更新日：2017年05月15日

江戸川区のお客様より雨樋が壊れているので修理して欲しいとのご連絡をお受けいたしました。雨樋が壊れる要因として多いのはやはり老朽化によるもので、劣化してきている雨樋や、それを固定する金具の変形、雨樋が取り付けられている鼻隠しの腐食などが挙げられます。長い年月で傷みが進み、その状態で台風などの大風や雪の重みによる負荷で壊れる。といったことが多いようです。
ちなみに雨樋が壊れるとどのような問題が発生するかというと、まずは排水の問題が挙げられます。排水が正しくされないことで雨樋からオーバーフローし、軒天などの木部を濡らすことになります。問題が発生してすぐに補修すれば被害はそこまでありませんが、その状態が長期間続くと木部が腐食してきます。どうなると雨樋だけでなく、それ以外の箇所も補修しなければならなくなるのです。また、雨水が地上に落ちる音での騒音もあります。お隣の家とあまり離れていない場合は、苦情にもなりかねませんので注意が必要です。

それでは補修の様子を見ていきます。現在取り付けられている雨樋は半円型で、築年数が20年以上前のお住まいではよく使われている雨樋です。今回はこの雨樋をすべて撤去し、新しいものに交換いたします。

雨樋を取り外した部分を近くで見ると、鼻隠しの部分が完全に腐食してぼろぼろな状態であることがわかります。これでは雨樋を固定しておけるはずがありません。この鼻隠しも撤去して新規に鼻隠しを作り直します。
新しい鼻隠しに雨樋の取り付け金具を設置し、集水器に雨水が流れるような傾斜を付けて軒樋を取り付けます。今までは塩ビの雨樋が使われていましたが、合成樹脂のタイプを今回が使っています。塩ビよりも耐久性が高く、紫外線による劣化にも強いのが特徴です。
※雨樋交換については専用ページがございますので、詳しくはそちらもご覧ください。雨樋交換について
街の屋根やさんではお住まいの状態に合わせた工事のご提案をしております。雨樋の部分交換など、軽微な工事から屋根の葺き替えなどまで対応しておりますので、屋根のことでお悩みの方はお気軽にご連絡ください。