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ビフォーアフター

昭島市中神町で棟板金交換工事

　

　調査にお伺いしたのは昭島市中神町、築20年近く経過している2階建て住宅です！

　屋根材はセメント系のスレート屋根材ですが、頂点は屋根材で保護出来ない為、棟板金や棟包みと呼ばれる板金が取り付けられております。

　普段は意識もしていないと思いますが、台風や突風が発生した際に飛散した・捲れあがった・落下した等多くのご相談を頂きます(>_<)

　というのも、新築時にはほとんどのお住まいが釘で固定されています。

　施工直後は問題ありませんが、徐々に風で板金が揺れたり釘が劣化することで、釘の抜けや浮きが目立つようになります！

　固定が緩んだ状態に負荷が掛かれば勢いよく外れてしまいますよね？この棟板金のトラブルは築10年以上経過しているお住まいに多く見られます。

　棟板金は屋根頂部に取り付けるため、貫板と呼ばれる木材を下地にして固定されています。

　板金でしっかり覆われているため劣化しにくいのですが、湿気や雨水の吹込みで少しずつ傷んでしまいます。

　そのため定期的なメンテナンスが必要だという事はしっかり頭に入れておきましょう！

　

　棟板金と貫板が外れてしまった箇所を見ると、貫板を固定していた釘が残っていること（赤い丸で囲っている部分）が分かります。

　この釘は屋根材も防水紙も突き破って棟木や隅木に固定されています。

　そのため、棟板金が飛散してしまったことで雨漏りが発生してしまったというお住まいも少なくありません(>_<)

　現状問題のないように見える棟板金の釘も浮き、ぐらぐらと動く状態になってしまっていました。

　このままでは屋根材も防水紙も傷んでしまいますので、早急に補修していきましょう！

　ちなみに今回も当てはまりますが風災等の自然災害が原因で棟板金が飛散してしまった場合、その現状回復に火災保険を使用することが出来ます。

　住宅ローンを組む際に火災保険の加入が義務付けられている金融機関も多いため、恐らく多くの方が入られているのではないでしょうか(・・?

　火災保険はそれぞれ加入条件等が異なりますので、いざという場合にスムーズに利用できるよう加入条件等を確認しておきましょう！

　

　スレート屋根材は非常に薄い屋根材ですので、台風によって他にも被害が発生していないかを確認しておきます。

　まず、ところどころに屋根材の欠けが見られましたが、割れてからしばらく時間が経過しているようです。

　この状態でも雨漏りに直結するようなことはありませんので、ご安心ください。

　また日当たりの悪い外壁との取り合い部分には苔が付着していました。

　一度塗装歴があるようですが、やはり悪条件の場所は塗膜の耐用年数に関わらず劣化が表れやすい傾向にあります(>_<)

　屋根全体に苔やカビの付着が見られる場合は、前回形成した塗膜が劣化している可能性が高いため、塗り替えを検討していきましょう。

　

　では早速棟板金交換工事を行います。

　足場仮設を行わずに補修出来るお住まいもございますので、施工費用に関して不安を感じている方はお気軽にご相談ください。

　まず、既存の棟板金を取り外します。板金が変形している場合であっても、通常は下地の貫板もあわせて補修を行います。

　既にある釘穴はシーリング材で塞いでから、新たな貫板を設置していきます。

　今回も通常通り木材を使用しましたが、木材の劣化が心配な場合はプラスチック樹脂製貫板のタフモックで施工することも出来ますのでご遠慮なくお申し付けください！

工事を終えて

　新たな棟板金で貫板を覆い、側面をビスで留めて工事は完了です。

　ビスは広い面で留めた方が良いと思われがちですが、真上から打ち込む【脳天打ち】は雨漏りのリスクを高めますので必ず側面から打ち込んでいきます。

　交換を行った棟板金だけ色が異なりますので、この機会に屋根塗装メンテナンスを検討されてもよいかもしれませんね。

　街の屋根やさんでは屋根補修はもちろん、屋根・外壁塗装や外構工事も承っておりますので気になることはお気軽にお問い合わせください。

　点検・お見積りは無料にて承っております(^O^)／

　記事内に記載されている金額は2023年11月21日時点での費用となります。
　街の屋根やさんでは無料でのお見積りを承っておりますので、現在の詳細な費用をお求めの際はお気軽にお問い合わせください。
　そのほかの料金プランはこちらからご確認いただけます。

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