江戸川区東小松川にてスーパーガルテクト【シェイドワインレッド】を使用した屋根カバー工事の費用、施工状況をご紹介!
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
江戸川区東小松川にお住まいのK様邸にて行った屋根カバー工事の様子の費用や施工の様子をご紹介しております。工事のきっかけは、K様より「スレート屋根に割れが発生しているようなので屋根の調査、修繕のお見積をお願いしたい」とご相談をいただき調査に伺いました。 屋根の調査を行うと、スレート屋根には無数のひび割れが発生しており、大きく割れている箇所では屋根材がズレてしまい防水紙が見えている状態でした。今のところは、雨漏りの発生は無いとの事でしたが防水紙の劣化により縮みや穴あきによって隙間が生じてしまうと雨漏りへと繋がってしまいます。 また、使用されているスレートはアスベスト規制が導入された初期の頃に製造販売されていたコロニアルNEOという屋根材でした。こちらの屋根材は、アスベストを抜いてしまったことで耐久性が確保出来ず、経年劣化に伴い屋根材にひび割れが発生してしまう建材となります。 コロニアルNEOが使用されている場合には、屋根カバー工事又は屋根葺き替え工事でのメンテナンスが推奨されますので、今回は屋根カバー工事のメンテナンスをご提案しご検討の末、工事をお任せいただく運びとなりました。
担当:白井
ビフォーアフター
基本情報
- 施工内容:屋根カバー工法
- 施工期間:1週間(足場含む)
- 築年数:築20年
- 施工費用:1,350,000円(税込み)
- 平米数:屋根50㎡
- 使用材料:スーパーガルテクト(シェイドワインレッド)
- 保証年数:屋根カバー工事10年
江戸川区東小松川にお住まいのK様より「スレート屋根に割れが発生しているようなので点検と修繕のお見積りをお願いしたい」とご相談をいただき調査にお伺い致しました。
現地調査
現地調査の様子になります。お問い合わせの際にお客様が仰っていた通り、使用されている屋根材はスレートが使用されておりました。
スレート屋根とは、セメントを主成分として形成された厚さ5㎜程の板状の屋根材となります。セメント自体は水分を吸収し易い素材なので屋根材の表面は塗装にて撥水性・防水性が付与されております。
上記で述べた通り、塗装により建材が保護されておりますので紫外線や雨風により塗装が劣化してしまうとスレートが水分を含みやすい状態となり屋根材自体の劣化を招きます。なので、定期的な屋根のメンテナンスは欠かせません。
建物はL字型をしており、屋根の形状は切妻屋根と寄棟屋根が合わさった複合型の屋根形状になります。
写真の赤で囲った部分は屋根の谷と呼ばれる箇所になり、谷板金といわれる板金を設置することで雨水の浸入を防いでおります。しかし、水が集まりやすい箇所になりますのでゴミの詰まりにより水の流れが妨げられてしまうとオーバーフローを起こし防水紙の劣化や雨漏りに繋がります。
屋根材の破損状況になります。屋根材の破損は1箇所だけでなく屋根全体で無数に発生しておりました。このような破損の症状は、アスベスト規制が導入された初期に製造されたノンアスベストスレートに多く見られる症状となります。
屋根材によって、症状は異なりますが屋根の形状や劣化状況を考慮すると使用されている屋根材はコロニアルNEOだと考えられました。
コロニアルNEOは屋根材自体が割れてしまう症状が発生する為、塗装でのメンテナンスは推奨出来ません。したがって、屋根カバー工法か屋根葺き替え工法でのメンテナンスが推奨されます。
谷付近ではスレートが大きく破損してしまい、防水紙が露出している箇所が見られました。K様にお話をお伺いした際には、現状雨漏りの発生は無いとの事でしたが防水紙が劣化すると直ぐに雨漏りが発生してしまう状況でした。
このように屋根は屋根材と防水紙によって2重の構造となっている為、屋根材が破損しても防水紙に不具合がない限りは直ちに雨漏りに繋がる事は有りませんが、水にさらされることで防水紙の劣化は進行しますので注意が必要になります。
