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【お問い合わせのきっかけ】
担当:白石
強風による飛来物で瓦が割れてしまったという大多喜町中野のお客様です。釉薬瓦の耐用年数は50年とも100年とも言われますが、割れやすいことと重いことが最大のネックですが、平場(屋根の面で普通の形状の瓦が葺かれているところ)であれば、割と簡単に交換できるという手軽さもあります。今回はこの瓦屋根の利点を生かして割れたしまった部分だけを交換しました。
担当:白石
施工前 |
施工後 |
街の屋根やさんでもドローンの導入をはじめました。これで3階以上の屋根や急勾配の屋根の様子をばっちり分かります。今回はドローンと目視で点検しました。建物の点検に使うことも考えられたものなので、写りはばっちりです。
ズームを使えばご覧の通り、棟の釘のちょっとした浮きもまで分かります。障害物があった場合、自動的にその場で静止しますから、とても安全なツールです。瓦が割れていた部分も撮影できました。
瓦が割れていたのは下屋(1階部分の屋根)で、のぼることが可能だったので目視でも確認を行いました。何が飛んできたかは不明ですが、これだけ大きく瓦が割れるということは固くて重たいものだったのでしょう。割れた瓦を新しいものへ交換して直します。
まずは割れた瓦を取り除いていきます。割れた瓦の欠片は尖っているので防水紙を傷付けてしまう恐れがあります。こちらもしっかり取り除きます。新しい瓦です。瓦の大きさはJIS規格で定められているので、同じ形状で同サイズのものを手に入れることも簡単です。
瓦は桟木と呼ばれる水平方向に設置された棒に上端を引っ掛けて設置します。完全に固定されているわけではないので取り外すのも簡単なのですが、地震でずれたりすることもあります。桟木にしっかりと上端が引っ掛かっていることを確認しながら作業を進めていきます。
割れた瓦と新しい瓦の交換が完了しました。新しい部分とこれまでの部分は分かりますが、それほど違和感はありませんね。このことからも釉薬瓦がほぼ色褪せないということが分かります。
瓦の差し替えが竣工しました。瓦は1枚が割れたり、ズレたりしてしまうと、その周辺の瓦も動きやすくなるので、ダメージを受けやすくなります。割れたり、外れたりした場合はすぐに直してあげましょう。建物に詳しい方ならDIYでも交換は可能ですが、屋根の上のことなので専門業者に頼んだ方がいいでしょう。
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