千代田区｜雨天時にスレート屋根で起こった雨漏りの調査です
更新日：2019年08月16日
先日千代田区で雨漏りのご相談を頂いたお客様邸に雨天時の様子を見るために伺いました。
雨が降っているためまずは内部の確認を重点的に行っていきます。気になる２階の部屋は薄く雨染みがありましたが、もっとしっかり確認するために小屋裏の状態を見てみましょう！
節部分と雨漏りを勘違いしがちですが雨漏りは天井板を見るのが一番わかりやすいかと思います。野地板が濡れ、天井板に染みがある箇所、これが雨漏りです。
この部分は最近の雨漏りだけではないような跡になっています。雨漏りの位置を確認し原因を突き止めていきます。
他にも調査時に滴っている雨水が確認できました。２箇所とも釘が突き出ている穴からの染み込みのようです。屋根材の固定には屋根材の種類を問わず釘やビス、ルーフィングもタッカーで止められているため釘による穴というのは必ず存在します。
ルーフィングは柔軟で釘に対し密着することで雨漏りは起きませんが、柔軟性を失い始めると雨漏りを引き起こしてしまいます。防水紙が劣化したことによる雨漏りの対応は限られています。葺き替えやカバー工事です。雨漏りの部分のみ補修することも不可能ではありませんが、いずれどこからでも雨水の侵入が考えられるためです。
滑らないよう少し屋根の確認をします。破損等あるようでしたら原因がはっきりしますが、どこにも見当たりませんでした。また板金の谷部分の確認を行いましたが、穴や腐食は全くない綺麗な状態でした。
今回は経年劣化による雨漏りで、費用をなるべく抑えるためにカバー工法で上から新たな防水紙とガルバリウム鋼板を被せていきたいと思います！普段の生活をしながら雨漏りを解消してしまいましょう‼
記事内に記載されている金額は2019年08月16日時点での費用となります。
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