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ビフォーアフター

点検の様子～雨漏りしているセメント瓦屋根

　

　アパートの屋根はセメント瓦が使用されていました。

　お二階の一番端の部屋で雨漏りしているとのことです。
　セメント瓦は防水性を失ってから久しく、藻や苔はもちろんのことカビも発生していました。

　これだけ藻や苔、カビが発生してしまうと雨水の流れも阻害され乾燥しにくくもなりますから、雨漏りしやすくなるのも当然です😰

 

　

　セメント瓦を外して確認してみますと、防水紙が変色しており破れかけている部分もあります。
　これでは室内に雨漏りしてもおかしくありません。

　管理会社様によりますと、建て替えを含めて大規模な改修工事を考えているものの、ご入居者がいるのでなかなか難しいとのことでした。

　今回の雨漏りもできるだけ工期をかけずに直してほしいそうです。
　部分的に防水紙を交換し、これまでの瓦を葺き直す屋根葺き直しで雨漏りを直します！

 

施工の様子～防水紙の交換と部分的な屋根葺き直し

　

　まずは、セメント瓦を解体し、撤去していきます。

　防水紙を新しいものにした際、再度葺き直して使いますので丁寧に取り扱い保管します。
　ここまで築年数が経過しているセメント瓦ですと、強度も落ちています。

　廃盤製品ですので、割ってしまうと手に入らない可能性も高いので要注意です！

 

　

　雨水の浸入箇所となっている、ケラバ部分(勾配のある屋根の端の部分)のセメント瓦を撤去しました。

　古い防水の上に新しい防水紙を敷いていきます。
　改質アスファルトルーフィングですので、これまでの防水紙よりも耐用年数も長く雨漏りにも強い製品です😊

 

　

　セメント瓦はビス止めで固定していきます。

　ビス止めすることによって強固には固定できますが、防水紙に穴が開くことになります。
　改質アスファルトルーフィングはこうした釘穴やビス穴からの止水性も高いので、雨漏りすることはありません(#^^#)

　雨水の浸入口となりやすい、棟瓦と鬼瓦の間にシーリングも致しました。

 

竣工、防水紙の交換と部分的な屋根葺き直し

　これで部分的な屋根葺き直しは完成です。

　雨水の流れを阻害していた藻や苔、カビもできるだけ清掃しました！
　もう少し綺麗にすることも可能なのですが、やりすぎるとセメント瓦の塗膜ごと剥がれてきてしまい、傷めてしまうのでこのあたりが限界です。

　これで、次の大規模改修か建て替えまでは雨漏りとは無縁に過ごせるでしょう(^^)/

　記事内に記載されている金額は2023年12月12日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
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