【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

【点検の様子】

　

4階の上の陸屋根を点検していきます。どうやらシート防水が施工されたようです。経年による汚れと傷みが出てきています。排水口にはちょっとゴミが溜まっていました。表面がちょっと色褪せていますね。

 

　

立ち上がり部の色が斑になっているのも気になりますが、表面のシートがひび割れ、裂けています。このひび割れ、出来てからかなりの日にちが経っているらしく、黒ずんでカビが生えていました。ひび割れの下の黒い部分は水が溜まっていた部分です。現状で問題がある部分はここだけですので、この部分にウレタン塗膜防水を行い、部分補修をします。

 

【施工の様子~シート防水をウレタン防水で部分補修】

　

ご入居者様がいる関係上、工事の日付を調整していましたら、結構、月日が経過してしまいました。その間にシート防水の劣化が微妙に進んでしまったようです。シート防水が剥がれと歪みが大きくなってしまったらしく、皺が大きくなっています。ウレタン防水はメンブレン（塗膜）防水なので、どんな形状の場所であっても、防水層をその形状に合わせて形成することができます。複雑な形状でも心配はありません。

 

　

周辺を養生してから、プライマーを塗布していきます。プライマーの乾燥には1時間～半日程度、掛かります。

 

　

ウレタン防水の1層目を塗布していきます。メンブレン防水は複数の防水層を重ねて、しっかりと防水層を形成します。この後、さらにウレタン防水材を塗布して、防水層の2層目を形成します。こちらが乾燥するのには半日～1日程度の時間が必要です。面積が狭くても、結構な時間が必要です。

 

　

ウレタン防水材が乾燥しましたら、トップコートを塗布していきます。を塗布することで紫外線を遮り、耐用年数を中具することができるのです。

 

　

ウレタン防水のトップコートは半日程度で乾燥します。乾燥したところで、養生テープを剥がせばウレタン塗膜防水の完成です。

 

【竣工、ウレタン塗膜防水による部分補修】

ウレタン塗膜防水による裂けたシート防水の部分補修が竣工しました。どんな防水方法でも古くなってくると、トラブルは発生するものです。建物にとって防水という重要な部分を担っていますので、定期的なメンテナンスを心掛けてください。

　記事内に記載されている金額は2020年08月26日時点での費用となります。
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