コーキング処理

高圧洗浄の後、しっかり乾燥させてからコーキング作業に進みます。

まずマスキングテープを貼り、その内側にプライマーを塗布したうえで、コーキングを充填していきます。

ドイツ貼りのサイディングは斜めに取り付けられているため、下端の断面が見える形状です。

また、入隅のコーキングは真っ直ぐではなく、逆三角形のような形になります。

１階のタイルと２階のサイディングの間には幕板が設置されています。

幕板の上端の隙間から雨水が侵入しないよう、コーキングでしっかりと埋めます。

まずプライマーを塗布し、その後コーキングを充填して、コテで平らにならします。

パーフェクトトップを用いた外壁塗装工事

「バルコニー（笠木部分）」の塗装作業

こちらはバルコニーの笠木部分に設置された手すりです。

スレート材のような素材で出来ており、表面は劣化によって凹凸が生じています。

そのまま塗装すると塗膜の剥がれが早くなる可能性があるため、まずカチオンシーラーを塗って付着性を高め、その後ファインSiを2回塗布します。

ファインSiを2回塗布した後に、最終確認（塗り残し、塗りムラのチェック）を行います。

問題が無ければ、次の工程へ進んでいきます。

「サイディング外壁とその他箇所」の塗装作業

次に、サイディングの下塗り作業です。

ドイツ貼りの場合は下端の断面が見えるため、段ごとに丁寧に塗り重ねます。

既存の色が隠れるまで下塗りを行った後、中塗りに進みます。

下塗りの塗料が十分に硬化している事を確認してから中塗りを行い、下塗りの白色が見えなくなるまで丁寧に仕上げます。

中塗りの硬化を確認した後、仕上げの上塗りに進みます。

中塗りと上塗りは同じ塗料を使用しますが、硬化後の色と塗りたての色には差があるため、塗り残しの心配はありません。

今回使用したパーフェクトトップの色はND-280です。

付帯部も順次塗装を行い、破風板は2回塗りで仕上げます。

破風板や幕板の既存色はアイボリー系でしたが、今回の塗装ではより白に近いND-105を使用します。

霧除けや庇も従来はグレー系でしたが、外観全体を見た際に、1階のレンガタイル、2階のND-280、付帯部のND-105だけが見えるデザインに仕上げます。

ドイツ貼り窯業系サイディング外壁、及び付帯部の塗装がすべて完了しました。

もちろん、これで終わりではありません。

塗装作業が完了したら「塗り残し、塗りムラ」などの最終確認を必ず行っていきます。

問題が無ければ、塗装工事はすべて完工となります。

完工

今回の工事も無事に完工しました。

サイディングにはND-280を、付帯部全体にはND-105を使用したことで、以前よりも引き締まった印象に仕上がりました。

工事後の外観にお客様も満足してくださいました。

ドイツ貼り特有の横の影も、より際立って見えます。

この度は工事をお任せいただき、ありがとうございました。