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横浜市青葉区桂台にてバルコニーの防水層劣化による漏水。通気緩衝工法でのウレタン防水工事と軒天修理を行いました。
【お問い合わせのきっかけ】
ビフォーアフター
基本情報

横浜市青葉区桂台に在住のN様から「雨漏りの修理を数回したがなかなか止まらないです。」とのお問い合わせをいただいたことが今回の工事のきっかけでした。
雨漏りということでしたので、すぐ現地調査にお伺いしました。
雨漏りをしているという
軒天部分を見てみると、漏水の影響で腐食しているのがわかりました。
しかも軒天部分の仕上げ材には、外装材ではなく内装材であるジプトーンが使われており、適当な
雨漏り工事を繰り返されていたようです。
被害を確認できたので次は原因を突き止めていきます。
雨水の浸入経路はおそらく直上にあるバルコニーにあるのではと感じたため、バルコニーに上がらせていただきました。
よく見るFRP防水です。
築20年ですが一度もメンテナンスをされていないということでしたので、表面のトップコートに剥がれや表面割れがみられます。
また、床に触れてみるとブヨブヨするほど柔らかくなって、傷んでしまっているのがわかりました。
トップコートの塗り替えは
3~5年に一度を目安にといわれておりますが、こちらのバルコニーは期待耐用年数を大幅に超えてしまっています。
築年数、メンテナンス歴、バルコニーの状態を考えてみると、雨漏りの原因はここで間違いありません。
そこで今回、雨漏りを止めるべく
”通気緩衝工法によるウレタン防水工事”をご提案させていただきました。
バルコニー内部の湿気を外部に放つことができる工法で、内部の水分が滞留し、雨漏りを発生させてしまうのを防いでくれます。
それでは実際に行った工事の流れを見ていきましょう。
まずは下地の補強です。
ベニヤ板を設置しこの上から
ウレタン防水を施工してきます。
先ほどのベニヤの上に通気緩衝シートを敷設していきます。
また、立ち上がり部や入隅部分には補強メッシュを取り付けました。
通気緩衝シートは下地に含まれる水分や湿気などをこの後登場する脱気筒へ導いてくれる役割があり、膨れを防いだり、下地の動きを緩衝してくれます。
こちらが脱気筒です。
湿気などの出口となる部分で、ちゃんと
水上側に設置します。
このような通気緩衝工法は屋上やベランダ、バルコニーでよくみられる工法です。
ウレタン防水を流していきます。
今回使用したのは田島ルーフィングさんの
”オルタックエース”です。
塗膜防水ですので、継ぎ目のない防水層を形成することができます。
メーカの施工手順書通りの乾燥時間を設けたら、
ウレタン防水2層目へと進んでいきます。
立ち上がり部にもしっかりと塗りつけ、塗りムラの無い厚みのある防水層へと仕上げていきます。
最後に
トップコートを塗布し、ウレタン防水層に直接紫外線が当たらないようにしていきます。 ウレタンもそうですが他の建材の場合でも、防水層は基本的に紫外線に弱いのです。
その
紫外線から防水層を守り長持ちさせてくれるのが、このトップコートの役割となります。
3~5年に一度はトップコートによるメンテナンスを行っていくのが、防水層を劣化させずに使用していく目安となっております。
無事、通気緩衝工法による
ウレタン防水工事が竣工しました。
新たにしっかりとした防水層ができたことで
雨漏りが止まったことが確認でき、腐食した軒天の復旧も行いました。
その後も雨漏りせずに生活できているようでほっとしているとの声をいただけました。
雨漏りが発生してからですと大工工事と防水工事となってしまい工事代金がかさんでしまうので、定期的なメンテナンスを心がけ、出費を減らしていきたいものです。
私たち、
街の屋根やさんは屋根工事だけでなく、
お住まい全体のメンテナンスや点検、工事まで対応可能ですので、お困りごとがありましたらお気軽にご相談ください。

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