足立区島根にてパラペット部分からの雨漏りを笠木交換工事で解消
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
足立区島根にお住まいのお客様より、強い雨の時に3階天井のクロスの継ぎ目から雨漏りが起きてしまったとご相談をいただきました。今までは雨漏りを経験されたことがないということでしたが、当時急に雨が入り込んだことに驚かれたようです。 今回屋根は勾配屋根のスレートですが、立ち上がり(パラペット)があり笠木で保護されている形状でした。そのためまずは調査で雨漏りの原因を追究し、笠木交換工事に至りました。 笠木からの雨漏りは珍しくはありません。また笠木が原因であるにも関わらずバルコニーの防水層劣化やサイディングの浮き、シーリング劣化が疑われることが多いため、しっかりした点検と適切な補修を心がけていきましょう。
担当:白井
ビフォーアフター
点検の様子
調査にお伺いしたのは足立区島根にある3階建て住宅です。今まで雨漏りを起こしたことがなかったということで、驚きと不安が非常に大きかったようです。築15年というとまだまだ初めてのメンテナンスを検討するような時期ですので、経年劣化よりも自然災害のほうが雨漏りの原因になりやすいといえます。今回いままでの雨では全く問題なかったようですが、土砂降り時に急に雨漏りが起きてしまったということで、何が原因でどの程度の補修費用かを知るために見積もり依頼をしていただきました。
頂部の高さが違う招き屋根と差し掛け屋根という形状です。3階建てというと最上階が陸屋根というケースもありますが地域や周辺環境、お好みによってもそれぞれです。雨漏りで被害を受けたのは3階ですので、さっそくその上部にあたる屋根の状態を見ていきましょう。
屋根はスレート、パラペットはサイディング及び板金、頂部に笠木といった一般的な施工方法です。
築年数の経過ももちろんそうですが、台風など自然災害で被害を受けることも多い笠木は定期的にチェックしておくべき部位です。今回雨漏りを起こしてしまっていた笠木部分はまず板金で保護されている状態ではなくただ天板があるのみでした。建築図面の仕様には板金の記載がないため、外れたなどの破損ではなく防水処理で雨漏りを防いでいたのでしょう。しかし経年により防水性能も失われ天板が浮いてしまったために、雨水が浸入したと考えられます。また下地材としては当たり前ですが、釘が頂部から打ち付けられた状態のまま残っていました。新築時は防水層があったかとは思いますが劣化し釘が露出した状態になっています。釘穴は小さいですがその釘穴から雨水が浸入し雨漏りを起こすこともあり、棟板金などの仕上げ材を取り付けるときにはタブーになります。
おそらく今回は経年による劣化が進んだところで酷い雨に晒され雨漏りを起こしてしまったのでしょう。ただしこのような場合も雨漏りの直接的な原因が雨や強風などの自然災害であれば、火災保険を利用して補修することも可能です。そこでさっそく現況写真とお見積りを作成し、火災保険を申請いたしました。後日、保険会社様より状況説明等の依頼がありますが、私たち街の屋根やさんへの連絡であること、鑑定人による調査には立ち会わせていただき被害をしっかりご報告いたしますのでご安心ください。
このままではまた雨漏りを起こし被害が拡大してしまうと判断し、今回は雨漏りを防ぐ養生処理を行いました。養生や被害復旧のための補修費用に関しては火災保険を申請することができます。火災保険はご加入されている条件がそれぞれ異なりますので、申請前にどこまで保障されているのかを確認しておきましょうね。
ご提案内容
品番・品目 | 数量 | 単位 | 単価 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|
屋根工事 | 153,000 | ||||
新規笠木工事 | 8.5 | m | 18,000 | 153,000 | |
・天板交換 | |||||
・防水紙 | |||||
・新規笠木 | |||||
今回の補修は笠木取り付け工事となります。従来は天板に防水処理をしていたようですが、今回は耐久性にも優れたガルバリウム鋼板の笠木を取り付け雨漏りを解消、長期的に防ぐことを目的にしております。笠木からの雨漏りは非常に多いですが、原因として挙げられることが少ないのが実情です。仕上げ材が劣化すればどこでも雨漏りを起こしてしまう可能性はありますが、笠木が取り付けられている部分は主に頂部になりますので雨風の影響を受けやすいのです。定期的なメンテナンスと必要に応じた補修を今後も行っていきましょう。
施工の様子
工事着工日まで養生の剥がれもなく雨漏りが起きなかったと、お客様も安心されていました。早速養生を取り外し新規笠木板金の取り付けを行っていきます。まずは釘を抜き傷んでしまっている天板を撤去します。釘はどうしても奥まで打ち付けられているのでバールとハンマーを使用し抜きましたが、その際に天板も壊れてしまいますのでこちらも新規天板を取り付けていきます。
天板を剥がしてみるとシートで保護されている柱が見えました。保護シートのおかげでほとんど腐食も見られませんが、一部シートが切れ雨水が入り込んだ形跡がありました。ただしそれほどの劣化・腐食もなく土台としてしっかりとした印象を持つため、このまま再利用できると判断しました。
サイディングの下地として取り付けられている桟木のほうが雨水が入り込み、部分的に著しい劣化が見られました。この桟木が傷んでしまうとサイディングの固定が弱くなり剥がれてしまうことも考えられますので、補修が必要な部分は交換し、サイディングを復旧後に笠木取り付け工事を進めました。
桟木・サイディングの補修後、木下地を付けその上に天板を設置していきます。こちらが新たな笠木の下地となりますので、しっかり補修した箇所で固定力が維持できるよう打ち付け位置も確認していきます。
その後雨漏り防止の要でもある防水紙(ルーフィング)を敷設し下地は完成です。
その後既存の幅に合わせて加工した笠木板金を取り付けていきます。笠木に主に使われる板金はガルバリウム鋼板、アルミ、ステンレスですが、いずれも錆びにくく高耐久なものばかりです。高耐久な素材を使用しても隙間があったり適当な加工を行えばまた雨漏りが起きてしまいます。その点私たち街の屋根やさんは施工実績も豊富で、施工内容に応じて施工保証をつけさせていただいておりますのでご安心ください。
工事を終えて
工事完工後はお客様にもご確認していただけるようドローンでの撮影を行いました。加工も綺麗に納まっており今後雨漏りの心配もありません。今回は雨漏りを最優先で補修するということに尽力いたしましたが、お住まい調査では屋根や外壁の状態も確認し、適切なメンテナンスをご提案させていただいております。築15年ということもあり初めてのメンテナンス時期に差し掛かっておりますので、屋根材や外壁材が傷んでしまう前に全体メンテナンスもぜひご検討ください。
記事内に記載されている金額は2021年06月10日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。
工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 雨漏りが有った 修理費について
- 弊社をどのように探しましたか?
- ネット
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- すぐ電話した
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- ホームページの丁寧さ
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 説明がわかりやすく対応も良かった
工事後アンケート
- 当初、リフォームを依頼する会社にどんなことを期待されていましたか?
- 適切な修理
- 弊社にご依頼いただく際に他社と比較しましたか?した方はどこの会社と比較しましたか?
- 弊社に工事をご依頼いただいた決め手は何ですか?
- 見積もり時の対応と説明が良かった
- 工事が終わってみていかがですか?良かった事・嬉しかったことを忌憚なく頂戴出来ましたら幸いです
- 何度か足を運んでもらい納得の行く仕事をしてもらった
- 弊社を他の方に紹介するとしたらなんと紹介しますか?
- しっかりした会社だから安心だよ
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