更新日：2017年05月16日

築100年の蔵、今日は壁の断熱工事で、壁一面に断熱材を敷き詰めました。断熱材の種類にもいろいろありますが、今回はロックウール断熱材を使用いたします。

下地を組み、その間に断熱材を敷き詰めました。マットというか小さめのクッションみたいになっており、それがビニールで密封されています。幅が425ミリあり、通常の柱芯が455ミリの下地の間に収まるように作られています。主に壁や天井の断熱材として一般住宅用に使用します。

ロックウール断熱材は名前の通り、暑さを遮断したり、暖かさの保温に優れています。ロックウール内の大量の空気を逃がさないため、優れた保温効果を期待できるのです。ロックウールは不燃材でもあり、燃えません。延焼しないので、どの様な場所にも使用が可能です。今までの一般住宅にはグラスウールという断熱材が使われていました。グラスウールは同じ断熱材でも水分を吸収してしまい、どんどん重たくなり、体積が小さくなって断熱効果が薄れてきます。あるデータでは10年での1割程度、断熱効果が失われるそうです。その点、ロックウールは水分に強く、体積も小さくならないので安心です。現在はグラスウールもロックウールも使われていますが、お安い値段だからとグラスウール断熱材を選択すると後々、差がはっきりとでてしまうのです。

ロックウールは結露などが起こりにくいので、カビなどの発生も妨げます。高気密・高断熱といったお住まいの仕様には注目が集まるのに、それを構成している断熱材は注目されず、いつの間にか壁の中というケースが多いのはちょっと残念です。しっかりとした材料を選択することと、小さなことを知っているだけで、これから住むお住まいの保全に役立てられるのです。

断熱性・遮音性に優れ、水分に強く、しかも不燃材、こんなにも万能な材料は他にはありません。お住まいに断熱材は絶対必要ですので、お選びになる際はロックウール断熱材を選ぶとお得でしょう。ご相談でしたらフリーダイヤル0120-989-742にてお待ちしています。