東京都多摩市の建物です!
トタン葺きの屋根が強風でめくれてしまったので、直して欲しいというご要望です。
トタンの下には防水紙(ルーフィング)が葺いてあるのですが、殆どめくれていて下地の野地板が剥き出しになっていました。
野地板といっても幅が10センチほどの杉の板を横に並べてあるので、隙間から天井裏が見える状態です。
葺き替え工事が早急に必要なのですが、工事までの数日の間に雨が降ってしまうと完全に雨漏りしてしまうので、工事までの間シートをかけて養生しました。
幸いな事に工事まで雨が降る事もなく雨漏りはしなかったのですが、めくれてしまった時に雨が降っていたら、風も強い為にどうする事も出来なかった可能性があります。
横向きに並べてある野地板の下は、縦方向に垂木(たるき)という下地があります。
屋根全体は大分酷い状態でしたが、垂木には傷みが出ていませんでしたので野地板から直せば済みました。
元々葺いてあった屋根材はトタンといって昔からよく使われていた板金です。
鉄板を亜鉛でメッキした薄い板で、定期的に塗装などのメンテナンスをしないとサビが広がってしまいます。
今回強風でめくれた原因はトタンの劣化もそうですが、木に雨水が回ってしまい不足してしまった事で釘が全然効かなくなった事でした。
新しく葺く屋根材も金属ですが、ガルバリウム鋼板といいアルミと亜鉛のメッキ鋼板です。
トタンの3~6倍の耐久性をもった材料で、現在住宅建材に使用されている板金の殆どがガルバリウム鋼板になっています。
サビにくく耐久性が高い屋根材に葺き替えましたので、雨漏りの心配もなくなり安心です!
台風で棟板金が飛散してしまったという多摩市諏訪のお客様です。
補修方法は飛散した部分とこれまでの棟板金を取り外し、新しいものへと交換することになります。
ですが、とても広いお家でその屋根も大きく、棟板金交換だけでもかなりのお時間がかかりそうです!
貫板はこの先のことを考えて腐食せず、固定力も変わらない樹脂製のものにしました。