更新日：2022年06月29日

　江戸川区篠崎町で、雹の被害を受け穴の開いてしまった塩化ビニル製の波板を修理するべく現地調査をいたしました。雹は積乱雲の発生しやすい初夏にかけて発生することが多く、ゲリラ雷雨と共に降り注ぐことがあります。雹は大きいものでは直径が1センチを超えるため、カーポートの屋根や今回ご依頼いただいたような波板に穴を開けることがあります。状況にもよりますが、雹被害であっても火災保険が適用されますので被害を受けたという方はお早めに修理をご検討ください。

雹被害に見舞われた波板を調査

　まずはご依頼をいただいたお客様のお住まいへお伺いし、点検をさせていただきます。被害にあったという波板は塩化ビニル製で、経年劣化が見られ耐久性も著しく劣化しているようでした。塩化ビニル製の波板には可塑剤という、材料に柔軟性を与え加工を容易にするための物質が含まれています。しかし可塑剤は紫外線に弱く、紫外線の影響によって気化してしまうと波板の柔軟性が損なわれ、硬化して割れやすくなってしまいます。

雹被害を受け波板が破損

　そして波板は雹の被害を受けたことによって損傷し、一部が欠損してしまっていました。雹は単体でもガラスを割ったり、屋根や雨樋に穴を開けるほどの威力がありますが、経年劣化によって耐久性が損なわれていたことや、可塑剤が抜けて硬化していたこともあり被害が大きくなっていました。定期的にメンテナンスを行うことで、被害を最小限に食い止めることに繋がります。

雹による被害であっても火災保険が適用されます

　火災保険は火災のみが工事の対象になるのではないかと思われがちですが、雹や強風、雪などの自然災害にも実は適用することが可能です。被害箇所の現状復旧のための工事であれば保険が適用され、全額あるいは一部の費用を保険会社が負担してくれる可能性があります。ただし、申請が可能なのは被害から3年前までと定められており、ほかにも被害が経年劣化であるのか、自然災害によるものであるのか判断がつかない場合は対象外となる恐れがあります。経年劣化として判断がされないために大切となるのは、「被害が起きたらなるべく早めに工事を依頼する」「定期的にメンテナンスを行い、健全な状態を維持する」という2点となります。

　今回は波板の交換工事をご提案させていただき、お客様から工事のご用命をいただきました。お客様の火災保険の申請も無事に適用され、お客様のご負担を軽減することができました。

　私達、街の屋根やさんでは火災保険を適用した工事の施工実績も豊富にございます。火災保険申請のお手伝いもさせていただいておりますので、火災保険や雹被害のことでお困りの際はお気軽にご相談ください。
　また、雹の被害を受け、雨樋が破損してしまったというお問い合わせも多くいただいております。雨樋の一部補修は税込み33,000円から承っておりますのでご参考ください。街の屋根やさんでは無料点検を実施しておりますが、弊社のスタッフは新型コロナウイルス対策にも徹底して取り組んでおりますのでどうぞご安心のうえ、ご依頼くださいますと幸いです。