狛江市|ラジカル制御型のパーフェクトシリーズで屋根外壁塗装工事
【お問い合わせのきっかけ】
担当:富田
屋根外壁の塗装工事でご相談を頂いたのは、東京都狛江市のY様邸です。
室内に雨漏りの跡が見られましたので、まずは雨漏りの原因特定と現在も起きているのかを確認し、塗装メンテナンスを行う事が出来るのかを点検させて頂きます。
屋根外壁の塗装工事でご相談を頂いたのは、東京都狛江市のY様邸です。
室内に雨漏りの跡が見られましたので、まずは雨漏りの原因特定と現在も起きているのかを確認し、塗装メンテナンスを行う事が出来るのかを点検させて頂きます。
担当:富田
ビフォーアフター
基本情報
- 使用材料:屋根:ファインパーフェクトベスト(赤錆) 外壁:ファインパーフェクトトップ 付帯部:ファインSi(23-255)
- 保証年数:屋根塗装8年・外壁塗装8年
【住宅点検】
塗装工事点検を承りました、東京都狛江市のお住まいです。
塗り替えを行う際にはまず、外装材の種類・状態を見極める必要があります!
また、こちらのお住まいでは室内に雨漏りの跡が残っていました(>_<)
補修し改善済みなのか、雨漏りの原因がわからないのかで対応は全く異なります。
改善出来ているのであればそのまま塗装メンテナンスが可能ですが、原因が分からない状態では塗装を行う事は出来ません。
雨漏りが起きていた箇所、破損箇所、劣化が目立つ場所は、必ず確認していきましょう。
街の屋根やさんでは、無料点検で住宅全体の状態に合わせたメンテナンスをご提案させて頂きますので、ご安心ください。
気になる箇所があれば、お気軽にご相談ください!
スレート屋根から確認していきましょう。
新築時にはスレートの表面を塗膜で保護しています。
経年劣化によって、徐々に色褪せや剥がれが起きますので、10年前後での塗り替えが推奨されています。
元々は赤系の屋根ですが、塗膜の劣化で汚れ・苔・カビ等の付着が目立っていました(>_<)
オレンジ色に見えているのは苔やカビ、白く見えているのは屋根材の素地です。
どちらも塗膜の寿命を表し、屋根材本来が傷み始めている事を知らせてくれています。
水を吸い耐久性が低下してくると、屋根材が浮きや反りを起こし、少しの衝撃で割れやすくなってしまいます。
ただし、この程度では雨漏りも起こしませんし、どのような住宅にも起こり得る小さな破損ですので、ご安心ください。
屋根材は一次防水で屋根からの雨漏りを防いでいるのは、防水紙(ルーフィングシート)と呼ばれる下葺き材です。
防水紙は太陽光等によって傷みやすい為、屋根材で保護をしています!
その為、屋根材が割れてもすぐに雨漏りが起きるわけではありませんが防水紙の劣化に繋がる為、屋根材の補修が重要だという事を覚えておきましょうね(*^-^*)
今回の屋根材は非常に複雑な形状に加え、明り取り・天窓が設置されていました。
屋根材と異なる材料の取り付けは大変お洒落ですが、その隙間の防水処理が難しい為、雨漏りのリスクを高めてしまう欠点があります(>_<)
板金での立ち上がりやシーリング処理はされていましたが、経年によりどれも錆や肉痩せを起こしてしまいます。
少しの隙間でも雨漏りの原因となってしまいますので、定期的なメンテナンスは怠らずに行っていきましょう。
天窓(トップライト)の窓ガラスは割れ、テープで補修されていました。
天窓は、室内を明るくさせる為に取り付けるお住まいがほとんどです。
側面窓と比べると、天窓の採光効果はおよそ3倍と、非常に嬉しい効果が期待できます(*^-^*)
今回ははめ殺しですので採光効果のみですが、開閉式に取り替えることで側面窓のみと比べると、側面窓と天窓の併用で約4倍の換気性能となるようです!
