更新日:2016年3月13日
3月も半ばを迎え、春めいた日差しが温かいと感じる日もあれば、冬の寒さが残りまだまだ寒いなと感じる日もある、三寒四温とはまさにこのことをいうのだろうなと感じている今日この頃です。
ふと気が付いてみれば、自分が入社してそろそろ1年が経つのだと思いました。【新人のリフォーム学ブログ】もそろそろ新人の看板を下ろさねばならないのかなと感じています。
そんな中で、本日、我が家の屋根は葺き替えを行った方が良いのか?カバー工法を行った方が良いのか?といったご相談をいただきました。
ご相談いただきましたお客様のお住まいでは2階天井より雨漏りがあり、築年数がそこそこ経過したお住まいということでした。お住まいの状態を確認してみなければ、どちらが良いといった判断は出来かねてしまいますが当店で屋根の葺き替え工事を行った例とカバー工法を行った例を比べてみたいと思います。
まずは葺き替えを行う場合で最も多いパターンが、瓦屋根からの雨漏りとなります。瓦屋根はカバー工法に向いていないことが上げられます。屋根材が瓦屋根で雨漏りが始まった場合、原因は様々ですが防水紙や野地板などの下地が激しく劣化している場合は瓦を一度おろしてから下地を整えなければなりません。
下地材を整え、新しい屋根材を葺いていく場合は【葺き替え工事】既存の瓦を葺き直していく場合は【瓦の葺き直し工事】と呼びます。近年では瓦屋根は重く、耐震性に不安が残るということから軽くて丈夫なガルバリウム鋼板へと葺き替えるケースが増えています。
また、スレート屋根や金属屋根の場合でも雨漏りが進行し全体的に下地が劣化してしまい、全体の交換が必要な場合はカバー工法は出来ません。一部補修が必要な場合などは、補修を行いカバー工法が出来ます。しかし、この雨漏りの進行具合というのは実際に現場で見てみないことには判断ができません。
屋根の補修を行うとしても、どこから漏れているのかがわからなければ、どのような補修を行えば良いかもわかりません。
雨漏りに関する最も多いクレームは雨漏りの再発が上げられます。漏っている箇所とは見当違いな補修をしてしまい、新たな雨漏りを作ってしまった。1か所だと思っていた雨漏りが実は2か所原因があったなど、原因は様々ですが雨漏りの追究はとても難しいのです。
当店では雨漏り専門アドバイザーの資格を持つスタッフもおりますので、散水検査などの徹底した調査で雨漏りの原因を追究します。
埼玉県坂戸市のテナントを笠木から葺き替え工事
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さて、続いてはカバー工法ですが主にスレート屋根や金属屋根などに施工を行います。屋根材の寿命により屋根塗装を行っても、すぐに塗装がはがれてしまうであろう屋根などに採用されることの多い工法です。
既存の屋根に新しい屋根を重ねていく工法となりますので、ほとんど廃材がでません。そのため、廃材処理費などを節約できます。また、工期が短いといったメリットがあります。当店の施工事例を見てみますと一般的なお住まいでの施工日数は平均して2日ほどです。
天候による遅れが生じる場合などもありますが、屋根葺き替えの施工日数が平均して5日程度なことからも短期間でストレスを感じる期間も少なくすみそうです。
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今回ご相談いただいたお客様のお話ですと、築年数が経過したお住まいということと、雨漏りがあるということを考慮してカバー工法を行えるとは安易に申し上げることができませんでした。
しっかりと点検を行い、カバー工法を行うことができるかうを見極めなければならないでしょう。このように、お客様にはご迷惑をおかけいたしますがお住まいの状態は点検してみなければ工事内容を判断することも難しい場合が多く、トラブル防止のためにも口頭での概算などは控えさせていただいております。
当店ではお住まいの点検・お見積りを無料で行っておりますので、ぜひご利用ください。ご相談は0120-989-742まで