更新日:2015年8月19日
本日、瓦屋根の葺き直し工事についてのお問い合わせを頂きました。しかし、お客様からの口頭でのお見積り金額や工事内容につきましてのご説明を受けまして、どうしても私ではお住まいの状況や、どのようなお住まいなのかが分かりかねてしまい、現場にて対応している点検・調査スタッフより詳しくご対応をさせて頂く運びになったのですが
本日は瓦屋根のふき直し工事についてご説明したいと思います。
一般的に優れた耐久性を持つ屋根材として、瓦屋根がありますが経年による漆喰や瓦のズレが気になるところです。また瓦はまだまだ健康!と思っていたら、その下の防水紙や野地板の方に痛みが出てきてしまったとなればメンテナンスが必要となります。
葺き直し工事の工程としては、屋根から一度すべての瓦を取り外し防水紙や野地板の交換、もしくは補修などを行った後に再び瓦を積みなおしていきます。
葺き直し工事のメリットとしては、今まで屋根に葺かれていた瓦を使いますので廃材処理費が少なく済み、工事費用が比較的に安価なことや外観のイメージをそのままに住み慣れたお家をメンテナンスすることができます。
デメリットとしは狭小地などに建てられたお住まいですと、瓦を運搬して保管しなければならないため運送費用がかかり、運送中に瓦が割れてしまうと言ったリスクや、瓦は葺いてから年数が経つと隙間などが出来る場合があり、
歪んでいる場合もあるために、補足瓦という瓦が必要になることもあります。
葺き直し、と聞くと葺き替えとは何が違うの?と疑問を持たれる方もいるかと思いますが、葺き替えの場合は瓦と下地の劣化が激しい場合や瓦のあちこちに欠け、ひびなどがある場合は雨漏りなどが心配されます。
その場合は、瓦の寿命と新しい瓦に交換してあげる必要があります。
また、屋根のふき直し工事は条件が限られるために行われることがありません、ですので、雨漏りなどに困っているといった瓦屋根のお住まいでは耐震性に優れた軽い金属屋根に葺き替えるケースが多いのですが
お住まいに愛着があり、見た目を変えたく無いといったお客様も多く居らっしゃいます。
当店ではお客様のご要望に合わせた最適なご提案で、お客様のお住まいに関するお悩みを解決いたします。