更新日：2017年02月10日

弊社のホームページを見てくださった千葉市稲毛区のお客様から軒天の補修についてご相談がありくました。何でも軒天が剥がれてきたとのことです。

現地に調査に参り、お住まいを点検したところ、軒天部分が少々剥がれ始めています。「このまま放置していたら、どんどん剥がれて行き、飛んでいってしまうのではないか」と心配になられていました。千葉市内の住宅地でご近隣に家が建ち並び、結構な密集率です。「ご近所に被害が及ばないか、ご迷惑をかけてしまわないか」が、一番の悩みこどだそうです。

軒の出（軒の長さ）は小さいですね。切妻屋根のケラバ部分から雨水が入り、先端部分の化粧ベニヤが劣化したようです。破風部分も経年による傷みが出ていますが、数年前に外壁を金属サイデングにした時に塗装されたそうです。お客様のお住まいは千葉市内の住宅密集地にあり、お隣さんと境界ギリギリまで家が占めています。これではお客様の所有地内に足場を仮設することは困難です。足場の設置なしに軒天補修工事はできませんので、ご迷惑をかけてしまいますが、お隣さんの協力が必要になってきます。楔式の足場は名前と同様、楔型になっている単管を打ち込みながら接続して行くため、商品の長さに決まりがあり、寸法が限られています。建築法で設置幅が決まっているため、お隣の敷地へはみだしてしまいます。どうしてもご近隣様のご協力が必要です。私たちがご挨拶に伺い、ご協力のお願いをいたします。

調査した結果、お客様の軒裏には換気口が一つもないことが分かりました。軒裏に通気口が無ければ、屋根裏への通気性が無くなるため、耐用年数が著しく低下します。万が一、雨漏れなどしていた時にでも空気の通気があれば傷みの進行が遅くなります。空気の対流がない場合、木材などが適切な湿度を保てず、腐食しやすくなってしまいます。大切なお住まいですので、少しでも長く住めるようなご提案をいたしました。お住まいにご不明な点やご心配ごとがございましたら一度、ご相談ください。それを改善する提案をいたします。