【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

築19年、劣化したスレート屋根の点検

 

　さっそく品川区荏原に向かい調査に伺いました。

　使用されている屋根材は化粧スレートです。

　表面に塗られた塗膜が完全に劣化して色が褪せてしまい、ところどころ剥離してスレートの素地が見えてしまっている状態でした(>_<)

　また表面にはカビや苔が多く繁殖してしまっています。

　スレートはセメントや繊維質原料を混ぜたものを加圧形成した屋根材ですので、元々スレート自体には防水機能は備わっていません。

　塗膜が劣化してしまうと防水機能も失ってしまい、カビや苔が繁殖してしまいます！

　カビや苔が繁殖してしまうと水分の乾燥の妨げとなり、それが原因によってスレート材自体の劣化が進行してしまいますので、ひび割れや反りなどの変形につながってしまいます。

　防水機能は塗装メンテナンスによってのみ補う事ができます！

 

　お客様のスレートはすでに屋根材そのものまで傷んできていて、ひび割れが起きている個所が数か所で確認できました。

　ここまで腐食が進行していますと、塗装メンテナンスで補う事ができません(>_<)

　重ね塗りをしてもすぐに塗膜が浮いてしまい剥離してしまいます。

　お客様にスレート屋根の状態をご報告いたしましたところ、今後の事も考えて屋根葺き替え工事を選択していただき、今回の工事となりました。

 

コロニアルクァッドによる屋根葺き替え工事

 

　屋根葺き替え工事というのは、今葺かれている屋根材を撤去した上で新たな屋根材を葺き直す工事です！

　まずは安全と作業効率のために屋根の周囲に足場を設置します。

　今回は屋根の勾配もきつくはないので、屋根足場は組まずに作業いたします。

　作業ができないほど勾配が厳しいときは、屋根にも足場を設置が必要になります。

　既存の屋根材と棟板金、劣化した防水紙を全て撤去します。

　野地板が見えてきました。

　部分的に劣化して傷んでいる個所がありましたが、こちらは撤去せずそのままで上から新しい野地板を増し張りしていきます。

　増し張りを行いますと、通常の一枚の野地板以上に強度を増すことができます！

 

　新しい野地板を張り終えましたら防水紙、すなわちアスファルトルーフィングを敷いていきます。

　今回使用するのは、常裕パルプ工業の改質アスファルトルーフィングです。

　ルーフィングは雨水からお住まいを守る要ですので、隙間なくしっかりと葺いていきます！

 

　防水紙を敷き終わりますと、次は本葺き作業になります。

　今回の屋根材はケイミューのコロニアルクアッドになります。

　屋根材は軒先から上、つまり棟の方に向かって少しずつ重ねながら順に葺いていき、一枚ずつ釘で固定していきます。

　屋根の面と面の合わせ目は手作業でスレートをカットして、角を合わせていきます。

　合わせ目には後程棟板金を設置していきます。

 

　全ての面を葺き終えたら、次は棟板金を設置していきます。

　まず板金のベースとなる木製の貫板を設置します。

　ビスを使用して等間隔で固定していきます！

　続いて、貫板にガルバリウム鋼板製の棟板金を固定していきます。

　雨水が浸入しにくいように、上からではなく横からビスを打ち込んでいきます。

　最後に降り棟、大棟との板金の合わせめをシーリングで塞いでいきます

 

　棟板金を取り付け、再度見落としが無いか複数のスタッフで確認して最後に施主様にご確認いただきましたら竣工となります(#^^#)

 

屋根葺き替え工事、竣工

　今回のお住まいの屋根は、築20年近くメンテナンスを行ってこなかったことで屋根材の劣化が激しく、塗装工事では対応できない状態でした(>_<)

　その為、葺き替え工事による屋根リフォームが必要となりました。

　やはりどのような屋根であっても定期的な点検を行い、早期に塗装メンテナンスなど必要なメンテナンスを行う事が大切です！

　築年数10年を過ぎましたら一度、お住まいの点検をされることをおすすめします(#^^#)

　点検・お見積りは無料ですので、街の屋根やさんにお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2023年11月24日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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