
足柄上郡大井町金子で大雨の影響で崩れてしまった棟瓦を取り直し工事
【お問い合わせのきっかけ】
担当:神子
「前夜の大雨の中、屋根で凄い音がした。夜は暗くて分からなかったが、朝になって見てみたら、屋根の頂点の瓦が崩れて何枚かなくなっている部分があった」という足柄上郡大井町金子のお客様です。瓦屋根ということから、これまでメンテナンスを全く行ってこなかったそうです。昨日の夜の雨は確かに大雨でしたが、それほど風はありませんでした。おそらく、以前から棟瓦にずれなどがあり、そこから雨水が内部に流れ込み、棟周辺の瓦を支えていた土台の葺き土が流出し、崩れてしまったのでしょう。棟瓦をを一度解体し、再度積み直す棟取り直しで直します。
担当:神子
ビフォーアフター



点検の様子~棟が崩れた瓦屋根
前夜の大雨で倒壊してしまったという瓦屋根です。漆喰などが割としっかりしているところをみると、頂上の冠瓦などに隙間ができており、そこから雨水が流れ込むことによって葺き土が流れ出し、瓦を支えきれず、崩れてしまったのでしょう。葺き土は瓦を支える土台の役目をしています。
熨斗瓦(のしかわら、長方形の平たい瓦)が落下している部分もあります。流れ出した葺き土が瓦を汚しています。葺き土が崩れている部分もあります。瓦が外れた際にその勢いで崩れたと推測できますが、その前に雨水もかなり入り込んでいたのでしょう。
施工の様子~棟取り直しで棟を再構築
棟を一度解体し、再度積み直す棟取り直しを行います。まずは棟瓦の撤去していきます。取り外した冠瓦(頂点のかまぼこ状の瓦)や熨斗瓦は再利用しますので、丁寧に積み重ねて保管します。
棟取り直しを行う場合、現在では葺き土を使わず、なんばん(南蛮漆喰)やシルガードで仕上げることが主流になっています。なんばんやシルガードはこれまでの漆喰を改良したものです。防水性も高く、水が浸入してきても崩れて流されることがないため、これまで以上に棟が強くなります。
隅棟の上端にはカットした瓦を使われています。カットした部分を塞いでいた漆喰も剥がれていたため、なんばんで塞ぎました。ここに隙間がありますと、雨水が流れ込み、隅棟を支えている葺き土を流してしまいます。
竣工、棟瓦の取り直し
瓦屋根の棟取り直しが竣工しました。瓦屋根の仕様にもよりますが、棟取り直しの際に熨斗瓦の積み上げ段数を少なくして、地震の際にもずれにくい強い棟にすることも可能です。積み上げ段数の高い方が格式が高く立派な屋根になるそうですが、低い方は地震に強くなるというメリットがあります。
記事内に記載されている金額は2020年08月25日時点での費用となります。
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工事を行なったお客様のご感想をご紹介いたします
工事前アンケート
- リフォームを検討したきっかけは何ですか?どんなことで悩まれていましたか?
- 築25年近くになるが、一度も外壁塗装、屋根メンテナンスをしていなかったのでさすがに手を入れる必要があると思いました。
- 弊社をどのように探しましたか?
- スマートフォンでネット情報を検索して。
- 弊社を知りすぐにお問合せ頂けましたか?もし悩まれたとしたらどんなことがご不安でしたか?
- ジョリパット壁なのでジョリパット壁専用塗料での塗装が必要という業者さんと、専用塗料にこだわらず耐候性の高い塗料で覆った方が長持ちするという業者さんがいて迷ったところ、街の外壁塗装やさんのHP記事を見てわかりやすかった
- 何が決め手となり弊社にお問い合わせ頂きましたか?
- 上記Q4のHP記事
- 実際に弊社担当者がお伺いしていかがでしたか?
- 知識・経験豊富な方で説明もわかりやすかった

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