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ビフォーアフター

匝瑳市栢田で車庫のスレート屋根補修工事

　

　今回調査を行ったのは車庫として使用されている大きな倉庫です！

　強風によって屋根材が飛散してしまったようですが、随分前から使用されているスレート屋根にはアスベスト(石綿)が含まれているため本来は強度の優れた屋根材です。
　この屋根材が破損してしまうというのは恐らく経年劣化が進んでいたと考えられますが、破損してしまったきっかけは自然災害ですので火災保険を利用して補修することが出来ます！

　

　火災保険のルールは破損した箇所のみです。

　つまり、経年劣化した箇所があったとしても決定的に破損し利用できない箇所の補修しか行えません。
　しかし、火災保険を利用するにあたって破損箇所の補修だけではなく、工事に必要な足場仮設や破損屋根材の撤去・処分費用も申請することが出来ます😊

　その為、この機会に全改修工事をご検討される方も非常に多いですのでお気軽にご相談ください(^^)/

　建物の内部から確認すると分かりますが、この状態で放置すると雨水が入りんでしまう事で内部に置かれているものも腐食させてしまいます。
　早めに補修を行わなければなりません！

　

　先ほど破損が確認できたのは軒先のカーブ部分ですが、ケラバと呼ばれる妻側の屋根材にも破損が確認できました。

　ケラバはスレート屋根材に限らず、瓦などでも強風の影響を受けやすく破損しやすい場所です。
　しかし、少しのズレ等しか見られない場合には発見が遅れ、気づかぬ間に雨漏りを起こしてしまう可能性があります(>_<)

　台風通過後等はしっかり全体点検を行っておきましょうね！

 

　屋根材と同時に破損してしまったのは雨樋です。
　雨樋は屋根の種類・傾斜(勾配)によってサイズも異なりますが、工場や倉庫と言った大規模な建物には大きな雨樋が使用されている事が多いです。

　今回も金具から見てかなり大きな雨樋が使用されていたことが分かりますので、しっかりサイズを確認してから交換を行っていく必要があります。
　雨樋の部分補修を行う場合は、既存の雨樋のメーカーや品番によって接続できない可能性があるのであらかじめチェックしておきましょうね(#^^#)

火災保険を利用して車庫の大波スレート・雨樋復旧工事

　

　補修箇所はスレートと雨樋ですが雨樋金具は軒先Rに取り付ける為、緊急性も高い屋根から補修工事を行っていきます。

　まずは、既存屋根材の下に新たな大波スレートを差し込み下地に向かってしっかり固定していきます。

　2004年以前は強度に優れたアスベスト(石綿)が含まれた屋根材が使用されていましたが、肺がんや悪性中皮腫といった健康被害へのリスクが非常に高い事が問題視されました(>_<)
　その為、現在はアスベスト(石綿)が含まれた建材は全面使用禁止となりました。

　

　アスベスト(石綿)が含まれた屋根材と含まれていない屋根材の違いは、その見た目・手触りです。
　アスベストは非常に細かな繊維状ですので、蜘蛛の巣の様に繊維が含まれており、劣化すれば顕著に表れます。

　対してアスベスト(石綿)が含まれていない屋根材は非常にツルツルとした表面ですので、見た目は一目瞭然だと思います。

 

　雨水は棟から軒先に向かって流れますので、屋根材の重なり部分から雨水が内部に入り込まないよう軒先の屋根材は最下部に差し込むように葺かなければなりません。
　この注意点を怠るとせっかく補修を行っても雨漏りを起こしてしまいますので、注意する必要があります！

　これは屋根材の施工に限らず、防水紙(ルーフィングシート)の施工方法にも同じ事が言えます。
　防水紙は特に施工後の状態を確認する事が出来ない為、施工中の写真を撮ってもらうなどしてしっかり確認を行いましょう。

　

　ケラバの破損したスレートも新規屋根材で覆うように取り付け、復旧工事完了です。

　続いて雨樋の復旧工事ですが、まずは軒先Rに金具をしっかり取り付けていきます！
　雨樋が大型になる分雨水を集める量も増える為、破損しないようしっかり固定していかなければなりません。

　前回は受け金具でしたが、今回は見た目もスタイリッシュで強度にも優れた吊り金具を使用しています😊

　

　今回使用した雨樋は、エスロンの大型雨樋V-200(S)です。

　超延伸シートと塩ビ樹脂の3層構造が低伸縮・高強度・耐熱性能にも関わらず高い耐久性・衝撃性を備えている為、破損しにくい仕上がりになっています。
　手ノコで簡単に加工できますので、軒先の長さに合わせて設置していきます。

工事を終えて

　既存屋根材とは色の差異がありますが、しっかり屋根葺き替え工事を行うことで雨漏りを防ぐ事が出来ました😊

　火災保険は、今後別の場所が強風や積雪、雹といった自然災害で破損してしまった場合も繰り返し使用することが出来ます。
　また、保険料が高くなるという事はありませんのでご安心ください！

　但し、破損してから3年以内での申請しかできません！
その為、異常に気付いた時点で屋根専門業者に問い合わせ、点検と必要に応じた復旧工事を行っていきましょうね(#^^#)

　街の屋根やさんは火災保険を利用した復旧工事の事例が数多くございますので、「これは自然災害が原因かな？」「火災保険の申請方法が分からない」という方はお気軽にご相談ください！

　記事内に記載されている金額は2023年12月12日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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