませんのでお客様とご日程の調整を行い現地調査にお伺いをさせて頂きます。
現地調査
現地調査にお伺いをさせて頂きました。お建物は築30年程経過されていると言うことですが、外壁塗装も行われている為古びた印象はなく築年数を考えるとメンテナンスもしっかりとされており良い状態のお建物だと感じました。
この段階で業者が指摘したように、屋根の棟板金を確認できるか目の前の道路から試してみましたが大屋根の棟板金は確認が出来ませんでした。裏側は駐車場になっているのでもしかするとそこから見えるのかも分かりませんが下からの確認となると結構な症状が出ていない限りは確認が難しい為、信憑性は低いと考えられました。
屋根調査(大屋根)
屋根に上る前に調査日は天候にも恵まれたので、ドローンを使用し屋根全体の確認を行いました。屋根は寄棟の形状になっており、北面と南面に下屋根が1つずつ設置せれています。大屋根は多少屋根表面のコケが目立ちましたが、板金の飛散等の症状は確認出来ませんでした。玄関側の下屋根もドローンにて撮影しましたがこの段階ではこちらの板金にも特に問題はありませんでした。
ドローンでは異常は確認できませんでしたが、近くで確認しないと分からない症状もありますので屋根に登りより細かく調査を行いました。折角屋根に登ったので屋根全体の調査も行いましたが、今回は板金に関わる部分のご紹介とさせて頂きます。
棟板金には、写真にもありますが板金を固定している釘の浮きが複数箇所ありました。こちらの釘は年数が経過すると共に板金、木材の伸縮により少しずず抜けてきてしまうのは避けられない症状なので、築年数が経過したお建物では釘の浮きや、抜けの症状が出ている可能性が有ります。
右の写真は、板金が重なり合っている部分の写真になりますが、一部板金の重なり部分に隙間が開いてしまっています。本来ですとこちらにはシーリングを使用し防水処理しますが表面、内部共にシーリングを行なった形跡はありませんでした。この様な隙間が、水の入り口となってしまい板金の下に設置されている貫板の劣化に繋がります。
親棟と呼ばれる軒と平行に設置されている棟板金には、屋根材との間に少しですが他の部分と比べると隙間が開いてしまっている部分があります。隙間が開いていると、風の影響を受けやすくなり板金の飛散のリスクが高まってしまいます。
屋根調査(下屋根)
下屋根を調査しましたが、下屋根は隅棟が2本あり剣先が付いている仕様になっておりました。しかし、棟板金の剣先との継ぎ目部分が端部の加工がせれていませんでしたので口が開いてしまっています。口が開いているので雨が吹き込み貫板が劣化してしまっています。
上記の症状を確認しお客様にご報告させて頂くと、玄関側の下屋根2本、大屋根の隙間がある部分の親棟1本は交換を行いたいとご希望でしたので、全体の交換も御提案させて頂きましたが今回はこちらの3箇所の棟板金交換工事を行う事になりました。
使用材料
ご契約を頂きましたので、職人と日程を調整し施工に入っていきます。今回の工事で使用する棟板金はGL鋼板製で色は屋根の色と合わせたブラックを使用します。貫板は以前は木製でしたが今回は腐食に強い樹脂製貫板(タフモック)を使用し工事を行ないます。
板金交換工事
まずは大屋根の板金交換を行ないます。大屋根の交換範囲は写真の赤丸で囲みました、親棟1本(約3m)の交換となります。既存の棟板金、貫板の撤去を行ないました。撤去した棟板金にはサビや穴あき等の劣化はありませんでした。貫板は湿気による多少の劣化は見られるものの、木材が腐ってしまっている様な状態ではありませんでした。
既存の板金撤去が完了しましたので、軽く清掃を行ない新しい板金の設置に移ります。貫板は被せる板金の幅に合わせて設置を行なうことで、板金の収まりが良く隙間ができにくくなります。新たに設置する樹脂製の貫板(タフモック)は木製に比べ劣化しにくく耐用年数が長いのが特徴で、弊社では釘ではなくビスで固定を行ないますのでより一層安心して頂けると思います。
貫板の設置が完了しました。親棟の板金は両サイドが板金の重なり部分になっていますので、板金設置前に予め加工を行ないまして取り付けを行ないます。職人さんは、板金の加工は手慣れているのでどの様に加工すればよいかを瞬時に理解してくれますので、安心しておまかせ出来ます。
加工した板金をあてがってみると、加工部と既存板金がピッタリと収まり大きな隙間もありませんでしたのでさすがの職人技だなと感心しました。貫板と板金の収まりも問題有りませんでしたのでビスで側面から固定を行ないます。使用するビスにはパッキンが取り付けられていますので、緩みの防止、ビス穴からの浸水の防止が期待できます。
板金の設置が終了となりましたので、板金の繋ぎ目部分をシーリングにて処理を行ないました。シーリング前にはマスキングテープを使用して養生をし、シーリングを仕上げた際にキレイにラインが出るように行ないます。継ぎ目のシーリングが完了しましたのでこれにて大屋根の施工は完了となります。
下屋根板金交換
板金端部の加工が行われていませんでした下屋根も大屋根と同様の手順で棟板金交換工事を行ないます。壁際の部分は板金が壁と密接していますので、可能な限り切断し撤去を行ないました。
今回は端部の加工をしっかりと行ないましたので端部からの雨の吹込みがなくなり劣化の心配がなくなりました。壁際の取合い部はシーリングにより処理を行ない水が侵入しないよう施工を行ないました。
上屋根、下屋根共にお客様の気になられていた部分の交換が完了しお写真にてご確認をして頂き工事の仕上がりに大変ご満足頂くことが出来ました。また、「お問い合わせから完工までの対応が早く工事も丁寧に行って頂いた」とお褒めの言葉も頂くことが出来ました。
私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を徹底し点検・工事にお伺いをさせて頂いております。この様な状況ですが、困りの際にはお気軽にご相談頂けると幸いです。
記事内に記載されている金額は2021年07月08日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
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