屋根の状態を点検調査

高座郡寒川町一之宮にある築27年のＡ様邸の屋根は、鮮やかな青色の洋瓦で仕上げられています。

洋瓦にはいくつか種類がありますが、こちらは「Ｓ形瓦」にあたります。

令和元年の東日本台風により、隅棟の瓦が1枚落ちてしまい、ご相談をいただきました。

今回、「隅棟の補修工事と屋根のアンテナの撤去工事」を併せて施工していく運びとなりました。

現地調査へ伺うと、隅棟の下から2枚目の瓦が落ちており、応急的に処置が施されている状態でした。

軽い処置であれば自分でも対応できそうに思えますが、高所での作業になるため、必ず専門業者に任せることが安全です。

街の屋根やさんでは、こうした応急の対応も承っています。

隅棟の補修工事

隅棟の補修作業を進めます。

まず、「強力南蛮漆喰」を使用して土台を形成します。

従来の南蛮漆喰と比べ、防水剤が配合されており、吸水率が低く抑えられるため、風化や溶出が起こりにくい特徴があります。

その後、棟瓦を上からかぶせ、銅線で固定すれば補修作業は完了です。

工事が完了した隅棟の様子です。

補修箇所はほとんどわからないほど、きれいに仕上がりました。

瓦は重みがあるため、落下すると非常に危険です。

スレート屋根に比べて点検や手入れの機会は少ないかもしれませんが、漆喰も時間の経過とともに劣化します。適切なタイミングでメンテナンスを行うことが大切です。

アンテナの撤去工事

最後にお客様がご希望されていた通り、屋根に設置されていたアンテナの撤去も実施しました。

これで、すべての工事が完了となります。

アンテナ撤去は弊社でも対応しておりますので、安心してご依頼いただけます。