更新日:2016年10月16日
カラッとした天気が続き、屋根工事も順調に進みうれしい限りの秋晴れが続いています。
朝方、夕方には肌寒さからつい先日まで半そでで過ごせていたのがウソのようですね。
ここ数日はクローゼットから毛布を引っ張り出して、朝方は思わず電気カーペットのスイッチを入れてしまうほど寒いなぁと感じました。
季節の変わり目ですので、皆様も体調にはお気を付けください。
さて、皆さん知っていましたか?日本の住宅の平均的な寿命は27年しかないのです。
実際に退職金などを使いお住まいを大規模リフォームしたというお家は少なくないかと思います。
35年ローンを組んでも、そのうち8年はメンテナンスをしなければ住むことが難しいなんて、嘘のような実際に起こっている本当の話にクラッときてしまいますね。
実際に世界の住宅の平均寿命を見てみると、アメリカ、103年、イギリス、141年、フランス、86年、ドイツ、79年と世界と比べてみると日本の住宅の寿命短さが際立って目立ってしまいますね。
日本は地震大国と呼ばれますが、数々の歴史的建築物を残してきました。例えば、世界文化遺産に登録されている法隆寺などは7世紀に創建され、その後メンテナンスなどを繰り返しながらも堂々とそびえたっています。
また、昔の日本家屋などは築80年、築100年といった築年数でも古民家として販売されていることもありますね。
優れた建築技術を持ちながら、なぜ、現代の住宅は海外と比べてもこんなにも寿命が短くなってしまったのでしょうか?
ひとつは不動産の資産に対する考え方があります。
日本の場合は住宅の資産価値が20年でほぼ0円になってしまうという考え方があります。そのため、日本では古い建物と聞くと敬遠されがちです。
しかし、欧米では新築よりも古い建物ほど価値があると考えられているため、住まいのメンテナンスは生活の一部として成り立っているのです。
場合によっては買ったときよりも、高く売れることもあります。
日本の場合、20年住み続けると住宅の価値はなくなってしまうので、住宅を購入する際には売るという発想に至りません。
そのためメンテナンスはせずに、そのまま住み続け、時期が来たら建て替えるという傾向が強いのかもしれません。
本来であれば100年持つ家をメンテナンスをせず放置した結果、27年ほどしか住めない住宅にしてしまったというお住まいも少なくありません。
また、日本人の気質的に中古よりも新品を好む傾向があります。どんなものでも、中古に対して「人が使ったものはちょっと・・・」と敬遠される方は多いのではないでしょうか?
しかし、近年では欧米の住宅の価値観を取り入れ、長期的にメンテナンスを行い限りある資源の中のなか既存住宅をリフォームしていくといった動きも高まっています。
日本発祥の「もったいない」の文化を日本住宅にも反映させていける日が、そう遠くない未来の定番となっているかもしれませんね。
屋根のリフォームでしたら0120-989-742までお気軽にご相談ください。