点検の様子

お客様は、令和元年東日本台風の通過後、屋根の損傷に気づかれ、弊社に連絡をくだったとのことです。

現地調査へ伺うと、錆びた棟板金が庭に落ちている状態でした。

さらに屋根に上がって確認すると、大棟（屋根の最上部）の棟板金が約5mほど破損しており、下地の貫板も変色して腐食が進んでいました。

点検後、調査報告させていただき、Ｇ様より大棟部分の棟板金交換工事のご依頼を承りました。

棟板金交換工事

既存の「棟板金と貫板」を撤去して清掃

まずは大棟の棟板金と貫板を取り外し、屋根を丁寧に清掃します。

また、棟板金を固定していた釘の跡が残っているため、雨水の浸入を防ぐためにコーキングで補修します。

新規の「貫板と棟板金」を取り付け

コーキング処理後、新しい貫板と棟板金を取り付けます。

工事前と同様に木製の貫板を使用し、棟板金の固定には錆びに強く耐久性のあるステンレスビスを採用しました。

このステンレスビスは鉄製の釘に比べ抜けにくい特徴がありますが、今回のような腐食による棟板金の飛散を防ぐためには、定期的な点検とメンテナンスが重要です。

完工

仕上げとして、隅棟との接合部分や板金の継ぎ目にコーキングを充填し、屋根復旧工事が完了しました。

写真で確認するとスレートの色褪せが目立つため、そろそろ屋根塗装を検討しても良い時期かもしれません。

当社では屋根工事に加え、塗装工事も対応していますので、塗装や使用する塗料についてのご相談も受け付けています。