更新日:2015年11月23日
早いもので11月も後半に入りまして、思った以上の雨の多さにびっくりしております。例年に比べて晴れ日の少なさにも少々驚きです。
屋根のリフォームや塗装を行うに当たって、天候に左右される工事となりますので雨が続くと工事が一時中断されてしまいます。そのため、私たち様なリフォーム会社にとっては雨は天敵と言えそうです。
さて、本日はお問合せを頂きました屋根の点検についてご説明したいと思います。
現状で雨漏りなどの被害はなく、特に生活をする上で困っていることはないのですが、本格的な冬になる前に屋根の点検を行いたいと考えているといったご相談を頂きました。
もちろん、当店では雨漏りなどの直接的な被害はなくともお住まいの点検を無料で承っております。
ご相談いただいたお客様の多くは、既にお住まいに被害が出てしまい修理を考えているといったご相談が多いのですが、実は今回ご相談いただいたように、お住まいに被害が出る前に対策をすることにより、メンテナンスにかかるトータルコストを抑えることが出来る事例が多いのです。
特にこれから本格的に寒くなり始め、雪もちらほらと降る季節になるだけに屋根の異常を見逃してしまい雨漏りなどが発生してしまうと、お住まいの温度が急激に下がってしまいます。仕事や学校などから帰ってきたときに、外と変わらないほど冷えている室内というのは少し気が滅入ってしまいますね。
そうは言っても、屋根は普段の生活の中で目に入らない分、どのような状態になっているのかもわかりかねてしまいます。そこで、おおまかな点検の目安をご紹介します。
葺かれている屋根材によって、点検の目安やメンテナンス時期は異なりますが、瓦屋根の場合はおよそ10年~15年を目安にメンテナンスを行うと良いかと思います。瓦屋根の場合、屋根材の瓦は非常に長い耐久性を持つ屋根材になります。
漆喰に関しては10年ほどでメンテナンスが必要な個所にはなりますが、陶器瓦の耐用年数はなんと60年ほどになります。ただし、下地の防水紙や野地板などが傷んでしまっている場合には葺き直しや葺き替え工事などが必要になる場合があります。
しかし、点検に関してはおよそ3年~5年に一度の点検をおすすめしています。なぜなら、瓦はずれやすく、割れやすい性質を持っています。台風や地震後には瓦がずれたり割れてしまう被害が予測できます。
ズレや割れた部分から雨水が浸入し、雨漏りの原因ともなりますので、やはり定期的な点検を行うことによって、お住まいのメンテナンスにかかるトータルコストを抑えることが出来ます。
続いて、スレート屋根の場合ですが、およそ10年~15年すると表面の塗膜が剥がれ、ひび割れなどを起こす可能性があります。また、スレート屋根の場合も台風や地震などで棟板金の釘が緩み大風が吹いた際に板金が飛散してしまった。という事例は数多くございます。
このスレート屋根の傷みを放置してしまうと、防水機能の切れたスレート屋根から建物の構造体に雨水が入り込み木部を腐らせてしまい、お住まいの耐久性そのものが弱体化してしまいます。そのようなことになる前にスレート屋根の防水効果を持続させるために屋根塗装などのメンテナンスを行う必要があるのです。
スレート屋根の寿命はおよそ30年ほどとなりますので、築30年を過ぎている場合や屋根の劣化具合によってはカバー工法や葺き替え工事をご提案させて頂く場合もございます。点検の目安としては、1年に1回ほどの点検を行うことでスレートのズレや割れを早期に発見し補修をしてあげることで、雨漏りのリスクを軽減することが出来るかと思います。
このように、定期的な点検と細目なメンテナンスを行うことにより雨漏りや漏水のリスクを軽減することができます。
お住まいに被害が出る前に、ぜひ一度当店の点検をご利用ください。もちろん、点検・調査・お見積りは無料で承っております。ご相談は0120-989-742までお気軽にご連絡ください。