横浜市西区|瓦棒の劣化防止にタフカバーによる屋根カバー工法!
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法 足場
- 築年数:築25年
- 使用材料:タフカバー
【点検の様子】
横浜市西区の築25年2階建て住宅です。総2階建ての為、屋根はこの切妻屋根のみで、滅多に見ることはない箇所です。
購入されてからメンテナンスもしたことが無いようですが、5年程経過し築年数を考えての屋根点検・補修を検討されたようです。
早速屋根に上がってみます。金属屋根材のトタンとしても親しまれている「瓦棒屋根」です。近年ではガルバリウム鋼板(GL鋼板)を使用することが増えてきていますが、従来は亜鉛めっき鋼板が使用されています。
全体が錆びて赤黒く変色しているのが確認できますね。金属屋根材は、GL鋼板を使用していても錆びにくいというだけで、いずれは錆びます。
その為、メンテナンスに防錆と塗装保護は必要となる屋根材です。今までメンテナンスを行ってこなかったことによって錆の発生、腐食の進行が起こり、このように全体に劣化が進んでしまいました。
今の所、室内に雨漏り等の痕跡を確認していませんが、錆が進行すれば屋根材に穴を開け、雨漏りトラブルを起こしてしまいます。
この瓦棒屋根ですが、屋根材と継ぎ手部分で高低差をつけるお陰で、高い防水効果を持ちます。その為、通常の金属屋根とは違い、緩い勾配の屋根でも施工することが出来ます。
比較するのに分かりやすいのは、昔ながらの瓦の最低勾配は4寸以上、近年多くの住宅で使用されているスレート屋根材の最低勾配は3寸以上です。
どのような勾配屋根にも対応が可能で、屋根を緩勾配に葺くことによって、下階の空間を広くとることも出来ます。
【金属屋根材のメリット・デメリット】
金属屋根材は多くのメリットが存在します。
1.スレートや瓦と比べても軽量なのに、頑丈
2.スレートが10年ごとの塗装メンテナンスが必要なのに対し、金属屋根材は15~20年ごとに1度と言われるほど、メンテナンスサイクルを延ばすことが出来ます。
3.メーカー毎に様々なデザイン・色を出していますので。更に最近では瓦風の和風な屋根材もありますので、お住いに合ったデザインを選ぶことが出来ます。
しかし、当然どの屋根材にもメリットがあればデメリットも存在します。どのような事に注意しメンテナンスを行っていくかを理解する事によって、長期的に安心してお使いいただける屋根材です。
デメリットを把握し、今後の補修に役立てましょう。
1.工事費が比較的高額になる恐れがあります。→使用する屋根材によって費用は前後します。
2.金属材1枚の場合、断熱性・遮音性が低い。→断熱材と一体化になっている屋根材を使用したり、小屋裏への断熱材の敷き込み等の対処をすることで、デメリットの解消につながります。
3.表面に傷が付くことによって錆が発生します。→金属屋根材ならではの悩みです。定期的な塗装メンテナンス(錆止め含む)をすることによって、錆の進行・拡大を防ぐことが出来ます。
【屋根カバー工法】タフカバー
当初屋根葺き替え工事をご検討されていましたが、施工費用が掛かる事がネックとなりました。そこで、雨漏りをしていない事を確認し屋根カバー工法に切り替えます。
屋根カバー工法とは、既存の屋根材の上に新たに屋根材を葺くことによって、工期も短く費用も安く、新たな屋根に仕上げることが可能です。
このように凹凸のある屋根にも、適応した屋根材での屋根カバー工法が可能ですので、早速作業に取り掛かりましょう。
まずは棟板金(屋根の頂点に取り付けられた板金)を外します。続いては、屋根の防水機能を保持するため、防水紙(ルーフィング)を張り付けていきます。
屋根材の雨漏りを防いでいるのは屋根材ではありません。この1枚の防水紙を隙間なく張ることによって、雨漏りを防いでいます。
防水紙(ルーフィング)にも種類があり、最も一般的なものはアスファルトルーフィングです。今回使用しているのはKMEWのゴムアス、バーディーガードです。
ゴムアスとは更にポリマーや天然アスファルトを加え、耐摩耗性・耐剥離性・付着・たわみ・追従性等の基本性能を向上させている、改質アスファルトルーフィングの事を指します。
防水紙が破れることで屋根材の耐久性に関わらず、雨漏りが発生してしまいますので、こだわって良い物を使用したいですね。
防水紙敷き込み後は屋根材の取付です。使用屋根材は瓦棒専用のタフカバーです。
棟部分の水止め処理の為に、屋根材を立ち上げながら取り付けていきます。重ね合った屋根材は踏み込み嵌めていきます。ビスは芯木に向かってしっかりと打ち込み、強固に締め付けていきます。
棟は貫板をステンレス製のSUSビスで固定し、棟板金を取りつけます。
シーリングを充填し棟板金を重ねながら取り付けますが、この際の固定は、横側から貫板に向かって固定をします。真上からの固定を避けることで、防水機能も維持することが出来るのです。
以上で、瓦棒からタフカバーへの屋根カバー工法が竣工致しました。屋根を2枚重ね葺きにすることで、若干住宅に負担が掛かりますが、それでも瓦屋根の重量には全く及びません。
今後のメンテナンスとしては、15~20年後に塗装メンテナンスを行い、錆の発生を抑えていく事となります。今後は定期点検にお伺いいたしますので、屋根材と表面の劣化に注視していきましょう。
記事内に記載されている金額は2018年12月12日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 屋根の錆、トタンの剥がれ
- 弊社をどのように探しましたか?
- インターネットで地域業者さんの検索をかけて
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- 割とすぐに
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 悪い噂がなかったので
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- とても親切にして頂きました
アンケートを詳しく見る→
横浜市西区ではたくさんのお客様にご依頼をいただいております!
関連動画をチェック!
工場・倉庫の屋根修理は屋根カバー工法がお得!【街の屋根やさん】
今回の記事で登場した工事やお住まいのトラブルに関連する動画をご紹介します!
こちらの動画では、工事の内容やお住まいのトラブルの対処方法などをより詳しく説明しています。
お役立ち情報が満載ですのでぜひご覧になってみてください。
このページに関連するコンテンツをご紹介