更新日：2021年07月25日

　松戸市小金清志町にて、4年前に屋根・外壁塗装を行なったのにも関わらず訪問業者の方や近隣を工事している業者より「屋根の劣化が酷いので直した方がいい」と複数回指摘を受けたので1度点検をお願いしたいとお問い合わせを頂きました。

現地調査

　実際に現地の様子を確認すべく現地調査にお伺いをさせて頂きました。調査にお伺いをすると、4年前に外壁のメンテナンスをしているので塗膜の劣化も見られず綺麗な状態だと感じました。屋根の様子は地上からでは中々確認出来ませんので、梯子を使用し屋根の調査を行います。

　定期的なメンテナンスをされているお建物でしたので、屋根に異常は無いだろうと思いながら点検を行うと、たしかに屋根塗装は行われた形跡は確認できましたが屋根材の劣化を確認するとパミールへの塗装で有ることが分かりました。パミール特有の層状剥離によりせっかく塗装した塗膜が剥がれてしまっている箇所や、ひび割れている部分が多くありました。このようにパミールに塗装を行なっても下地から剥がれてしまいますので、塗装のメンテナンスは行なってもあまり意味がないと言われております。

　その他にも、古くなったアンテナのポールが錆びてしまいサビ汁が屋根に垂れてしまい色が移ってしまっています。塗装してもこれでは見栄えが悪くなってしまいます。屋根工事を行う際は、アンテナのポール交換等も同時に行うことでより長く屋根をキレイに保つ事が出来ます。
　棟板金には、浮きや変形は見られませんが、釘の浮きが複数箇所確認できました。板金の収縮により徐々に浮いてきてしまうのは仕方ありませんが放置してしまうと、板金の飛散にも繋がりますので注意しましょう。

　こちらでご紹介したように、パミールへの塗装をした場合にはものの数年で塗装がダメになってしまい、屋根のメンテナンスをもう一度行わなくてはなりません。メンテナンスも安いものではありませんのでかなりの負担になってしまいますので、屋根塗装を検討の際は自宅の屋根は本当に塗装できるものなのかを確認し行うのが良いでしょう。

　私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルスの感染対策を徹底し点検や工事にお伺いをしております。屋根にご不安な点がございましたら1度ご相談を頂きたいと思います。