棟板金には、多少の釘浮きや他業者による応急処置を行ったと思われる痕跡がありました。棟板金は屋根の中での一番多く指摘を受ける箇所になります。悪徳業者に騙されない為にも状況を知っておくと安心です。
修繕工事のご提案を行いました
調査時に見られた症状をご報告し屋根カバー工法でのメンテナンスをご提案したところ、ご検討の末工事をお任せいただく運びとなりました。
今回の屋根カバー工事の費用は1,350,000円(税込み)にて承りました。
屋根カバー工事
既存棟板金撤去
先ずは、棟板金の撤去を行います。屋根カバー工事は既存の屋根に新たな屋根を重ね葺きする工事となりますので、屋根を重ねる際に段差となってしまう既存棟板金、下地の貫板、雪止め金具の撤去を行います。
板金の撤去後貫板を確認すると貫板表面には黒ずみが発生しておりました。貫板は通常板金が被っていますので外部から確認することが出来ませんので知らず識らずの間に劣化が進行してしまいます。棟板金交換の目安は10~15年とも言われております。これまで棟板金交換を行なっていない場合には貫板の劣化も考えられますので交換を検討されてみてはいかがでしょうか。
新規防水紙敷設
今回使用する防水紙は田島ルーフィングのタディスセルフを使用します。タディスセルフは遅延粘着式ルーフィングになりますので貼り付け直後は強く粘着せずに貼り直す事が可能ですので施工性に優れた防水紙になります。貼り付け後2時間程で強力な粘着力と防水性を発揮しますのでカバー工事等の改修工事に最適な下葺き材です。
防水紙を敷設する際には、軒先側から棟に向けて敷設を行います。水下側から敷設を行なうことで防水紙敷設完了後に水上側から水が流れた際にも、防水紙の重なり部分からの水分の浸入を防ぎます。
また、防水紙の重ね幅は100㎜以上になるように貼り重ねを行います。
スーパーガルテクト設置
今回の屋根カバー工事で使用する屋根材はアイジー工業のスーパーガルテクトを使用します。色はシェイドワインレッドをお選び頂きました。
スーパーガルテクトはガルバリウム鋼板という防錆性に優れた金属を使用し、断熱材が入った屋根材になります。表面には遮熱塗料により塗装が行われておりますので断熱材と遮熱塗料の相乗効果で優れた断熱性を発揮します。
また、塗膜15年・赤錆20年・穴あき25年とメーカー保証が付いた屋根材となりますので屋根材設置後も安心です!
スーパーガルテクト設置の様子になります。屋根材設置の際は防水紙と同様に軒先側から棟に向けて設置を行います。スーパーガルテクトは嵌合式の横葺き屋根材になりますので縦横の嵌合に加えビスによる固定を行いますので固定力が高く強風の際でも飛散の心配は要りません。
屋根材は、屋根の形状に合わせて加工を行い設置を進めます。
切断の際に、グラインダーを使用すると切粉が飛散し錆の原因となりますので電動のカッターを使用して加工を行いました。
棟板金設置
屋根材の設置が完了したので棟板金の設置を行います。これまでの貫板は木製でしたが新しく設置する貫板はプラスチック樹脂製の貫板を使用します。木製貫板は、年数が経過すると湿気による腐食の心配がありますが、樹脂製ですとその様な心配はありませんので棟板金の下地には樹脂製貫板の使用を推奨しております。
貫板設置後は、上から板金を被せて側面からビスで貫板に固定を行います。使用するビスは、パッキン付きのビスになりますのでビス穴からの雨水が浸入してしまう心配はありません。
板金の繋ぎ目部分は、シーリング処理によって水が侵入しないように処理を行います。
施工完了
屋根カバー工事が完了となりました。工事完了後お客様にドローンで撮影した屋根の状態を確認していただき屋根の仕上がりに大変満足して頂くことが出来ました。今回の工事では10年間の施工保証をお付けしており、アフターメンテナンスにもしっかりと対応させていただきます。
私達「街の屋根やさん」では、点検・お見積りを無料にて行っております。建物の事でお困りの際には、お気軽にお問い合わせ下さい。
記事内に記載されている金額は2023年11月24日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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