更新日:2017年4月2日
現在ではあまり聞かなくなりましたが、以前は屋根言えば瓦かトタンかといったイメージがありましたが、近年で様々な屋根材の流通によって
トタン屋根を目にする機会も少なくなってきました。
トタンとは鉄板を亜鉛メッキで覆ったものとなります。トタンの場合は縦葺きの瓦棒屋根などが現在でも多くのご家庭で採用されている馴染みのある屋根ではないでしょうか?
金属屋根はすべてがトタンだと勘違いされがちなのですが、ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板などは成分の違う別の屋根材として認識しておいた方が良いかと思います。
東北地方など、豪雪地帯では勾配の緩い金属屋根が主流ですがこれは屋根を暖めて雪をできるだけ溶かして排水する仕組みとなっている場合があります。
また、屋根に勾配がついていると積もった雪が滑り落ちて、人に直撃させてしまう恐れなどがあることから条例で屋根こう配が定められている地域もあります。
雪国に瓦が少ない理由としても、瓦は重いため雪の重さと相まってしまう家屋が重みに耐えきれず倒壊してしまう恐れがあるため、金属屋根などの軽い屋根が雪国では主流になっていったものだと思われます。
トタンは屋根の塗り替えをおよそ3年に1度ほどの周期で行わなければなりません。
それでなくとも、東北の山間、盆地などでは寒暖差が激しく夏は暑く、冬は雪が降り積もるほど寒くなれば自ずと屋根にかかる負担は大きくなります。
現在ではガルバリウム鋼板などの屋根材が主流となり、塗り替えを小まめに行うご家庭も少なくなりましたが、ほんの少し前まではお住まいの塗装をご自身で行うご家庭も多かった印象を受けます。
現在ではお住まいの多様化によって塗装を業者に依頼される方が多くなったようです。
関東と少し違う所はトタン屋根の塗装が多いことから、高圧洗浄後に電動工具などを使用してのケレン作業後、錆止めを塗布したのちに下塗り→中塗り→上塗りの順に塗装を仕上げていく業者が多いようです。
関東に住んでいると、屋根塗装は業者に頼むものといった印象があり、また塗装方法も若干ではありますが異なる様子に少し不思議な感覚がしますね。
しかし、関東と東北ではそもそも屋根こう配が異なります。東北の場合は傾斜が緩く、比較的屋根の上でも歩きやすい形状をしています。
比べて関東の屋根、屋根材から瓦・スレート・金属と屋根材が多種にわたりそれぞれ塗装の方法が異なります。また屋根の形状も4寸~6寸ほどであることが多く、この勾配は屋根に上りなれていない人であれば、滑り落ちそうで怖いと感じる勾配です。
また、6寸勾配以上であれば急こう配屋根に分類されますので、屋根足場がなければ作業が難しい場合もございます。
地域によって気候条件の異なる日本だからこそ、お住まいにも様々なメンテナンスの方法があります。
お住まいの地域ではどのような方法で屋根のメンテナンスを行うのかを調べてみるのも良いかもしれませんね。
当店では様々な地域での屋根工事に対応しております。一部対応範囲外のエリアもございますので、まずはお気軽に0120-989-742までご相談ください。