【お問い合わせのきっかけ】

ビフォーアフター

【点検】

　
屋根の点検時は丁度雨上がりであったため少々滑りやすい状況でした。屋根の北面には苔が多く発生しています。苔の発生は屋根の防水性能の低下を示す重要な指標です。塗膜がしっかりとしていれば苔は生えにくいものです。

　
屋根の状態から外壁も劣化の具合は同程度であるとの見込みから調査を行いますとやはり外壁の塗装もチョーキング（白亜化）を起こしておりました。サイディングの外壁の目地もひび割れが進み硬化してきています。

　
屋根の塗装工事の場合でもカバー工事の時でも可能な限り小屋裏点検を行っています。外部からだけでの判断は非常に危険です。K様邸は野地板もきれいで断熱材にも雨水痕は認められませんでした。

【足場架設と洗浄作業】

　
主に近隣への飛散対策と作業効率の目的で足場架設を行いました。屋根はカバー工事となりますが苔や汚れが付着したままカバーをしてしまうのも何か嫌な感じを受けてしまいますので高圧洗浄をおこなって汚れを一網打尽にします。

【屋根カバー工法、ルーフィング敷設】

　

工事に入ります。既存の棟板金と中にあります貫板の撤去から作業は始まります。出っ張っている場所を無くすイメージです。フラットな状態になったのちにルーフィング、すなわち防水紙の敷設を行います。

　
ルーフィングの敷設が終わったのちにケラバの部分と棟板金の付く部分に木材、この場合はインニッサンを屋根上の該当箇所に固定して行きます。ちなみにインニッサンとは一寸二分×一寸三分の断面寸法の木材のことをあらわしておりますが、実寸法は３０×４０ミリメートルです。

【屋根工事、屋根材敷設】

　
写真はケラバの部分を止めている様子です。棟廻りはステンレス製のビスを用いて施工を行っています。

　
残す部分は壁との取り合い部分や先ほどもご紹介いたしましたケラバ部分の収めです。あとからの清掃手間を考慮して地上とは別の靴を着用して屋根上を施工しています。

【外壁塗装工事、下処理】

　
既存の目地はコーキングが劣化により硬化しております。サイディング目地は全て打ちかえにて作業を行って参ります。劣化した既存目地コーキングを撤去した後に

　
コーキングとの密着をよくするプライマーを塗布いたします。もちろん余計な部分にコーキングが付着するのを防ぐマスキングをおこなっております。プライマーの塗布後に目地にコーキングを打ち込んでいきます。

【外壁塗装工事、養生】

　
外壁の下塗りを行う前にサッシなど外壁の塗装色で塗らないところ、塗ってはいけないところにマスカーと呼ばれる養生の部材を使用して覆ってしまいます。この手間を惜しむと後のタッチアップの際や清掃時に倍以上の労力を費やすこととなりますので手は抜きません。

【外壁塗装工事、下塗り】

　
洗浄、下処理、養生と終了し外壁塗装も下塗りに入ります。エポMシーラーを下塗りとして使用いたしました。

【外壁塗装工事、中・上塗り】

　
中・上塗りには関西ペイントの１液MシリコンHGという塗料を使用いたします。弱溶剤系の塗料です。ツヤの良さが特徴です。中塗りから上塗りと塗膜を重ねていきます。

　
上塗りが終わりイメージが出来上がってきました。細かい部分のダメ拾いの作業に移っていきます。

【完工前確認】

　
工事の際にできた細かい傷のタッチアップを専用のタッチアップ塗料を使用して行います。

　
塗装も細かく細かく確認を行い不合格な部分は再度塗り直しを行います。

【工事完了後】

　
全てのタッチアップ作業の完了後、お客様の了承を得てお引渡しとなります。屋根の緑と外壁の薄めの黄色がとてもよくマッチしています。樋や破風板の色も塗装を行ったことで外壁の色がより一層引き立っているようです。今回の工事は屋根カバー工事と外壁塗装工事を同じタイミングで行いました。何気無く見ている限りではなかなかお住まいの状況は把握しにくいものです。なにかお住まいのことで気になる部分が出てきたらそこがメンテナンスの時期に来ていますというお住まいからの合図だと考えてください。お住まいのことで困ったことが御座いましたらお気軽にお問い合わせください。点検、見積りは無料にて承らせていただいております。

　記事内に記載されている金額は2018年10月31日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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