更新日：2024年03月09日

　江戸川区北葛西にお住まいのお客様より「棟の瓦がズレてしまったのでメンテナンスを検討している。調査・お見積りをお願いします」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。

　私達「街の屋根やさん」では、現地調査からお見積りの作成までを無料にて承っております。住宅に関してご心配な点やご相談が御座いましたらお気軽にお声がけいただけますと幸いにございます。

現地調査

　現地調査にお伺い致しました。

　メンテナンスを検討している建物が、築35年程経過した木造2階建ての住宅になります。軒先に梯子がかけられる環境では無かったため、2階のベランダより脚立を使用して屋根に上らせていただきました。屋根の調査を行う際には、基本的に外部から梯子で上り下りを行いますので室内にお邪魔することはありませんが、梯子がかけれない環境でベランダから屋根に上がれそうな場合にはご相談の上ベランダへお邪魔させていただく場合がございます。

　屋根には、和瓦が使用されております。瓦は50～60年程の耐久性があるといわれておりますが地震や台風によりズレたり落下してしまう場合もあります。

　屋根は切妻屋根と呼ばれる左右2つの面で構成されたシンプルな屋根形状になります。

　お客様が気になされていた瓦のずれを確認すると。屋根の棟に使用されている冠瓦と熨斗瓦にずれが発生しておりました。落下防止のためにお客様にて補強された形跡が見られました。

　もともと熨斗瓦と冠瓦は銅線にて固定されておりますが、経年劣化の影響で銅線が切れてしまうと瓦が固定されていない状態となりますので強風や地震の際には落下の危険が伴います。

　瓦屋根で1番メンテナンスが必要な箇所が棟の漆喰になります。漆喰は棟を形成する葺き土の流出を防止する役割を果たしております。葺き土は棟の土台を担っておりますので土が流出してしまうと棟の耐久性が低下し、最悪の場合棟が崩れてしまう可能性があります。

　漆喰の剥がれが生じている際には、早急なメンテナンスが推奨されます。また、葺き土が流出してしまうと漆喰工事だけでなく棟の取り直し工事が必要となりますので、棟の状態によってもメンテナンス方法は異なります。

棟取り直し工事をご提案！

　棟の状態を考慮し、漆喰詰め直し工事だけでは棟の耐久性に不安が残りますので棟取り直し工事のご提案を行いました。棟取り直し工事の費用は、税込み350,000円にてご提案を行わせていただきました。工事の費用は、施工状況や施工範囲により異なりますので詳しくは「街の屋根やさん」へお問い合わせ下さい。