豊島区巣鴨にて屋上からの雨漏りが発生、ウレタン塗膜防水にて解消
【お問い合わせのきっかけ】
担当:白井
豊島区巣鴨にお住まいのY様より、雨漏りに初めに気がついたのは、半年程前だったそうですが初めの頃はクロスにシミが少し出来たくらいだったのであまり気にせずに放置してしまっていたそうで、気がつくと症状がだんだんと悪化し直さなければ行けないと思い私達「街の屋根やさん」にお問い合わせを頂きました。 建物は3階建てで屋根は陸屋根になっています。雨漏りは、3階で発生しており天井から水が来ている事から屋上から水が回っていると思われます。。雨漏り箇所の真上には、排水ドレンや笠木と言った雨漏りリスクの高い部分があり、尚且この付近には防水層の浮きも見られました。状況を考えると、防水層と笠木からの雨漏りが疑われましたので防水工事のご提案をさせて頂き、工事のご依頼をいただきました。防水工事の際は、笠木を取り外しし立ち上がりの天場まで防水処理を行わせていただきます。
担当:白井
ビフォーアフター
現地調査
現地調査にお伺いさせていただきました。以前より雨漏りが発生しているとお問い合わせを頂きましたので、まずは雨漏りが発生している建物内部の様子を見させていただきました。雨漏りが発生していたのは、3階の部屋の角の部分から発生しており、雨漏りによって天井や壁のクロスが剥がれてしまっていたり、水が滞留する床面は傷みが激しく部分的に穴が開いてしまう程でした。
3階の室内に雨漏りしていたので、屋上に原因があると考え屋上の確認を行いました。雨漏りしている箇所の真上には、排水ドレンと笠木があり笠木部分はお客様が先日雨漏りの対策としてビニールで養生されていました。笠木もドレン周りも共に雨漏りしやすい場所になるのでこの2つが雨漏りに関わっていると考えられました。
屋上はウレタン塗膜防水が10数年前に施工されていますが、施工してから年数が経過していましたので防水表面の劣化が見られました。平場(床面)には、防水の破れや浮きの症状は見られませんでしたので表面の劣化はあるものの、現段階では防水の機能状の問題はありませんでした。雨漏りの原因があると思われる箇所付近では、防水層の裏に水が回ってしまい立ち上がりの防水層が指で触れると浮いているのでプニプニしています。
屋上の状態を確認し、排水ドレン、笠木部からの雨漏りの可能性が高いと思われました。しかし、部分的に補修を行っても雨漏りが確実に止まる保証は出来ませんので、確実な方法として屋上防水全体のメンテナンスのご提案をさせていただきました。防水工事の際には、笠木板金を取り外し立ち上がりの天場まで防水の施工を行います。
屋上防水工事
高圧洗浄を行います
高圧洗浄により、既存の防水に付着した汚れをキレイに洗い流します。汚れが残ったまま施工を進めてしまうと既存防水とプライマーも密着が悪くなってしまいます。防水を長持ちさせるためにも最初の洗浄はしっかりと行う必要があります。
立ち上がりの防水層撤去・下地処理
調査の際に、立ち上がりに浮きが多く見られたので新たに防水を施工する前に浮いてしまった防水層の撤去を行いました。既存防水に浮きがある場合は、撤去を行い施工することで新たな防水層をしっかりと下地に密着させることが出来ます。立ち上がりの防水層を撤去したら、樹脂モルタルで下地処理を行いました。
改修ドレン設置
こちらが、改修用ドレンになります。雨漏りの発生個所で多い部分でもある排水口をドレンで覆いかぶせてしまう事で排水口周りからの漏水をシャットアウトします。ジャバラ状になった管が直接配管に行くため漏水しない仕組みです。ドレン周りはメッシュテープを貼り付け端部補強を行ってから防水材を塗布したらドレン設置が完了となります。
プライマー塗布
プライマーの塗布を行います。プライマーは下地との密着性を高めてくれる役割がありますので床面、立ち上がり共に塗り残しが無いように気をつけながら丁寧に作業を進めていきます。
通気緩衝シートの設置
プライマー塗布後は、通気緩衝シートの設置を行います。こちらのシートを1層挟むことにより、既存下地と新規防水層を絶縁することが出来るので下地の影響を受けにくくなります。シートの継ぎ目には、メッシュテープを張り隙間が出来ないように処理を行います。立ち上がりは、密着工法になるのでシートの設置は床面だけになります。
脱気塔設置
通気シートに通気用の穴を空け、その上に脱気塔と呼ばれる筒を取り付けます。脱気塔の取り付けを行うことで、通気シート内に溜まった蒸気の出口になりますので防水層の膨れを防止することが出来ます。
防水材塗布(1層目)
今回使用する防水材は、ダイフレックスのDSカラー・ゼロという材料を使用し防水を行います。DSカラー・ゼロは特定化学物質を含まない防水材ですので、安心して使用出来る材料となっております。
防水材を塗布している様子になります。ローラーやヘラを使用し屋上全体に塗布していきます。防水材を塗布する際は、全体を均一に均していくことが大切です。
防水材塗布(2層目)
1層目の防水層の乾きを待たなければなりませんので、別日に2層目の塗布を行いました。防水は重ね塗りすることで厚みが付き耐久性のある防水に仕上がります。立ち上がり部分の防水は、密着工法になりますので平場で使用した材料よりも粘土の高い材料をしようします。床面、立ち上がり共に2層塗りを行いましたら再度乾燥させ仕上げの工程に移ります。
トップコート
2層目の防水材が乾いたら、トップコートの塗布を行い仕上げていきます。ウレタン塗膜防水は、耐久性に優れた防水ですが紫外線による表面の劣化は避けられません。ですので、トップコートを仕上げに塗ることで表面の保護を行う事で、防水を長く持たせる事が出来ます。
施工完了
全ての工程が終わり防水工事の作業が完了となりました。防水工事が完了してから雨が数日降りましたが雨漏りしてくる様子もなく、問題が解消されましたのでお客様に喜んで頂くことが出来ました。
私達「街の屋根やさん」では、新型コロナウイルスの感染対策を徹底して行い、お客様に安心してお問い合わせ頂ける環境を整えております。防水に限らず屋根に関するお悩みがありましたら安心してお問い合わせを頂きたいと思います。
記事内に記載されている金額は2021年10月05日時点での費用となります。
街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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