江戸川区|雨樋交換工事に合わせ屋根メンテナンス(棟板金交換)
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
【点検の様子】
去年の雪害により、雨樋が歪んでしまっていたようです。雪が一定量屋根に積もると、相当な重さになります。落雪の際に雨樋に引っ掛かることで雨樋を破損させてしまいます。
急な落雪を起こさないように「雪止め金具」を設置している住宅が多いのですが、経年劣化によって使い物になっていない住宅もございます。
住宅には、定期的なメンテナンスと必要に応じて交換工事を行う事が非常に重要です。
こちらの住宅にも雪止めが設置されていますが、雪止めの破損もなく雨樋のみが歪んでしまいました。
適切に対処をしているにも関わらず事故が起きる、自然災害の脅威には脅かされるばかりです。
歪んではしまいましたが、特に大きなトラブルもなく生活が出来ていたようです。しかし台風通過後、更に歪んでしまい雨水が2階部分からあふれるようになってしまいました。
騒音と跳ね返り水が酷い為、今回は火災保険を利用し補修を行っていきます。
【雨樋によって起こる近隣トラブル】
実はたかが雨樋と思いながらも、雨樋の破損によって近隣トラブルに発展することもあります。
・雨樋が破損したことにより、樋の飛散への恐怖感
・水の騒音や跳ね返り水による住宅の汚損
・雨水の排水が隣家に向かってしまい水たまりの形成
などなど、思いもよらぬ大きな被害と迷惑をかけてしまう恐れがあります。普段気にもならない所ですが、速やかに補修をしておきたい部位ですね。
雨樋の交換の際には必ず、メーカー等の確認を行い、同じ商品を使用しましょう。商品によってはサイズは同じでも継ぎ手の形が違うなど、補修が難しくなる恐れがあります。
雪害という事でしたので、同時に屋根の状態も確認していきましょう。雪止めにも屋根材にも破損は見られませんでした。恐らく、雪止めにとめきれない量の積雪があったのでしょう。
屋根全体には問題ありませんが、遠目から確認し棟板金が浮いているように感じました。隅棟を見ても釘の固定力が弱いのか、屋根材との間に隙間が出来てしまっています。
今のところ何の問題もないようですが、そのままにしてはいずれ釘が抜け、棟板金が飛散する恐れがあります。早めに補修を行い、事故に発展しないようにしておきましょう。
【雨樋交換工事】
雨樋交換工事には必ずほとんどの場合、足場仮設が必要となります。火災保険・共済を利用する場合は、雨樋の補修に必要な足場費用は補償対象になりますので、ご安心ください。
※あくまで雨樋補修に必要な範囲ですので、追加で工事を検討中の場合でも、全面足場仮設はできませんのでご理解ください。
足場板を設置出来ない場合でも、単管と人一人が通ることが出来れば狭い範囲であっても仮設が可能です。
仮に隣家への敷地へ立ち入らないといけない場合は、弊社にて対応させて頂きますのでご安心ください。
既存の雨樋を撤去していきます。既に既存の受金具は重みに耐えかねて歪んでしまっていますので、撤去し新たに取り付けていきます。
今回は吊り金具への変更です。受金具が下から支える金具に対し、吊金具は上から留める金具の為、地上から金具が見えずにスタイリッシュに仕上がります。
支持金具のピッチは一般地域で600㎜以下、中雪地域で450㎜以下、多雪地域は300㎜以下と基準が設けられていますが、当然細かく多く設置するほうが頑丈になります。
また集水器や曲がり周辺のピッチは細かくし、他面からの衝撃にも耐えられるように設置を行います。
エルボ等で他面との接続を行い、軒樋交換工事は完了です。今回は半丸から角樋への変更です。
角樋は多くの雨量を流すことが出来る為、降水量の多い地域にもお勧めです。形状によって特徴も替わりますので、交換のタイミングで変更するのも一つの手です。
【棟板金交換工事】
雨樋工事に合わせて棟板金交換工事も行いましょう。既存の棟板金を剥がすと、雨水が浸入していたのか、貫板が黒く変色していました。
隙間を作ることによって、貫板の腐食スピードも速くなり釘の抜けや浮きの原因にもなりかねません。
貫板はこのまま使用することはできない為、同じく撤去していきます。
清掃後、新たに貫板を設置していきます。貫板は杉板を使用することが多いのですが、近年では雨水によって腐りにくいプラスチックの樹脂製貫板での施工も可能です。
加工は木材と同じ為工期が延びることなく、腐食の心配がない棟板金(棟包み)に仕上げることが出来ます。
費用は若干高くなりますが、気になる方はお気軽にご相談くださいませ。
軒先から順に棟板金をSUS製ビスで固定していきます。棟の継ぎ目部分にはシーリングを打設し、雨水が浸入しないように施工していきます。
棟板金交換工事竣工です。いままで棟板金もチョーキング(白亜化)を起こしていたため気付きにくかったのですが、棟板金を取り替え屋根の色褪せが一段と際立ってしまいました。
今後は屋根塗装も視野に入れ、住宅メンテナンスを検討していくと良いかもしれませんね。
足場仮設・解体を含み計3日での工事は完了です。3日間ご近所の皆様へご迷惑をおかけする代わりに、今後長い期間に渡って事故の起きにくい住宅に仕上がりました。
記事内に記載されている金額は2018年12月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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