お住まいが並び立つことの多い地域で、プライバシーの保護に効果的という事も普及した理由ですね(#^^#)
10年ごとの点検、20年程度での交換が推奨されていますが、雨漏りが起きていない限りはなかなか手が付けられていないという事も現実です。
また、天窓を撤去したいというご相談を頂くこともありますので、お住まいに合わせて、今後の方針を決めていきましょう。
右写真は大屋根とトタン屋根の間になります。
雨水が吹き込まないように板金でカバーがされていましたが、途中から外れてしまったのか、隙間が見えてしまっていました。
このままでは雨水が吹き込み雨漏りを起こしてしまう可能性もありますので、今回は塗装の前に板金カバーの補修を行いたいと思います。
続いてはサイディング外壁です。
出隅・入隅の目地にはカバーが取り付けられ劣化を防いでいましたので、目地のひび割れ等は気になりませんでした。
今回は費用面の問題から、綺麗な外壁は高圧洗浄だけでも構わないという事でしたが、足場仮設を行うためまとめてのメンテナンスをお奨めしました!
劣化が目立たないうちは、補修箇所が少ない為、費用を抑えることが出来ます。
タイル外壁は無機質でメンテナンスフリー素材ですので、塗装は行う必要がありません(塗装で保護することは可能です)。
目地部分で白く見えるのは、「白華現象」もしくは「はなたれ」と呼ばれる現象です。
下地のコンクリート・モルタル・セメントに含まれた水酸化カルシウムが、水や二酸化炭素と化学反応を起こし、白い粉として浮き出てしまうのです。
この白い成分がにじみ出ると、見栄えは悪くなりますが、耐久性等には全く問題ありません。
程度が軽い場合はご自身での清掃で発生を抑えることが出来ますが、落としにくくなると酸性洗剤などでの中和が必要となります。
塗装の際に白華現象が気になる場合は、一時的に綺麗にすることは可能ですので、お気軽にご相談ください(^^)/
全体的にサイディングは綺麗でしたが、部分的に剥がれが見られました。
傷みやすい面・部位は住宅ごとに存在します。
劣化が酷い部位は、部分的な補修を行う事で綺麗に仕上げることが出来ます。
剥がれた塗膜は一度しっかりと剥がしてから、塗り直していく必要があります。
付帯部の塗装もチェックしていきましょう。
後回しにしてしまいがちですが、意外と住宅の印象を決める部位です!
特に窓周辺は目がいきやすいですし、雨樋や破風板は住宅を囲うように取り付けられています。
同色でまとめることで、住宅へ統一感が生まれますので、外壁と合わせて塗り替えましょう。
【屋根外壁塗装工事】
現在、雨漏りを起こしている様子がありませんので、予定通り屋根外壁塗装メンテナンスを行っていきます。
近隣にお住まいの方へ、工事中の注意点等のご説明を合わせご挨拶をさせて頂いてから、工事を進めていきます。
足場仮設の単管等を搬入し、組んでいきます。
仮設工事はおよそ半日で終わりますが、住宅によって注意点は異なります。
植木が足場と当たる場合は伐採、プランター等は移動しながら、スムーズに作業が行えるように準備していきます。
隣家との幅がありませんので、水と塗料の飛散を最小限に抑える為、ネットを取り付けます。
塗装前に気になる部位は補修していきましょう。
まずは天窓、ガラスと下地の間に隙間があり、雨水が浸入しそうな状態になっていました。
下地木材にも雨水の染み跡が残っていましたので、どこかに隙間は出来ている事が分かります。
これ以上雨水が入り込まないように、シーリング材を充填し隙間を塞いでいきましょう。
シーリング補修では根本的な漏水改善には繋がりませんが、簡易的な補修には効果的です。
補修をしたにも関わらず雨漏りが改善しない場合は、天窓本体に不具合があるか屋根材に問題がある可能性があります。
メンテナンスのタイミングで一度、点検を行っていきましょう。
屋根とトタン屋根の間に隙間が出来ていましたので、ガルバリウム(GL)鋼板でカバーをしていきます。
形に合わせ加工し、ステンレスビスで固定します。
更にシーリングで隙間を塞ぎ、吹き込む雨水の浸入を防いでいきます。
ガルバリウム鋼板は非常に耐久性が高いので、長期的なメンテナンスフリーを図ることが出来ます。!
