更新日：2021年07月29日

　足立区興野にお住まいの、お客様ですが近頃見知らぬ工事業者から屋根の瓦がズレていると複数回ご指摘を受けたので、屋根の状態が気になるので1度点検をしてほしいとお問い合わせを頂きました。

現地調査に伺いました

　お建物は築25年程が経過した木造2階建てのお住まいで、屋根には和瓦が使用さてれおりました。訪問してきた業者が言う事を確かめる為に、建物周囲をから屋根を確認しましたが地上からでは2Fの屋根の状況までは確認出来ませんでしたので、よくある訪問業者の手口だと感じました。しかし、せっかくお問い合わせを頂きましたので屋根の調査はしっかりと行わせて頂きます。

屋根調査

　梯子を設置し屋根に登りましたが、案の定業者が指摘した様な瓦のズレはありませんでした。棟部分にも大きな歪みはなく現段階では特に大きな問題は見受けられません。瓦をよく確認すると多少の欠けは複数箇所あるのの大きく割れている箇所はありませんでしたので今すぐにメンテナンスは必要ないでしょう。

　瓦屋根でしたので、漆喰の点検は欠かせません。漆喰を点検するとほとんどは表面の劣化でしたが部分的に漆喰が剥がれてしまい、棟を形成する葺き土が見えてしまっている箇所がありました。漆喰が剥がれると葺き土の流出に繋がりますので、この様な状態になっているという事はご理解頂いておいた方が良いと思います。
　屋根の棟違いになっている部分には、雨押えの板金が設置去れておりましたが、こちらを固定指定いる釘に数本浮きが見られましたので固定が緩くなっているものと思われます。釘の打ち替えかビスによる打ち直しをオススメいたします。

　このように、業者から指摘があっても屋根には異常がない場合もありますので、変に真に受けてその業者に点検・工事をお願いするとまともな工事をしてくれない場合もありますので注意が必要です。

　私達「街の屋根やさん」では、引き続き新型コロナウイルスの感染対策を行なって点検にお伺いしております。お困りの際にはお気軽にお問い合わせを頂きたいと思います。