ただし、錆びにくい素材ではありますが、少しの傷や埃の付着で徐々に錆は発生しますので、錆びて腐食する前に塗装を行いましょう。
浮いた棟板金はビスで固定し直しました。ビスを打っても浮いてしまう場合は、下地の木材(貫板)が傷んでしまっていますので、下地からの交換が必要です。
下地補修後、高圧洗浄で付着した汚れ・苔・カビ・藻・旧塗膜を一気に落としていきます。
ただ水で洗っている作業と思われがちですが、屋根の特徴を理解していないと雨漏りを引き起こす原因にもなってしまいます(>_<)
高い水圧を当てている為、屋根材を破損させたりしないように慎重に作業していきます。
乾燥後、まずはタスペーサーの設置です。
スレート屋根材は塗装を行う事で、屋根材同士が密着してしまいます。
屋根に隙間が無くなると、内部に入り込んだ雨水が滞留し、毛細管現象で雨漏りを起こしてしまいます。
長期的な空間の維持の為に、皮スキやカッター等で縁切りを行うか、専用部材を差し込んで、毛細管現象の発生を防いでいきます!
下塗り塗料はスズカファインのベスコロフィラーHGです。
スレートは経年により、徐々に肉痩せを起こし割れやすくなってしまいます。
ベスコロフィラーHGは厚膜な塗料で、素地の目止めを行いながら屋根材の肉痩せを改善します(#^^#)
きめ細かな滑らかな表面に仕上げますので、上塗りの仕上がりも綺麗にします。
白色で塗ることで塗装前の素地も綺麗にし、塗装後の発色が綺麗になります。
仕上げ塗料は日本ペイントのラジカル制御型塗料のパーフェクトシリーズ、ファインパーフェクトベストです。
塗膜の劣化の原因となるラジカルの発生を抑えることで、塗料の耐候性を高め、劣化を防ぐことが出来ます。
赤錆色で塗り直していきます。
見本帳では若干黒がかった印象ですが、日当たりの良い屋根面では、見本よりも明るく見えます。
外壁の場合でも【面積効果】が働き色が明るく見える錯覚が起きますので、色を決める際には希望色の1トーン、2トーン暗い色を選んでいきましょうね!
屋根塗装完了です。
吸水し傷みが見られたスレート屋根も、洗浄と下塗りの下地処理を徹底的に行う事で、非常に綺麗な屋根に仕上げることが出来ました(#^^#)
防藻・防カビ性の高い塗料ですので、長期的に美観性を維持することが出来ます。
ファインパーフェクトベストは全26色の中から選択いただけますので、外壁との相性を考えて決めましょう。
外壁塗装にもパーフェクトシリーズを使用します。
下塗りにはパーフェクトサーフ、中塗りにはファインパーフェクトトップです。
弱溶剤ですので臭気がマイルド、シリコングレードを超える耐候性で美しい艶に仕上げます。
親水性塗料で雨だれ汚染も防ぎますので、綺麗に塗り替えるだけでなく汚れを寄せ付けない塗膜を形成できました!
仕上げ塗料を2回塗りすることで、ご希望の色で綺麗な発色になります。
続いては鉄部塗装です。
塗装をする前に、ペーパー掛けで下地調整を行います。
ペーパー掛けは旧塗膜の除去・表面の目粗しをし、塗装の仕上がりを綺麗にすることを目的に行っておりますので非常に重要な作業です。
塗装は塗料のグレードではなく、丁寧な下地処理が塗装の仕上がりを大きく変えます。
トタン・雨樋・破風板・鉄部等の付帯部を23-255(こげ茶)に統一することで、住宅が綺麗にまとまります。
雨樋はメンテナンスの必要性がないと思われがちですが、塗膜の劣化(剥がれ・色褪せ)によって素材が硬化し割れやすくなってしまいます。
鉄部も錆の発生から徐々に穴あき等の腐食も起こしてしまいますので、しっかりと塗装保護を行っていきましょう。
【工事を終えて】
屋根外壁塗装工事を終えて、最も気になっていたスレート屋根材の保護も塗り替えにより全体の見栄えも良くなりました(#^^#)
また、雨漏りの原因になりかねない隙間の板金カバー、天窓シーリングも行い、住宅の漏水トラブルを回避することが出来ました。
塗装や補修の方法は、状態によって変更が可能です!
費用や工期、補修方法に関して気になる事がございましたら、お気軽に街の屋根やさんへご相談ください!
お客様のご希望に合わせて、最適なメンテナンスをご提案させて頂きます(^^)/
記事内に記載されている金額は2023年11月21日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
関連動画をチェック!
【スレート・ガルバリウム・瓦】屋根塗装が必要な理由【プロが解説!街の外壁塗装やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介